2024年11月18日
兵庫県知事選にみるSNSの役割 〜時事〜
こんにちは!
EVE Sunです。
今日朝一で、全く気にしていませんでしたが、信じられないニュースが入ってきました。あの兵庫県知事が当選したというのです。聞いた瞬間にX(旧ツイッター)でつぶやいてしまいましたが、兵庫県民の見識を疑っています。
本来政治家は、有権者の希望、要望、そして時には夢を実現する具現者です。その役割を果たす者として、あの兵庫県知事がいいと県民は言っています。
ガンダムUCのフルフロンタルは、自分を民衆の器だと自分を定義しています。その器は何でもいいのでしょうか?
この話、衆議院選の選挙結果でも感じましたが、原因は何なのでしょうか?テレビのインタビューでは、テレビを始めとするマスメディアが信じることができず、SNSの有権者の生の声を聞いて判断したという人の話をちらほらと聞きました。今後は、SNSの社会的役割はどんどん大きくなっていくのかもしれません。
[テレビを始めとするマスメディアの情報の正確性]
以前、テレビを始めとするマスメディアという媒体の報道についてブログで書いたことがあります。その中で、テレビを始めとするマスメディアは、嘘と言えるような情報は流していないが、情報量としては少ないにも関わらず、その時点における力の強い人の都合のいい情報、または自分達の利益となる、事実を中心に流しているという話をしています。その印象は現在も変わっていませんし、今でも続けていると思っています。今回の選挙の結果と、インタビューされている人の意見を聞いていると、その印象は、私だけではなく、もしかして、多くの人が持っている感覚なのかもしれません。
[SNSの情報の正確性]
では、SNSの情報は正しいのでしょうか?私は、間違った情報の中に正しい情報があると思っています。特に口コミサイトは、情報の裏付けもなく、正しいと言える情報はありません。
マーケティングをするときには、より価値ある情報源を重要視しろといいます。その価値ある情報って何だと思います。それは、顧客情報です。いわゆる口コミです。もしかして、その重要性を知っている、多くの県民の肌感覚が、今回の兵庫県知事選の結果として表れたのかもしれません。
[あとがき]
今回の兵庫県知事選を分析すると、テレビを始めとするマスメディアへの不信感とSNS戦略で兵庫県知事が他者を圧倒したことにより、勝利を収めたという結論になりました。
兵庫県知事が今まで知事としてしてきたことの中に犯罪があったかどうかは不明です。。それは、警察または検察が判断すべき内容です。ただ、兵庫県知事がしたことによって、死人が出たという事実は目を背けることはできません。そんな人間が、県民の器となっていいのでしょうか?
そんな印象を朝一で感じさせた今朝のニュースでした。
では、また!
追伸。
X(旧ツイッター)での、兵庫県知事選のつぶやきは削除させて頂きました。
2024年09月11日
自民党総裁選の憂鬱 〜時事〜
こんにちは!
EVE Sunです。
自民党総裁選が毎日ニュースを賑わせています。その内容を聞いて、ちょっと、何か違和感を感じませんでしょうか?それは、まるで、ニュースから聞こえてくるその内容は、野党の総裁選のようなのです。
[選挙公約]
どの立候補者で、どの政策なのか言いませんが、2、30年前からしたほうがいいと言われている政策を、唐突に、総裁になったあかつきには実現すると言っている人たちがいます。その内容は、このブログでもしたほうがいいとしてきたものなのですが、いまだ実現していません。その政策を選挙当選後1年以内に実現すると発言している人たちがいますが、じゃ、今までの2、30年はいったい何だったのでしょうか?失われた20、30年と言われ続け、その政策をもっと早く実現すれば、ここまで経済が落ち込むことはなかったかもしれないのに、今更です。
以上のことを問い詰めたとき、実現できなかったのは、自分が総裁でなかったからと反論されるような気がします。しかし、それは言い訳です。政権与党で、推薦人20人以上の人を集めることができる力のある人たちです。だったら、今まで議題にすることは可能だったはずなのに、残響さえ聞こえてきません。
[政治資金規制法]
今回、2024年9月30日に任期を迎え退陣する、岸田首相は、次期の首相には立候補しないといっています。その理由は、政治資金規正法違反が自民党で多数見つかったのが理由らしいのですが、どんな事件だったのでしょうか?Copilotに聞いてみましょう!
