2011年01月22日
A山
私が楽器に着手したのは4歳くらいの時です。キコキコとペダルを漕ぎながら演奏する鍵盤楽器。そう、オルガンです。ピアノすら弾けない私にはなんとも険しい道のりであった事を記憶しておる所存であります。なにより大変だったのが脚と手の動きの関連の無さ。あの温度差の分離は4歳のA山には過酷ではあるいまいかと今でも思う。調度その時に、優雅に水の上を進むアヒルが、実は水中で相当慌ただしく水かきを漕いでいると知りオルガンを弾くときにマネをしてみたところ「お、これはいいぞ」とゆう感覚を確かに得た。そして上半身と下半身の分離に見事成功したのだ。演奏のムラが減ったことにより音を聴く余裕が生まれオルガンがピアノとは違い柔らかい音色であると確認。あの分離の感覚と自分の出す音を聴く事と鍵盤を押さえたときのクニュって感じ音を鳴らす感じは、後にA山氏のドラミングに多大な影響を与えるのであった。続く