主婦の憂鬱

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気持ちがしんどい時のワインはあかん。


更に涙もろくなる。


好きな平井堅の歌を聞く。

彼の声が、優しいことに気づく。

そうか、それで私は彼の歌が好きなのかもしれない。彼の優しい声。

初めて気づいた。

きっと私の求めているものなのだ。


まだ家族が起きている時間。

泣いてはいけない。


ヤバいと思って、他の曲をYouTubeで聞く。

ミスチル。

イントロ、いいねぇ・・すでにそこで切なくなって結局涙腺が緩む。


最近泣いてばかりだ。

鬱々とした気持ちとは裏腹に、恋がしたいと思うようになった。

夫に見放されてから、だいぶ経つ。

家では家政婦。

母。

妻と言う要素はない。

夫との会話もない。

必要最低限。


楽しく笑い合ったり、異性として意識したり、そんなパートナーがほしい。

４０過ぎのおばさんが何を言っているのだと言われるだろうか。


でも、私はさみしくて涙が止まらないのだ。

また夜寝るとき泣く病が再発した。

秋だからなのだろうか、いや、夫の無関心がだいぶ手伝っているように思う。

夫婦って何だろう？

と最近考えるようになった。

そうすると、「私たちは夫婦ではない」という結論に自分の中で落ち着く。

先月位から結婚指輪を外している。

なんてスッキリとするんだろう。

今朝は夢の中でも泣いて、夫に向かって自分の不満をぶちまけた夢。現実では出来ていない。どうせ受け止めてくれないし、更に打ちのめされるのが分かっているから・・

目が覚めても泣いていた。

体が重い。