最近の自民党における政治資金規正法違反事件は、特に二階派と安倍派の政治資金パーティーに関連しています。この事件では、パーティー券の販売ノルマを超過した分の収入が派閥の収支報告書に記載されず、「裏金」として扱われていた疑いがあります。
具体的には、派閥がパーティー券の販売ノルマを設定し、超過分の収入を議員側に還流させていたが、その収入が適切に報告されていなかったとされています。これにより、政治資金の透明性が損なわれ、法的な問題が浮上しました。
この問題を受けて、岸田首相は政治資金規正法の改正を含む政治改革を進める意向を表明しています。また、与野党からも規正法の改正を求める声が上がっており、今後の動向に注目が集まっています。
この事件を理解するためには、政治資金規正法について知らないと、何が悪かったのか判断は難しいようです。それでは、政治資金規正法とはどんな法律なのか、引き続きCopilotに聞いてみましょう。
政治資金規正法は、政治家や政治団体が取り扱う政治資金の透明性と公正性を確保するための法律です。この法律の主な目的は、政治活動が国民の監視と批判の下で行われるようにし、民主政治の健全な発展に寄与することです。
具体的には、以下のような規定があります:
❶収支報告書の提出
政治団体や公職の候補者は、毎年、収入と支出の詳細を記載した収支報告書を提出する義務があります。
❷寄付の制限
特定の企業や団体からの寄付には制限があり、違法な寄付を受け取らないようにする義務があります。
❸収支の公開
提出された収支報告書は公開され、誰でも閲覧できるようになっています。
❹適正な会計処理
収入や支出の記録を正確に行い、虚偽の記載をしないようにする義務があります。
これらの規定により、政治資金の透明性と信頼性が確保されることを目指しています。
以上から考察すると、収支報告することをせず、収支を公開することもなく、他人からいただいたお金を使い込んだということらしいというのが分かりました。使い込んだという表現はちょっときついと思われるかもしれませんが、本来報告し公開すべきものを黙って使うというのは、やはり、使い込んだという表現が適切だと思われます。しかも、この事件後、きちんとした収支の報告もありませんし、その収支について公開したという話も聞かないので、仕方なないでしょう?
[政治家の品格]
以前、政治家に求められるものの、ランキングを調べたところ、誠実さが1位でした。そのランキングなのですが、変わったのでしょうか?引き続きCopilotに聞いてみました。
1位:誠実さ - 公正で信頼できること。
2位:政策実現力 - 実際に政策を立案し、実行する能力。
3位:リーダーシップ - チームをまとめ、方向性を示す力。
4位:コミュニケーション能力 - 効果的に意見を伝え、他者と協力する力。
5位:責任感 - 自分の行動や決定に対する責任を持つこと。
6位:問題解決能力 - 複雑な問題に対処し、解決策を見つける力。
7位:倫理観 - 高い道徳基準を持ち、倫理的に行動すること。
8位:国際感覚 - 国際的な視野を持ち、他国との関係を理解する力。
求められているものは、以前とあまり変わっていないようです。以上から、政策以前に現在総裁選をしている人たちに政治家としての資質があるのかどうか非常に疑問です。全員が全員、違反をしたわけではないとは思うのですが、自民党の多くの人がそういうことをしていたという事実は見過ごすことは難しいようです。
政治家とは、一般の人とは別次元のものを求められているということは忘れてはいけないのかもしれません。
[あとがき]
現在の総裁選が、野党の総裁選のように感じるのは、自民党が既に野党化しているからなのかもしれません。いろいろ難しい中、どんな未来になるのか見通すのが本当に難しい時代になりました。ただ、希望としては、バラ色であってほしいと思うのは、みな同じだと思うのですが・・・。
では、また!!!
