2018年12月10日
貝木泥舟(物語シリーズ)
『物語シリーズの詐欺師』
『独特すぎるシニカルテンポ』
・葬式の帰りのような喪服のごとき漆黒のスーツに色の濃い黒ネクタイを締めた、とても不吉な、壮年の男。
・性格は清々しいほどの守銭奴。彼の行動原理は基本的に金であり、金にならないことはしないし、金を得るためなら手段も努力も惜しまない。
「人は真実を知りたがる、あるいは自分の知っているものを真実だと思いたがる。つまり、
真実が何かなど、二の次なのだ、何が真実で何が嘘なのか気を付けながら、つまりは常に疑いながら心に鬼を飼いながら読むことをお勧めする。もっとも、その時点で、俺の罠にはまっているのかもしれないと付け加えておくことを忘れる俺でもないが」
「真実かどうかは保証しないが、クオリティーは保証する。最後に読者全員がざまぁーみろと思えるような結末があの二人に訪れればいいと、心の底から俺は思う。俺に心があればだが、俺なんて奴がいればだが、それでは面白おかしく最後の物語を始めよう!なんて、もちろんこれも嘘かもしれないぜぇ」
「とか、俺に関して『かもしれない』を追及すれば、きりがない鴨しれない」
『お前は最近の若者にしては礼儀正しいな。それに、気遣いのできる男だおもしろい』
『はっきり言おう、お前たちの思い込みに俺を付き合わせるな。』
『さて自問自答だ。』
『信じるな、疑え。』
『お前のことはお前しか知らないんだから!!だから、お前のことはお前しか大切に出来ないんだぜ。そして、お前の夢もお前しか叶えられないんだぜ。』
「見ず知らずの人間に対しその警戒はひどく正しい。」
「深い問いに対し浅い答えを返すことになる。それはもちろん金のためだ。」
87「か、かね?」
「世の中というのは金が全てだからな。」
「若いなあ。けしてうらやましいとは思わないが。」
「今回お前が学ぶ教訓は、正義で解決しないことがないよう、金で解決しないことはないということだ。」
「1、知りたいか。2.教えてやる。3.金をはらえ。」(貝木三段活用)
「専門家とはいえ、専門の幅は非常に狭い」
「うん。だめだ。いくら考えてもこの仕事を受ける理由が見当たらない。なんの得もないどころか受けることが俺の損にしかならない。」
「ありゃあ、甘やかされすぎていて、甘えすぎていて、他人が自分に対して嘘をついたりすることを基本的に想定していない。人を信じれない代わりに人を疑う必要もない。そういう環境で育っている。」
「わかった手を引こう。」
当然手を引くわけがないく、俺はその足で神社へと向かった。
「お前は善行を積むことで心を満たし、俺は悪行を積むことで貯金通帳を満たす。そこにどれほどの違いがある?」
「この世は金がすべてだ。俺は金のためなら死ねる」
「よせ、話し合おう」
「阿良々木。お前も中々どうして隅に置けんではないか。俺も悪だがお前も悪だな。
こんな素晴らしい真夏の晴天の下、そんな金髪のロリ少女を我が物顔で連れ回しているとはな」
「知りたいか。教えてやる。金を払え」
「もっとも俺にとってはした金などという金はないのだがな。一円に笑う者は一円に泣くとは、実は俺が考えた言葉だ」
「阿良々木よ。俺も先ほどその言葉を口にしたが−−お前に対して偶然会ったのも何かの縁だと言いはしたが、
しかしその、いわゆる一般的な意味での偶然って奴は、これがなかなかどうして曲者でな−−大抵の場合、偶然というのは何らかの悪意から生じるものだ」
「たかが神様を騙すのに自信なんかいらん。俺に騙せない相手はいない」
「それに――神様では、なれないものだ」
「ああ。お前ならきっとなれるさ。騙されたと思って、チャレンジしてみな」
「生きてりゃそのうち、いいことあるんじゃねえのかよ?」
『独特すぎるシニカルテンポ』
