3.11を思うと地震は甘く見てはいけないという教訓を得たわけです。地震が来た時のために備えは必要です。どんな備えをすればよいのか?どんな行動をとればいいのかを事前に準備しておくのがいいですね。
地震に対する備え
1:身の安全への備え
【家具などの転倒、落下、移動防止】
・転倒防止金具などで家具類を固定する。
二重重ねの家具などは上下を平型金具などで固定する。柱や壁に固定するときはL字金具ともくねじで家具の上部を固定する。
・サイドボード,食器棚、窓などのガラスが飛散しないようにしておく。
ガラスに飛散防止のフィルムを貼る。
・棚などの高いところに危険なもの、硬い物、重い物は乗せて置かない。
・本棚、茶箪笥などは、重い物を下に収納するようにしておく。
・食器棚のグラスや皿が飛び出さないようにしておく。
開き戸棚などは、掛け金などで扉が開かないようにする。
2:非常用品の備え
【非常持ち出し品】
・両手が使えるようにしておくために、非常用品は背中に背負うリュックサックにあらかじめ入れておく。このリュックサックは目の付きやすいところに置いておきましょう。
[リュックサックに入れておく物]
飲料水・携帯ラジオ・衣類・履物・食料品・ライター・貴重品・懐中電灯・救急セット・筆記用具・雨具・防寒・ティッシュ・持病のある方は飲んでいる薬など
3:初動対応の備え
【非常備蓄品】
地震後の生活を支えるもの。1人3日分程度(食料品など)
懐中電灯・ろうそく[転倒しないもの]・簡易ガスコンロ・固形燃料・飲料水(1人1日3ℓが目安)
【防災準備品】
地震直後の火災や家屋倒壊に備える
消火器・三角消火バケツ・風呂の水を溜めておく・斧・大バール・スコップ・ハンマー・防水シート・のこぎりなど
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4:確かな行動の備え
【事前に家族と話し合っておくこと】
・地震の起きた時に、火の始末、ガスの元栓などの分担を決めておく。
・地震時、外出していた時の避難場所と安否確認の方法を決めておく。
・避難経路の確認。
・近所の人との連携をとっておく。
・自分の住む地域の災害マップの確認
【防災知識を身に付ける】
・あらゆる情報機関で、防災の知識を収集しておこう。
・消防署などが行う講演会などに参加しておこう。
・大きな地震の後には、地震が起きやすいことを頭に入れておこう。
日本は地震大国
世界で起きているマグニチュード6以上の地震の2割が日本周辺で起きています。日本列島の下には活断層が約2000あると推定されています。しかも、4つものプレートが集まる地点に日本列島があるわけです。過去にも大きな地震はいくつも起きていますが、地震は同じ場所で起きる確率が高いと云われています。
地震が起きることで2次災害も想定しておかなければいけません。揺れた後に起こる災害には、火災、建物の倒壊、津波があります。これらは甚大な被害を生みます。大正時代に起きた関東大震災の犠牲者の多くは火災によって命を落としています。
また、阪神大震災は家屋や建物などの倒壊が人の命を奪いました。そして東日本大震災では津波による大きな被害が出ましたね。地震は揺れるだけではなく、このような2次災害が被害を大きくすることがあるのです。
備えあれば憂いなしという言葉があります。備えをしていることで、被害を最小限に食い止めることが出来るのです。
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