■自民党と世界平和統一家庭連合 〜時事〜
https://fanblogs.jp/socialsystem/archive/21/0
EVE Sunです。
自民党総裁選が毎日ニュースを賑わせています。その内容を聞いて、ちょっと、何か違和感を感じませんでしょうか?それは、まるで、ニュースから聞こえてくるその内容は、野党の総裁選のようなのです。
[選挙公約]
どの立候補者で、どの政策なのか言いませんが、2、30年前からしたほうがいいと言われている政策を、唐突に、総裁になったあかつきには実現すると言っている人たちがいます。その内容は、このブログでもしたほうがいいとしてきたものなのですが、いまだ実現していません。その政策を選挙当選後1年以内に実現すると発言している人たちがいますが、じゃ、今までの2、30年はいったい何だったのでしょうか?失われた20、30年と言われ続け、その政策をもっと早く実現すれば、ここまで経済が落ち込むことはなかったかもしれないのに、今更です。
以上のことを問い詰めたとき、実現できなかったのは、自分が総裁でなかったからと反論されるような気がします。しかし、それは言い訳です。政権与党で、推薦人20人以上の人を集めることができる力のある人たちです。だったら、今まで議題にすることは可能だったはずなのに、残響さえ聞こえてきません。
[政治資金規制法]
今回、2024年9月30日に任期を迎え退陣する、岸田首相は、次期の首相には立候補しないといっています。その理由は、政治資金規正法違反が自民党で多数見つかったのが理由らしいのですが、どんな事件だったのでしょうか?Copilotに聞いてみましょう!
最近の自民党における政治資金規正法違反事件は、特に二階派と安倍派の政治資金パーティーに関連しています。この事件では、パーティー券の販売ノルマを超過した分の収入が派閥の収支報告書に記載されず、「裏金」として扱われていた疑いがあります。
具体的には、派閥がパーティー券の販売ノルマを設定し、超過分の収入を議員側に還流させていたが、その収入が適切に報告されていなかったとされています。これにより、政治資金の透明性が損なわれ、法的な問題が浮上しました。
この問題を受けて、岸田首相は政治資金規正法の改正を含む政治改革を進める意向を表明しています。また、与野党からも規正法の改正を求める声が上がっており、今後の動向に注目が集まっています。
この事件を理解するためには、政治資金規正法について知らないと、何が悪かったのか判断は難しいようです。それでは、政治資金規正法とはどんな法律なのか、引き続きCopilotに聞いてみましょう。
政治資金規正法は、政治家や政治団体が取り扱う政治資金の透明性と公正性を確保するための法律です。この法律の主な目的は、政治活動が国民の監視と批判の下で行われるようにし、民主政治の健全な発展に寄与することです。
具体的には、以下のような規定があります:
❶収支報告書の提出
政治団体や公職の候補者は、毎年、収入と支出の詳細を記載した収支報告書を提出する義務があります。
❷寄付の制限
特定の企業や団体からの寄付には制限があり、違法な寄付を受け取らないようにする義務があります。
❸収支の公開
提出された収支報告書は公開され、誰でも閲覧できるようになっています。
❹適正な会計処理
収入や支出の記録を正確に行い、虚偽の記載をしないようにする義務があります。
これらの規定により、政治資金の透明性と信頼性が確保されることを目指しています。
以上から考察すると、収支報告することをせず、収支を公開することもなく、他人からいただいたお金を使い込んだということらしいというのが分かりました。使い込んだという表現はちょっときついと思われるかもしれませんが、本来報告し公開すべきものを黙って使うというのは、やはり、使い込んだという表現が適切だと思われます。しかも、この事件後、きちんとした収支の報告もありませんし、その収支について公開したという話も聞かないので、仕方なないでしょう?
[政治家の品格]
以前、政治家に求められるものの、ランキングを調べたところ、誠実さが1位でした。そのランキングなのですが、変わったのでしょうか?引き続きCopilotに聞いてみました。
1位:誠実さ - 公正で信頼できること。
2位:政策実現力 - 実際に政策を立案し、実行する能力。
3位:リーダーシップ - チームをまとめ、方向性を示す力。
4位:コミュニケーション能力 - 効果的に意見を伝え、他者と協力する力。
5位:責任感 - 自分の行動や決定に対する責任を持つこと。
6位:問題解決能力 - 複雑な問題に対処し、解決策を見つける力。
7位:倫理観 - 高い道徳基準を持ち、倫理的に行動すること。
8位:国際感覚 - 国際的な視野を持ち、他国との関係を理解する力。
求められているものは、以前とあまり変わっていないようです。以上から、政策以前に現在総裁選をしている人たちに政治家としての資質があるのかどうか非常に疑問です。全員が全員、違反をしたわけではないとは思うのですが、自民党の多くの人がそういうことをしていたという事実は見過ごすことは難しいようです。
政治家とは、一般の人とは別次元のものを求められているということは忘れてはいけないのかもしれません。
[あとがき]
現在の総裁選が、野党の総裁選のように感じるのは、自民党が既に野党化しているからなのかもしれません。いろいろ難しい中、どんな未来になるのか見通すのが本当に難しい時代になりました。ただ、希望としては、バラ色であってほしいと思うのは、みな同じだと思うのですが・・・。
では、また!!!
