2021年11月15日
これで大丈夫!「チューナー」のアレコレ!
チューニングはギター初心者の第一歩と言っても過言ではない重要な作業です。
ただ、世の中には様々なタイプのチューナがあり、値段もピンキリです。
時代の進歩と共に無料アプリやコンボアンプ、マルチエフェクターに搭載されている事も珍しくありませんね!
今回、チューニング(調律)を行う為の道具「チューナー」について説明していきます!!
1.「E A D G B E」が分かりますか??
すごく挑発的なタイトルになってしまいましたが、これが何を意味するか分かる人は読み飛ばしてもらって大丈夫です!
さて、タイトルにある「E A D G B E」ですが、6弦→1弦の順にチューニングする音程を示しています。
ちなみにこれはレギュラーチューニングと呼ばれ、他の派生チューニングの基礎となります!
次にアルファベットの意味について説明します。
音階の「ドレミファソラシ」に対応しているのが「CDEFGAB」となります。つまり「E A D G B E」のチューニングは「ミラレソシミ」にそれぞれ対応しています。
まずはこのレギュラーチューニングを覚えてチューニングしてみましょう!!
2.チューナーの種類について
さて本題のチューナーの種類についてですが、今回は大雑把に「クリップ式チューナー」「マイク式チューナー」「電流検知式チューナー」の3つに分けて説明します。
名称は正式ではないですが、仕組み別で分けました。厳密に言えばこの中でも複数の機能を搭載しているハイブリットタイプや機能を絞った廉価製品などでは今から説明する通りじゃない事もありますが、基本の仕組みは一緒なので参考にしてもらえればと思います!!
2-1.クリップ式チューナー
画像のギターヘッドについている「E」を表示しているものが「クリップ式チューナー」です。
使い方としてギターヘッド部分をチューナー本体のクリップで挟んで使います。
仕組みは、弦を弾いた衝撃でヘッド部が振動し、その振動具合で音程を検出するハイテクな仕組みになっています
また、ヘッド部に付けるだけで使えるので付けっぱなしで演奏する事が出来、曲と曲の間や間奏中にチューニングを確認する事が出来ます!!
その他のメリットとして、小型なのでとても軽く、持ち運びが簡単です!
また、電池駆動なので電源の供給を考えなくていいのでどこでも使え、電池さえ交換すれば即使う事が出来ます!
これだけのメリットがありながら価格1,000円前後で手に入れる事ができます。2,000円も払えばかなりいい物が手に入ります。
反対にデメリットですが、「電流検知式チューナー」ほど精度が良くないです。また、小さいが故に無くしやすいです。
レギュラーチューニングは問題ありませんが、1音下げ以下の低音チューニングになると精度は低くなります。(振動の細かな違いが判定しにくい??)
このように大きなデメリットも特に無いので、一つ持っていても良いと個人的には思います!!
2-2.マイク式チューナー
文字通りマイクで音を拾って音程を調整するチューナーです。
アコギ(アコースティックギター)のピックアップ(ピエゾ等)を搭載していないギターで良く用いられるチューナーです!(最近はクリップ式チューナーの方が一般的かも?)
技術の進歩と共に非常に安価で手に入ります。最近(ここ10年)では電流検知式チューナーにおまけ機能として搭載されています。
仕組みとして、収音するマイクと音を解析する集積回路(CPUとかマイコンとか)があれば成立するので、最近では無料スマホアプリで手に入れる事ができます。
つまり、タダで手に入るのでコスパは最強です
勿論デメリットもあります。
音で音程を判別しているので静かな環境でチューニングする必要があります。
また、音の発生場所とマイクとの位置関係にも左右されます。その為、音程の性格性に難があります。
使用する為にチューナーを起動させ、環境を整えて初めてチューニングできる性質上、気軽にチューニングする事が難しいです
2-3.電流検知式チューナー
※名前は分かりやすい様に付けていますが、一般的じゃないです。申し訳ない。。。
ギターとチューナーをシールドで繋ぎ、ギターから流れる電流を検知してチューニングを行います。
一般的にエフェクトボード(エフェクターを収納するケース)に組み込んである事が多いです。
一番のメリットは今回紹介したチューナーの中で一番精度が高い事です。また、エフェクターボードに収納する事を想定しているのでチューナー自体が大きく、視認性が非常に高いです。
エフェクター規格の独立した筐体にはINPUTとOUTPUTが標準搭載していてエフェクトボードに無理なく組み込む事ができます。(要するにチューナーの次に他のエフェクターやアンプを繋げる事ができると言う意味)
エフェクター型だと一度組み込んでしまえばスイッチ一つでお手軽にチューナーを起動する事ができます。
これらのメリット面からプロミュージシャンの大半がこのチューナーを愛用しています。
デメリットは値段の高さ、大きさ、重さです。
メリットで説明したように大きく視認性が高い反面、上で説明したチューナーよりも重くなります。
値段についてもより構造が複雑かつ材料費がかかるので、高くなる傾向があります。
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3.まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は「チューナー」の種類と代表的な特徴に着目して説明してみました!
今現在のギター業界では電子部品の技術向上に伴って安く、より高精度な商品が日々開発されています。
各社独自性を追求した商品も次々に発表されてきています。
上で紹介した物のハイブリット型や亜種もたくさんあります。
実際に手に取って見てみてはいかがでしょうか??
個人的にはチューナーは精度と視認性が重要だと考えています。
幸いな事にチューナーは故障し辛く、ワイルド(乱雑)に使う道具でもないので、予算があまり用意出来ない人は中古でも問題ないと思います。(素人が適当に買っても失敗は少ないと思います。)
これで少しでも「チューナー」について知識をつけてもらえると幸いです!!
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