2021年12月16日
【まじかお前!?】シールドの与える影響と選び方!!
お疲れ様です!
ギターライフいかがお過ごしでしょうか??
初心者セットを買ってしばらく経って新しく道具を揃えたい方や道具の知識を深めたい方に向けて説明をしていきます!
今回はギターと「アンプ」「エフェクター」「チューナー」等をつなぐ為に必要な「シールド」について解説をします!!
1.シールドってそもそも何だっけ??
端的にシールドとは、機材(ギターやエフェクター等)どうしを繋げて電気を送る事を目的とした道具です。
イメージを簡単に説明すると、小学校の理科で豆電球と乾電池を繋げる時に使った「導線」を更に着脱しやすくしたものだと考えて貰えば分かりやすいと思います!!
(逆に分かりにくくなってたら申し訳ないです)
2.シールドの与える影響
さっそく本題になりますが、世の中には安価に購入できる物もあれば、安いギター1本分に相当する様な高額な物もあります。
では、高い物と安い物の差を「音」に注目して解説していきたいと思います。
●2-1.電気抵抗について
上の説明でも取り上げた様に、機器同士を繋げる為にシールドを使いますが、シールド内の導線を電気が流れる時に抵抗が発生します。
抵抗発生の原因は様々な物がありますが、一般的には導線の太さ、長さ、密度(線の多さ)等で変化していきます。
イメージとしては、AとB2つのタンクの間をホースが繋がれていてA→Bへ水が流れている図を想像して下さい。
<イメージ図>
AからBにホースで効率よく繋げるとしたら、出来るだけ太い(径が大きい)短いホースの方がいいですよね??
ここでいう「太さ」が導線の太さ、「長さ」はシールドの長さで、「水」が電気信号です!
「太い」と断面積の分だけいっぱい水が流れますよね? そして「長い」とBに届くまでに距離がかかって「水」の流れる勢いが下がりますよね?
シールドも一般的に、細くて長くなると電気信号が弱くなります。
●2-2音の劣化とノイズの関係について
さっそく本題に関係してきますが、まず、一般的にギターとアンプの間に機材を繋げれば繋げるほど音の「劣化」が発生します。ここで言う「劣化」とは電気信号が弱くなる事象です。電気信号が弱くなると、こもって聞き取りずらい音になります。(厚手のマスクをして話すイメージ)
つぎに、劣化した電気信号はノイズに対して弱くなります。症状として、何もしていないのに「ピー」や「ジー」といった余分な音が大きく出てきます。
●2-3音の劣化とノイズの仕組み
音が細くなる仕組みとして、電気信号は各音域の情報を含んでいます。また、各音域の強さ(出力)はギターの特性に依存して決まります。例として、「テレキャスター」は高音域が強く、低音域が弱い特徴があり、逆に「レスポール」は高音域が弱く、低音域が強い特徴があります。
今回、仮に「テレキャスター」の様な高音域が強いギターがあったとして、ギターから出力される電気信号の特徴が、高音10・中音6・低音2とすると、合計出力が18になります。シールドを通ってアンプに入力さる電気信号が仮に半分になる(弱くなる)とした場合、高音5・中音3・低音1の合計出力が9になります。
ここで、低音の1(小さい)信号は、弱すぎて人間が聞こえない又は、聞こえにくい様になります。そうなると、音が小さくなった様に感じたり、出音の音域が狭くなり、音に迫力を感じなくなります。(高音しか聞こえないとか)
まさしくこれが、音が劣化すると現れる症状です!
また、入力される電気の強さに合わせてアンプ側で音を大きくした場合(音が小さく感じるなら大きくすればいい)、出したくない余分な音(ノイズ)も比例して大きくなるので、よりノイズが乗る様になります。
つまり、伝達効率が良くないシールドを使うと、ギターで良い音が出ていたとしても、アンプから鳴る音がノイズだらけの良くない音になってしまうよ!と言うことです。
3.シールドの選び方
上に書いた事を踏まえて、どの様に選べばいいのか解説していきます!
3-1.長さ
シールドには使用用途に応じて長さが数十センチ〜10m前後まであります。
次に一般的に使われるシーンですが、エフェクター同士の配線に数十センチを使います。
自宅使用でアンプからギターまでの配線では3〜5mを選ぶ人が多いです。自宅のアンプ設置場所からギターを弾く場所までの距離+1mぐらいあるといいと思います!!