■自民党と世界平和統一家庭連合 〜時事〜
https://fanblogs.jp/socialsystem/archive/21/0
2023年08月29日
2023年8月25日 ジャクソンホール会議を受けてのパウエル講演
こんにちは!
EVE2です。
ジャクソンホール会議がありました。つい最近、経済学の重鎮ジョセフ・ステグリッツ氏が来日し、現在のインフレへの対応を批判していたことから、政策に変更がないか注目をしましたが、前回の講演と変更はなかったようです。
それでは、FRBのホームページから「ジャクソンホールのパウエル講演」が提供されていましたので、気になったところだけ抜粋しましたのでその内容を確認していきましょう。
[2023年8月25日 ジャクソンホールのパウエル講演和訳抜粋]
〜前文省略〜
❶さらなる進歩を促進する可能性が高い要因を理解するには、コア PCE インフレの 3 つの広範な構成要素、つまり商品のインフレ、住宅サービスのインフレ、および非住宅サービスと呼ばれることもあるその他すべてのサービスのインフレを個別に検討することが有益です (図 2 )。
〜中略〜
❷最後のカテゴリーである非住宅サービスは、コア PCE 指数の半分以上を占め、ヘルスケア、食品サービス、交通、宿泊施設などの幅広いサービスが含まれます。このセクターの 12 か月のインフレ率は上昇以来横ばいに推移しています。しかし、過去 3 か月と 6 か月にわたって測定されたインフレ率は低下しているが、これは心強いことである。非住宅サービスのインフレがこれまでのところ小幅に低下している理由の1つは、これらのサービスの多くが世界的なサプライチェーンのボトルネックの影響をあまり受けておらず、一般に住宅や耐久財などの他のセクターに比べて金利の影響を受けにくいと考えられていることにある。これらのサービスの生産も比較的労働集約的であり、労働市場は依然として逼迫しています。このセクターの規模を考慮すると、価格の安定を回復するには、ここでのさらなる進展が不可欠となるでしょう。
〜中略〜
❸見通しに目を向けると、パンデミック関連の歪みがさらに緩和されることで引き続きインフレにある程度の下押し圧力がかかるはずだが、制限的な金融政策がますます重要な役割を果たす可能性が高い。インフレ率を持続的に2%に戻すには、一定期間の経済成長がトレンドを下回る期間が必要となるほか、労働市場の状況がある程度軟化することが予想される。
〜中略〜
❹このリバランスにより賃金圧力は緩和された。賃金の伸びは、さまざまな指標において、徐々にではあるものの鈍化し続けています。名目賃金の伸びは最終的には2%のインフレと一致する速度まで減速する必要があるが、家計にとって重要なのは実質賃金の伸びである。名目賃金の伸びが鈍化しているにもかかわらず、インフレ率の低下に伴い実質賃金の伸びは増加している。
〜中略〜
❺こうした従来の政策不確実性の原因に加えて、このサイクルに特有の需要と供給の混乱は、インフレや労働市場の動態への影響を通じてさらに複雑さを引き起こしています。例えば、これまでのところ、失業率は増加することなく、求人数は大幅に減少しています。これは非常に歓迎すべきことですが、歴史的には異例の結果であり、労働力に対する大規模な過剰需要を反映していると思われます。さらに、インフレがここ数十年に比べて労働市場の逼迫に敏感になっているという証拠もある。このような変化する力学は持続する場合と持続しない場合があり、この不確実性は機敏な政策立案の必要性を強調しています。
〜以下省略〜
■Inflation: Progress and the Path Ahead(FRB) 訳Google
https://www.federalreserve.gov/newsevents/speech/powell20230825a.htm
出典元:
