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2019年06月26日

速く泳げるようになるために

多くのレース映像、スロー映像、水中映像を見て
一つの「答え」が出ました。

速く泳ぐためのコツ、それは、
プル動作の「鋭さ」とキック動作の「鋭さ」
です。

ただ単に、
「鋭さ」のみを優先させてはいけません。

泳ぐことに興味を示していただいた
成人ビギナースイマーさんは、「力まかせ」な
動きをしていることがほとんどです。

プルにもキックにの力が入っていて、
一瞬、素早い動きで手足が動くのですが…。
もがいているようになってしまいます。

すぐに息が上がる、体が沈む、進まない、
悪循環に陥ります。

これは、
お子様でも、現役社会人でも、高齢者でも
なぜか、同じようになってしまいます。


何度も、書かせてもらいますが、
「泳ぐこと=浮くこと+キック+プル+呼吸」
です。

「浮くこと」を忘れてしまってはいけません。
 浮いている状態で、手足を動かすことによって
「水泳として」進むのです。

そして、
正確なキック、正確なプル、正確な呼吸が
出来ているうえで、「鋭さ」を加えます。

どこで、どのように、「鋭さ」を加えるのか、
これも、
トップスイマーとビギナースイマーさんでは
違いがあります。


クロールの手の動きは、一般的に
「エントリー」  手先から突き刺すように入水
「キャッチ」   手の平で水を集めて捕まえる
「プル」    捕まえた水を後方へ移動させる
「プッシュ」 勢いをつけて、さらに後方へ押す
「フィニッシュ」 
     肘が伸びきった時に水から抜き上げる
「リカバリー」  
      空中で手の平を後方から前方へ戻す
に分かれますが、

ビギナースイマーさんは、「かき始め」に
「ちから」が入っていることが多いです。

ビギナースイマーさんは
「エントリー」直後から「キャッチ」にかけて
「ちから」を加えることが多くあります。
その結果、
「プル」「プッシュ」「フィニッシュ」まで
「ちから」を持続させることができないのです。
 前半に「ちから」が入り、
 後半に「ちから」が抜けている、状態です。
 その結果、泳ぎがだんだん小さくなり…。

では、トップスイマーは、
どのような「ちから」の加え方をしているのか、
ビギナースイマーさんの
「真逆」と言っていいでしょう。

「エントリー」「キャッチ」は
 正確に水を捕らえるために
「ちからを加えず」、

「プル」「プッシュ」「フィニッシュ」
 にかけて徐々に
「ちからを加え」効率よく水を押し出す。

このように「水中映像より」
見て取ることができました。

「ちからを加えること」つまり、
「鋭さを加えること」を 
 効率よく行うことによって、
 速く泳げるようことに
 つなげることができます。

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posted by swimminglecture at 12:43| 速く泳ぐ
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