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2016年01月18日

ブログ作り話 不倫の倫子ちゃんVol.41

関内駅で待っていたら、ほぼ時間通りに町田は現れた。

倫子は、心の中で合格って思った。遅刻する男は好きじゃない。

そして、2人並んで、中華街の方へと歩き出した。そして、なにげなく一番気になっていることを聞いてみた。

今日は、日曜日なのに出かけてきて誰にも文句は言われなかったのと聞いてみた。

町田は、1人暮らしだから文句言う人なんか誰もいませんよと答えた。

倫子は、ちょっとしらじらしく驚いた表情をしてみせ、でも、彼女はいるんじゃないのと聞いてみた。

そしたら、あははと笑い、振られましたと答えた。前の会社で行き詰まりを感じて転職しようと

思ってると伝えたら、他に好きな人が出来たと言って去ってしまったのだと。

そして、その後、すぐに結婚したらしいということ。後日、どうやら、二股をかけられていたらしく、

条件のいいほうと結婚したということを人づてに聞いた。

それを聞いた途端、未練も何もきれいさっぱりなくなったと教えてくれた。

倫子は、へえーーっと言いながら、聞いていた。そして、町田に同じことを質問された。

そんな同じ会社の人と不倫してたなんて言えるはずもない。私も、独身で1人暮らしです。

見ての通りのただのお局ですよと答えた。町田は、自分で自分のことを卑下してはダメですよ。

増してやお局なんて言っても思ってもダメです。気づかぬうちに自分でもそうふるまうし、

周りもそういう扱いをしていくようになる。いいことなんてありませんよと倫子に言った。

倫子は驚いた。今まで、そんなことを言う人はいなかった。親にも言われなかった。

なんか、とっても新鮮な気がした。幸せのはじまりのような気がしてきた。







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