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2014年08月20日

太陽光で電動飛行機 青梅の会社、実用開発へ

太陽光で電動飛行機 青梅の会社、実用開発へ

 青梅市の小型飛行機設計製作会社「オリンポス」が、太陽光発電装置を搭載した電動飛行機「ソーラープレーン」の開発を進めている。実験機を使って技術を磨き、実用可能な機体の開発を目指す。

 同社は四戸しのへ哲社長(53)を含め、従業員3人の小さな会社だが、第1次世界大戦時の戦闘機の複製機や、宮崎駿監督のアニメ「風の谷のナウシカ」で主人公の少女が乗った「メーヴェ」を模した実際に飛ぶことのできる飛行機などの製作に携わった実績がある。四戸社長は「大手企業以外でも、小型飛行機は設計製作できる」と胸を張る。

 ソーラープレーンは、スイスや米国の民間団体などが開発を進める最先端分野。四戸社長も化石燃料の入手が難しいアフリカやアジアの辺地で交通手段となる小型機の開発を目標に掲げる。

 同社は現在、1人乗り実験機「SP―1」を使い、太陽光発電を使った電動飛行機の開発に取り組んでいる。機体は全長約8・7メートル、全幅約16・8メートル、重さ約86キロ・グラムで、尾翼の働きをする翼が先端にある「先翼式」のグライダーを改造した。翼にはフィルム型太陽光発電装置を貼って、最大出力2・2キロ・ワットのモーターでプロペラを回す。同市の住宅地にある工場では、今秋の実験飛行に向け、改良作業が進む。

 機体は元々、四戸社長と育英工業高等専門学校(現・サレジオ工業高等専門学校、町田市)の学生が、2004年に琵琶湖で開かれた「鳥人間コンテスト」に出場するために開発した。以来、四戸社長の元には「飛行機作りを学びたい」という同校の学生が訪れ、SP―1の開発作業にも参加している。

 四戸社長は日大理工学部航空宇宙工学科出身で、同大では国産旅客機「YS11」の開発に携わった故木村秀政名誉教授に師事した。1985年、飛行機の設計製作を仕事にしたいと考え、木村氏を顧問に迎えて起業。会社名「オリンポス」は火星にある太陽系最大の山から命名した。起業当初はソフトウェア開発やイベント運営などの様々な事業で食いつなぎ、約10年前から飛行機を専門に扱い始めた。

 四戸社長は「欧米では、グライダーや小型飛行機を設計製作する中小企業は多い。飛行機は大手企業しか手掛けない日本の状況を変えていきたい」と夢を広げる。
(抜粋)
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