台北市内へと向かうバスの中でツアーガイドの台湾人のオバちゃんが台湾についての説明を始めた。日本語が上手くて、たまに言う冗談が面白い。台北滞在が少ない人達が多いので観光スポットや社内での両替もしてくれた。両替については、1台湾ドルを3.5円でしてくれると言い、空港で両替したレートよりも良かったので1万円を両替してもらった。上ちゃんも同じく両替。これでお互い、3万円を両替した事になる。あとは、台北で人気の小龍包の店のチケットも購入してみた。鼎泰豊と言う名前の店でガイドブックでも見て知っていたが、このチケットは小龍包のコース料理となっており、並ばなくてもすぐに案内してくれると言う外人向けのチケットだった。この鼎泰豊は長蛇の列が出来るほど人気らしく、1時間も並ぶ事も多いらしい。時間がない自分達にはもってこいだった。渋滞が酷くて中々進まないが、オバちゃんに、今からホテルにチェックインをして、この鼎泰豊で食べる事が出来るか?と聞いてみたら、問題ないよ。と言われたので、早速行く事になった。オバちゃんはバスの中で「夜市に行く人が多いと思いますが、屋台の食べ物は腐った物もあるので最終日に食べて下さい。」と注意された。最終日に食べれば、日本に帰った時に下痢や嘔吐になって病院に行けるからだとの説明。台北にいる最中に食中毒になったら帰る事が出来なくなるからだ。帰れても、帰りのチケットは別日にしないといけないので再度買わなくてはいけないとの事。かなり不安になってきた。初日から夜市の屋台で食べようと思っていたのに残念だ。渋滞も解消されてきて、台北市内へと入った。ここで、小さいワゴンに乗り換える事になる。それぞれの人達が宿泊する場所が東西南北と離れているので、自分達は西側に行くワゴン車に乗せられた。市内をワゴン車の中から見ていると、看板のネオンが綺麗に見える。しかも日本語も良く見かけるにはビックリした。道路では飛ばす車やクラクションが全くなく、中国本土とは全然違う印象だった。早くホテルに着いてくれ!と願うばかりで夜は増々更けて行った。
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