吹奏楽おすすめ練習アイテム

この教則本は、ウォーミングアップを目的とした教則本です。以下、本書より引用します。

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吹奏楽を演奏するためには、管打楽器をただ鳴らすための技術ではなく、ウォームアップの技術や、表現するための技術が必要です。
そのために必要な練習を集めたのが、この『10分間ウォームアップ』です。

管打楽器を演奏するうえでいちばん大切な基本は、一人ひとりが良い音を出すこと。
そして、バンド全体が良い音を出すために必要なのは、サウンドのバランス作りです。
―――――――――――（引用終）―――――――――――――

ということで、この教則本は、ただ楽しく流行の曲を演奏するのを卒業して、「バンドとしてのサウンド作り」をしていきたい！と考えているバンドへオススメです。

先日、吹奏楽のための“新"基礎合奏入門を紹介させていただきましたが、10分間ウォームアップは各パートの譜例が中心に書かれていますので、基礎合奏入門よりもレベル的に易しくなっています。
私のバンドでは10分間ウォームアップから始めて、基礎合奏入門をするようになりました。（平日の短い練習時間の時には、10分間ウォームアップを使っています）

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一昔前までは、日本吹奏楽界において、「管楽器で必要なのは、『ロングトーン』と『スケール』だ！」と言われておりました。しかし、最近では、「この『リップスラー』が不可欠だ！」と言われております。

リップスラーというのは、言葉の通り、「バルブやスライドを使わずに、唇でするスラー」の事です。金管楽器においては、同じ指使いでも異なる音を出すことが出来ます。唇でどのように音を変えるのかと言えば、「シラブル」が重要になります。低音は「To」、高音は「Ta」というシラブルで、それぞれの音域にあうように即座にシラブルを変化させることが、「柔らかい唇」を作り、豊かな音色で自由にコントロールして吹くことに繋がります。

ウォームアップ�Tでは、14の譜例のリップスラーで、低音〜高音まで万遍なく行います。
ちなみに、2小節または4小節ごとに4拍間のブレスをいれて、十分たっぷりブレスすることをオススメします。


ここでは、基礎合奏に必要な練習を15の譜例でまとめています。バランス練習から始まり、5度音程、スケール、タンギングとアーティキュレーション、音程とピッチ、ペダルトーン、ハーモニー、ユニゾン、コラールです。
全て取り上げていると長くなりますので、ここで一つに絞って解説します。
バンドのサウンド作りにはどれも重要ですが、まず最初に重要なのは、「アーティキュレーション」です。
「サウンドを作りたいのに、なぜアーティキュレーション！？」って思うかもしれませんが、全体が綺麗に聞こえるようにするには、まずは個人がきちんと吹けるようにならなければいけません。
ピッチや和音やハーモニーの練習というのは、自分と他人がいて成り立ちますが、このアーティキュレーションは「自分」ができているかいないかになります。
なので、まずはアーティキュレーションを様々なスケールでやっていくことをオススメします。

教則本の中で[A]〜[H]の8パターンがありますので、できれば全てのパターンで練習して下さい。


さて、ここで最大の落とし穴があります。この教則本のタイトルは、「10分間ウォームアップ」ですが、
真面目に取り組んでいれば、まず、10分で終わることはありません（笑）
私が最初やり始めたときは、全て終わるのに60分以上掛かりました。最近の平日練習で飛ばし飛ばしでやっても、30分は掛かります。
それなりに金額もするので、10分程度の価値にするか、60分の価値にするかは貴方次第です。

よければこちらから購入をお願いします。（楽天）

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