2009年11月21日
出るか国内最速記録 福岡国際マラソン
第63回福岡国際マラソン選手権大会(日本陸上競技連盟、朝日新聞社、テレビ朝日、九州朝日放送主催)の招待選手が19日、発表された。国内からは尾方剛(中国電力)、佐藤智之(旭化成)、メクボ・モグス(アイデム)の3人。海外は昨年覇者のツェガエ・ケベデ(エチオピア)ら7人が顔をそろえた。10年アジア大会(中国)代表選考の最初のレースで、12月6日に平和台陸上競技場発着で開催される。
好記録が出そうだ。昨年の優勝タイム2時間6分10秒は国内で出た最速。そのケベデは今年4月のロンドンを2時間5分20秒で走り、8月の世界選手権で3位と勢いがある。ペースメーカーも、今冬に初マラソンを控える三津谷祐(トヨタ自動車九州)らスピードのあるランナーが務める。日本陸連長距離・ロード特別対策委員会の木内敏夫委員長代行は「条件次第だが大会記録を当然破ってくると期待する」。
国内勢は初マラソンのモグスに注目だ。箱根駅伝2区の区間記録を持つ社会人1年目。高校時代はケニア人留学生として同い年のサムエル・ワンジル(ザバス)としのぎを削った。今や五輪覇者となったワンジルの初マラソン初優勝(07年福岡)を意識する。
日本人の2人は全力を出し切りたい。昨大会は出場を取りやめ、その後の東京も途中棄権と調子を落としている尾方は、復帰に向けた第一歩。昨年の福岡など2時間9分台が3回の佐藤は、旭化成のエースとして記録向上に挑む。
【15秒バージョン】
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