❶商品のインフレ、住宅サービスのインフレ、および非住宅サービスと呼ばれることもあるその他すべてのサービスのインフレを個別に検討することが有益だとし、商品インフレでは、自動車を例に出し、物価は安定してきたことを強調しています。
❷非住宅とは、多分住宅以外の全てだと思うのですが、それについては、ここ数カ月下方に向けて横ばいで落ち着いてきていると見ていると思われます。しかも、今回の金利上昇の影響をほとんど受けることがないと考えているようです。そのため、経済学の重鎮ジョセフ・ステグリッツ氏のいうように、金利を下げるまでは考えていないと言っているように感じました。但し、状況は良くなってきていますが、非住宅がコアPCE指数の半分以上を占めているため、引き続き下げることを期待しています。
❸❹❺労働市場は現在も逼迫しており、その逼迫は、インフレに寄与しているととらえることができます。その主因として、労働市場は落ち着いてきてはいるものの、その落ち着きは、物価の下落に追いついてはおらず、実質賃金の上昇を招いています。その実質賃金の上昇は、消費へと向かい、インフレを下落から上昇に向かわせる可能性があることを指摘しています。
ジャクソンホール講演の内容をChatGPTにまとめてもらいましたので、紹介します。
❶インフレの現状と目標
FRBの仕事は2%のインフレ目標を達成すること。過去1年で政策を強化し、インフレは低下傾向だがまだ高い。
❷インフレの進展と要因
パンデミックと需要・供給の歪みによる高インフレ。供給・需要の調整により抑制。価格の低下が進行中。
❸コア PCE インフレ
食料・エネルギーを除くインフレも高水準。持続的進展を確認するには時間が必要。
❹住宅セクター
金利に影響される。金融政策の効果で住宅価格低下。家賃も低下。
❺非住宅サービス
インフレ率の低下傾向。サプライチェーン影響少なく、金利の影響も限定的。
❻経済成長
金融政策の引き締めにより成長が鈍化。しかし、予想よりも経済は強調。
❼労働市場
労働力供給改善。求人数は減少傾向。賃金圧力緩和。実質賃金は増加。
❽今後の方針
2%インフレ目標維持。金融政策の影響評価複雑。政策の不確実性とリスク管理が重要。
❾結論
データと見通しに基づいて進捗状況評価。物価安定が重要。労働市場状況の持続的改善のためには物価安定が不可欠。
[2023年8月25日 ジャクソンホールのパウエル講演和訳の考察]
AD-AS曲線で考えた場合、引き続き、AS曲線が右にシフトする可能性があるため、監視が必要で、必要に応じて再度の利上げを考えているということらしいです。
AD曲線は、金利に影響されることなく、安定しているが、いっそうの左へのシフトが望ましいと思っているらしい?
[過去のジャクソンホール会議の講演からの考察]
去年の、2022年8月27日の講演の時と比べるとかなり、中身が薄いという印象を持ちました。
去年のジャクソンホール会議では、意訳すると以下のようなことを言っています。
労働者の需要が供給を大幅に上回っており、それにより生じる高インフレの重荷は、それを負担する能力が最も低い人々に最も重くのしかかる。そのため、FRBは、グリーンスパン元FRB議長の言葉を借りれば、物価水準の予想される変化が十分に小さく緩やかで、企業や家計の財務上の意思決定に重大な影響を与えないぐらい物価を安定させる。そのために、FRBは、「やり遂げるまでやり続けなければならない」といった発言がありました。
興味深いのは、この講演で引用された1979年の大インフレの最中のポール・ボルカー元議長の発言です。
「インフレはそれ自体を餌にしている。だから、より安定した、より生産的な経済への回帰の仕事の一部は、インフレ期待の支配を解くことでなければならない」。
ようは、インフレを望んでいる人たちもおり、それを早期に収束しないと持続的に高インフレの状態が続くということらしいです。実は、高インフレの時代があったらしいですね・・・。私は知りませんが・・・?
