思春期ニキビ
思春期になるとホルモンの影響で皮脂が多く分泌するようになります。その皮脂の分泌が多いため、その皮脂を栄養分としてそのるニキビ菌（アクネ桿菌）が増えていきます。このニキビ菌が皮脂を脂肪酸に変えていきます。この脂肪酸の刺激によって毛穴がふさがってしまい、そのせいで皮脂が毛穴に詰まってしまうのです。毛穴がふさがっているのに、皮脂はどんどん作られていきますよね。これがニキビの原因になります。
大人ニキビ
大人ニキビができる原因はいくつかあります。一つは「乾燥」です。肌が乾燥するとバリア機能が低下します。古い角質がスムーズに剥がれ落ちずに分厚くなり毛穴を塞いでしまいます。そのせいでニキビができてしまうことがあります。もう一つは不規則な生活や疲労からもニキビができやすくなります。不規則な生活や疲労はホルモンバランスを崩します。その影響で、肌の生まれ変わりのリズムが崩れてしまい、ニキビができやすい状態になってしまうのです。
気になるニキビ痕
ニキビが出来ても治って元の肌になるならまだしも、ニキビ痕が残るのが問題ですよね。ニキビ痕は、ニキビによる炎症を繰り返すことで痕が残ってしまうと言われています。ニキビが出来るとニキビ菌を攻撃するために白血球が活発になります。その攻撃により、組織が破壊されてしまいコラーゲンが減少することで皮膚にへこみが出来てしまうのです。
このコラーゲンを修復するために過剰なコラーゲンが産出されることでケロイドのようなコラーゲンの塊が出来てしまうこともあります。また、炎症が繰り返し起こることで、日焼けの原理と同じことが起こります。炎症により、メラニン色素が増えてニキビ跡が茶色くなって残ってしまうのです。
ニキビ痕が赤くなる
ニキビ跡が赤く残ってしまう時があります。この赤みは皮膚の下の血管が透けて見える状態なのです。炎症の度合いが強かった場合、毛細血管が増えてしまいます。そのためにニキビの跡が赤みを帯びてしまうのです。また、その毛細血管が炎症により傷ついている場合、毛細血管から赤血球が漏れ出して赤紫色のニキビ痕が残ることもあります。
ニキビ痕がクレーター状になる
ニキビによる炎症が繰り返し起こると、皮膚組織が壊されコラーゲンが減少して皮膚が凹んでしまいます。また、炎症で皮膚が下にある組織に引っ張られることで皮膚の表面が凸凹のような状態になります。その状態が悪化すると皮膚の真皮層まで破壊されてしまい、クレーターのようになってしまうのです。
ニキビ痕がケロイドになる
ニキビの炎症を繰り返すことでコラーゲンが減ってしまいます。それを修復しようと過剰なコラーゲンが生成されでき物のような状態になってしまうことがあります。特にフェイスラインから顎の周辺にかけては、深いニキビができやすく、このようなケロイドみたいになってしまうことがあります。
ニキビ痕が茶色くなる
ニキビの炎症によってメラニン色素が過剰に反応することで、日焼けと同じ原理が働き色素沈着を起こすことがあります。ニキビのできている肌はターンオーバーが乱れているので、メラニンがそのまま残ってしまいやすく色素沈着を起こしニキビ痕が茶色くなってしまうのです。
ニキビは治る？
・ニキビの根本の原因は毛穴のつまりです。詰まらないようにするためには正しい洗顔が必要です。きつくこすったりせずに優しく表皮の汚れを落としましょう。ニキビ専用の薬用せっけんなどを使うとよいでしょう。
・規則正しい生活をして、ストレスなどを溜めないようにしましょう。暴飲暴食などにも気を付けましょう。ホルモンのバランスを整えることで、皮膚のターンオーバーがちゃんと働きニキビ痕も薄くなっていきます。
・皮膚科などの専門医に相談して、適切な治療をしましょう。
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