最後にライブ等で使用する場合は5〜10mがおすすめです。ギターからエフェクトボードを経由する人は5mを選ぶ人が多く、ギターからアンプに繋げる人は10m前後を選ぶ事が多いです。
大体アンプはステージの比較的奥側に配置されていて、エフェクトボードは比較的前の方に配置する事が多いので、長さが変わります。また、ライブ中活発に動く人は長めの物を選ぶと動ける範囲が増えるのでおすすめです!!
3-2.シールド接続プラグの形状
シールドの両端には金属のプラグがついています。このプラグをアンプやエフェクターのジャック(接続穴)に繋げて使います。このプラグには「ストレート」と「L字」の2種類があります。
差し込み口の位置や結線する場所に応じて選びましょう!
特に決まっていない人は片側が「ストレート」、もう片側が「L字」の物を買うといいと思います!!
3-3.値段
皆さん気になる値段についてですが、基本的に長さに比例して高くなります。勿論、材料やブランドによる単価(円 / m)の差もありまが…
大体 3,000円 / 5m ぐらいが一般的でこれより高いと高級品の部類と考えて貰って差し支えないと思います。
購入予算目安は3,000円×本数で考えて貰えば大丈夫です!!
詳細はこちら
4.有名ブランドについて
値段の次に気になる「ブランド」ですが、あまり気にしなくても大丈夫だと個人的には思います!
ただ、一般的に人気なブランドやプロも愛用している有名ブランドも勿論ありますので、今回はこちらを紹介したいと思います!!
●CUSTOM AUDIO JAPAN(カスタム オーディオ ジャパン)
CUSTOM AUDIO JAPANはプロのミュージシャン達からも高い信頼を得ているブランドです。
割と硬い線で、変な巻癖がつかない所が個人的に気に入っています!
また、耐久性が高く、オールマイティに使える事でも有名なのでおすすめのブランドです!
<5.0m>
Custom Audio Japan カスタムオーディオジャパン II-5M / I to I / 5m 《シールド》 価格:4,158円 |
●MONSTER CABLE(モンスター ケーブル)
MONSTER CABLEは、1979年にNoel Lee氏により設立された世界有数のハイエンド・ケーブルブランドです。その積極的なマーケティングの展開から、高品位ケーブルの一大ムーブメントを起こし、オーディオ市場に大きな影響を与えました。ヘッドホン、イヤホン部門では、斬新でオシャレなデザインが評判を呼び、Appleと提携することにより若年層にも浸透。昨今では電源モジュールまで生産を手掛け、米国量販店で流通しています。
伝導性が高い事で有名で、MONSTER CABLEに変えたら「音が大きくなった」「少し歪(ひず)むようになった。(本来、伝えられない微弱なノイズも伝える事ができるから?)」等の都市伝説が多い事でも有名なブランドだと個人的には思います。それぐらいの知名度と性能を有しています。その分高いですけどね
<3.6m>
Monster Cable MONSTER BASS Series M BASS-12A ベース(LS/3.6m)《シールド》 価格:4,851円 |
●CANARE(カナレ)
カナレは、放送用ケーブル・コネクタ・光伝送機器から、レクチャー卓、AVコンセント、端子盤まで幅広く開発する、伝送機器やその周辺機器を主に扱うメーカーです。1974年の設立以来、信頼性の高い高品質な製品を開発し、市場に供給しつづけています。館内配線や映像、放送用ケーブル、マルチケーブルやマルチボックスなど、現場で培われた品質と性能は確かなものであり、まさに日本のトップブランドの一つです。
こちらも人気の老舗ブランドでユーザー数も多く、ライブハウスやスタジオ等に置いてある事が多いです。
<6.0m>
CANARE カナレ GS-6 ギターケーブル(ギターシールド) 【長さ】6.0m【前側プラグ】スイッチクラフトL型TSフォン銀【後側プラグ】TSフォン銀【本数】1本 価格:3,000円 |
5.まとめ
いかがでしたでしょうか??
意外な情報や知らなかった知識の補填がでいたら幸いです
シールドは機器を繋ぐ道具で目立った性能や見た目をしていないので軽視されがちですが、信号をロスやノイズを少なく伝える重要なアイテムであるという事だけでも理解して貰えたら大丈夫です!!
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