以上の原文も、ChatGPTに意訳をお願いしました。
ジャクソンホール会議では、経済変化や不確実性について幅広いテーマ議論。FOMCは2%目標のインフレ率引き下げ重要。価格安定は経済基盤、特に労働市場に影響。高インフレは弱者への負担大。回復には時間かかるが需要と供給バランス改善へ努力。金利上昇、成長鈍化、労働市場緩和はインフレ低下と痛みを招く。米国経済は高成長から減速。労働市場は好調だが需要過多でバランス崩れ。インフレ率高いが7月の低下は短期的。インフレ2%に戻すため引き締め続く。金融政策は慎重で将来の見通し次第で変更。インフレ回復には制限的政策必要。過去からの学びで中央銀行の役割重要。将来のインフレ期待も影響大。高いインフレ期待は安定困難。インフレコントロールは持続的な努力。引き続きインフレ対策進行中。
まっ、ChatGPTの方が全文を網羅しているようです。時間がない人は以上を参考とし、時間がある方は、下記に原文のURLを記載しておきますので、ご参照ください。
[あとがき]
印象としては、かなり安定してきており、念のために金利引き上げという手段をFRBは保持しており、状況に応じて迷うことなく実行すると言っているようです。
この講演の内容を受けて、今週月曜日からは、アメリカ、日本の市場とも株価は上昇しています。なんとなく、納得しますね?
では、また!
■Inflation: Progress and the Path Ahead
https://www.federalreserve.gov/newsevents/speech/powell20230825a.htm
■ジャクソンホールのパウエル講演和訳全文(マネリテ)
https://manelite.jp/jh/
EVE2です。
ジャクソンホール会議がありました。つい最近、経済学の重鎮ジョセフ・ステグリッツ氏が来日し、現在のインフレへの対応を批判していたことから、政策に変更がないか注目をしましたが、前回の講演と変更はなかったようです。
それでは、FRBのホームページから「ジャクソンホールのパウエル講演」が提供されていましたので、気になったところだけ抜粋しましたのでその内容を確認していきましょう。
[2023年8月25日 ジャクソンホールのパウエル講演和訳抜粋]
〜前文省略〜
❶さらなる進歩を促進する可能性が高い要因を理解するには、コア PCE インフレの 3 つの広範な構成要素、つまり商品のインフレ、住宅サービスのインフレ、および非住宅サービスと呼ばれることもあるその他すべてのサービスのインフレを個別に検討することが有益です (図 2 )。
〜中略〜
❷最後のカテゴリーである非住宅サービスは、コア PCE 指数の半分以上を占め、ヘルスケア、食品サービス、交通、宿泊施設などの幅広いサービスが含まれます。このセクターの 12 か月のインフレ率は上昇以来横ばいに推移しています。しかし、過去 3 か月と 6 か月にわたって測定されたインフレ率は低下しているが、これは心強いことである。非住宅サービスのインフレがこれまでのところ小幅に低下している理由の1つは、これらのサービスの多くが世界的なサプライチェーンのボトルネックの影響をあまり受けておらず、一般に住宅や耐久財などの他のセクターに比べて金利の影響を受けにくいと考えられていることにある。これらのサービスの生産も比較的労働集約的であり、労働市場は依然として逼迫しています。このセクターの規模を考慮すると、価格の安定を回復するには、ここでのさらなる進展が不可欠となるでしょう。
〜中略〜
❸見通しに目を向けると、パンデミック関連の歪みがさらに緩和されることで引き続きインフレにある程度の下押し圧力がかかるはずだが、制限的な金融政策がますます重要な役割を果たす可能性が高い。インフレ率を持続的に2%に戻すには、一定期間の経済成長がトレンドを下回る期間が必要となるほか、労働市場の状況がある程度軟化することが予想される。
〜中略〜
❹このリバランスにより賃金圧力は緩和された。賃金の伸びは、さまざまな指標において、徐々にではあるものの鈍化し続けています。名目賃金の伸びは最終的には2%のインフレと一致する速度まで減速する必要があるが、家計にとって重要なのは実質賃金の伸びである。名目賃金の伸びが鈍化しているにもかかわらず、インフレ率の低下に伴い実質賃金の伸びは増加している。
〜中略〜