価格:1,404円 |
・葬式の帰りのような喪服のごとき漆黒のスーツに色の濃い黒ネクタイを締めた、とても不吉な、壮年の男。
・性格は清々しいほどの守銭奴。彼の行動原理は基本的に金であり、金にならないことはしないし、金を得るためなら手段も努力も惜しまない。
「人は真実を知りたがる、あるいは自分の知っているものを真実だと思いたがる。つまり、
真実が何かなど、二の次なのだ、何が真実で何が嘘なのか気を付けながら、つまりは常に疑いながら心に鬼を飼いながら読むことをお勧めする。もっとも、その時点で、俺の罠にはまっているのかもしれないと付け加えておくことを忘れる俺でもないが」
「真実かどうかは保証しないが、クオリティーは保証する。最後に読者全員がざまぁーみろと思えるような結末があの二人に訪れればいいと、心の底から俺は思う。俺に心があればだが、俺なんて奴がいればだが、それでは面白おかしく最後の物語を始めよう!なんて、もちろんこれも嘘かもしれないぜぇ」
「とか、俺に関して『かもしれない』を追及すれば、きりがない鴨しれない」
『お前は最近の若者にしては礼儀正しいな。それに、気遣いのできる男だおもしろい』
『はっきり言おう、お前たちの思い込みに俺を付き合わせるな。』
『さて自問自答だ。』
『信じるな、疑え。』
『お前のことはお前しか知らないんだから!!だから、お前のことはお前しか大切に出来ないんだぜ。そして、お前の夢もお前しか叶えられないんだぜ。』
「見ず知らずの人間に対しその警戒はひどく正しい。」
「深い問いに対し浅い答えを返すことになる。それはもちろん金のためだ。」
87「か、かね?」
「世の中というのは金が全てだからな。」
「若いなあ。けしてうらやましいとは思わないが。」
「今回お前が学ぶ教訓は、正義で解決しないことがないよう、金で解決しないことはないということだ。」
「1、知りたいか。2.教えてやる。3.金をはらえ。」(貝木三段活用)
「専門家とはいえ、専門の幅は非常に狭い」
「うん。だめだ。いくら考えてもこの仕事を受ける理由が見当たらない。なんの得もないどころか受けることが俺の損にしかならない。」
「ありゃあ、甘やかされすぎていて、甘えすぎていて、他人が自分に対して嘘をついたりすることを基本的に想定していない。人を信じれない代わりに人を疑う必要もない。そういう環境で育っている。」
「わかった手を引こう。」
当然手を引くわけがないく、俺はその足で神社へと向かった。
「お前は善行を積むことで心を満たし、俺は悪行を積むことで貯金通帳を満たす。そこにどれほどの違いがある?」
「この世は金がすべてだ。俺は金のためなら死ねる」
「よせ、話し合おう」
「阿良々木。お前も中々どうして隅に置けんではないか。俺も悪だがお前も悪だな。
こんな素晴らしい真夏の晴天の下、そんな金髪のロリ少女を我が物顔で連れ回しているとはな」
「知りたいか。教えてやる。金を払え」
「もっとも俺にとってはした金などという金はないのだがな。一円に笑う者は一円に泣くとは、実は俺が考えた言葉だ」
「阿良々木よ。俺も先ほどその言葉を口にしたが−−お前に対して偶然会ったのも何かの縁だと言いはしたが、
しかしその、いわゆる一般的な意味での偶然って奴は、これがなかなかどうして曲者でな−−大抵の場合、偶然というのは何らかの悪意から生じるものだ」
「たかが神様を騙すのに自信なんかいらん。俺に騙せない相手はいない」
「それに――神様では、なれないものだ」
「ああ。お前ならきっとなれるさ。騙されたと思って、チャレンジしてみな」
「生きてりゃそのうち、いいことあるんじゃねえのかよ?」
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