❺こうした従来の政策不確実性の原因に加えて、このサイクルに特有の需要と供給の混乱は、インフレや労働市場の動態への影響を通じてさらに複雑さを引き起こしています。例えば、これまでのところ、失業率は増加することなく、求人数は大幅に減少しています。これは非常に歓迎すべきことですが、歴史的には異例の結果であり、労働力に対する大規模な過剰需要を反映していると思われます。さらに、インフレがここ数十年に比べて労働市場の逼迫に敏感になっているという証拠もある。このような変化する力学は持続する場合と持続しない場合があり、この不確実性は機敏な政策立案の必要性を強調しています。
〜以下省略〜
■Inflation: Progress and the Path Ahead(FRB) 訳Google
https://www.federalreserve.gov/newsevents/speech/powell20230825a.htm
出典元:
❶商品のインフレ、住宅サービスのインフレ、および非住宅サービスと呼ばれることもあるその他すべてのサービスのインフレを個別に検討することが有益だとし、商品インフレでは、自動車を例に出し、物価は安定してきたことを強調しています。
❷非住宅とは、多分住宅以外の全てだと思うのですが、それについては、ここ数カ月下方に向けて横ばいで落ち着いてきていると見ていると思われます。しかも、今回の金利上昇の影響をほとんど受けることがないと考えているようです。そのため、経済学の重鎮ジョセフ・ステグリッツ氏のいうように、金利を下げるまでは考えていないと言っているように感じました。但し、状況は良くなってきていますが、非住宅がコアPCE指数の半分以上を占めているため、引き続き下げることを期待しています。
❸❹❺労働市場は現在も逼迫しており、その逼迫は、インフレに寄与しているととらえることができます。その主因として、労働市場は落ち着いてきてはいるものの、その落ち着きは、物価の下落に追いついてはおらず、実質賃金の上昇を招いています。その実質賃金の上昇は、消費へと向かい、インフレを下落から上昇に向かわせる可能性があることを指摘しています。
ジャクソンホール講演の内容をChatGPTにまとめてもらいましたので、紹介します。
❶インフレの現状と目標
FRBの仕事は2%のインフレ目標を達成すること。過去1年で政策を強化し、インフレは低下傾向だがまだ高い。
❷インフレの進展と要因
パンデミックと需要・供給の歪みによる高インフレ。供給・需要の調整により抑制。価格の低下が進行中。
❸コア PCE インフレ
食料・エネルギーを除くインフレも高水準。持続的進展を確認するには時間が必要。
❹住宅セクター
金利に影響される。金融政策の効果で住宅価格低下。家賃も低下。
❺非住宅サービス
インフレ率の低下傾向。サプライチェーン影響少なく、金利の影響も限定的。
❻経済成長
金融政策の引き締めにより成長が鈍化。しかし、予想よりも経済は強調。
❼労働市場
労働力供給改善。求人数は減少傾向。賃金圧力緩和。実質賃金は増加。
❽今後の方針
2%インフレ目標維持。金融政策の影響評価複雑。政策の不確実性とリスク管理が重要。
❾結論
データと見通しに基づいて進捗状況評価。物価安定が重要。労働市場状況の持続的改善のためには物価安定が不可欠。
[2023年8月25日 ジャクソンホールのパウエル講演和訳の考察]
AD-AS曲線で考えた場合、引き続き、AS曲線が右にシフトする可能性があるため、監視が必要で、必要に応じて再度の利上げを考えているということらしいです。
AD曲線は、金利に影響されることなく、安定しているが、いっそうの左へのシフトが望ましいと思っているらしい?
[過去のジャクソンホール会議の講演からの考察]
去年の、2022年8月27日の講演の時と比べるとかなり、中身が薄いという印象を持ちました。
去年のジャクソンホール会議では、意訳すると以下のようなことを言っています。
労働者の需要が供給を大幅に上回っており、それにより生じる高インフレの重荷は、それを負担する能力が最も低い人々に最も重くのしかかる。そのため、FRBは、グリーンスパン元FRB議長の言葉を借りれば、物価水準の予想される変化が十分に小さく緩やかで、企業や家計の財務上の意思決定に重大な影響を与えないぐらい物価を安定させる。そのために、FRBは、「やり遂げるまでやり続けなければならない」といった発言がありました。
興味深いのは、この講演で引用された1979年の大インフレの最中のポール・ボルカー元議長の発言です。
「インフレはそれ自体を餌にしている。だから、より安定した、より生産的な経済への回帰の仕事の一部は、インフレ期待の支配を解くことでなければならない」。
ようは、インフレを望んでいる人たちもおり、それを早期に収束しないと持続的に高インフレの状態が続くということらしいです。実は、高インフレの時代があったらしいですね・・・。私は知りませんが・・・?
以上の原文も、ChatGPTに意訳をお願いしました。
ジャクソンホール会議では、経済変化や不確実性について幅広いテーマ議論。FOMCは2%目標のインフレ率引き下げ重要。価格安定は経済基盤、特に労働市場に影響。高インフレは弱者への負担大。回復には時間かかるが需要と供給バランス改善へ努力。金利上昇、成長鈍化、労働市場緩和はインフレ低下と痛みを招く。米国経済は高成長から減速。労働市場は好調だが需要過多でバランス崩れ。インフレ率高いが7月の低下は短期的。インフレ2%に戻すため引き締め続く。金融政策は慎重で将来の見通し次第で変更。インフレ回復には制限的政策必要。過去からの学びで中央銀行の役割重要。将来のインフレ期待も影響大。高いインフレ期待は安定困難。インフレコントロールは持続的な努力。引き続きインフレ対策進行中。
まっ、ChatGPTの方が全文を網羅しているようです。時間がない人は以上を参考とし、時間がある方は、下記に原文のURLを記載しておきますので、ご参照ください。
[あとがき]
印象としては、かなり安定してきており、念のために金利引き上げという手段をFRBは保持しており、状況に応じて迷うことなく実行すると言っているようです。
この講演の内容を受けて、今週月曜日からは、アメリカ、日本の市場とも株価は上昇しています。なんとなく、納得しますね?
では、また!
■Inflation: Progress and the Path Ahead
https://www.federalreserve.gov/newsevents/speech/powell20230825a.htm
■ジャクソンホールのパウエル講演和訳全文(マネリテ)
https://manelite.jp/jh/
2023年02月12日
こんな上司の時は努力するだけ無駄!
こんにちは!
EVE Sunです。
本日は、昨日話すことができなかった、「こんな上司の時は努力するだけ無駄」という話をしましょう。
[評価制度の弊害が生んだ上司]
欧米は、能力=賃金=ポジションです。っと、聞いています。どういうことかというと、そのポジションをこなせる人間でないとそのポジションにつくことができないということです。しかし、日本は違うようです。その原因となっているのが、評価制度です。本来このポジションにはこの能力が必要だというのに、評価項目が多岐にわたっているため、その積み上げで評価され、なってはいけないポジションに就いていると言うケースがあります。それに加え、会社における専門性の原則も無視されている会社もあるようですが???
そんな上司を見分ける方法があります。それは、「属人的な仕事はしたくない」と言った発言をする上司です。
確かに、ルーチンワークを属人的に仕事をする人間がいるので、それを標準化しようというならいいのです。誰でもできる仕事であるにもかかわらず、他人に分からないようにしているケースは何回か見てきています。
日本では、そのようなケースと大きく違うのは、知的労働で、その人しかできない仕事であるにも関わらず、「属人的な仕事はしたくない」と言っているケースです。まっ、本来ついてはいけないポジションについているので、そうなるとは思うのですが???
社内において、「その人しかできない仕事」とは、その人にとって、パワーになります。部下に、そんなパワー持たせたくないと思っているようです。そんな部下って、上司から見たら目の上のタンコブですものね?
もし、そんな上司がいる会社なら、仕事をするだけ無駄ですし、数年後をめどにやめることを検討すべきです。
そんな上司が取る行動は、他社との競争の源泉である、難しい仕事を社外に出してしまいます。そして、社内には、誰でもできる標準的で専門性も必要もなく、マネッジメントしやすそうな仕事を残そうとします。
本来、「その人しかできない仕事」ができる人間をマネッジメントし、競争力を維持・向上させるのが上司と言われる人間の仕事です。この状況を見て、職務放棄もいいところだと思っているのは私だけでしょうか?
こんな上司がいる会社では、一生懸命するだけ無駄です!
[評価制度を振り返り]
ここ数日間、評価制度について、お話ししてきましたが、まとめると、以下の点になります。
❶評価制度は、会社に便利に利用されているマネッジメントの道具である。
❷日本の会社は、マネッジメントができていない?
❶について、ここ数日主に話してきた内容になります。実は、この主因となっているのが、政治家が本来実施しなくてはならない政策を、20年以上前から騒がれているのにしていないからです。また、実施しない理由を日本社会にはなじまないとかいうんでしょうね?
❷については、現在経営の勉強をしているのですが、サラリーマン生活を振り返ると、できていた会社は、ほとんどなかったようです。数社しか経験していないので、もしかしたら、すご〜っくいい会社があるかもしれません。人生100年時代!これからが、楽しみです!
まっ、またサラリーマンになる気はありませんけれどね(笑)。
ここ数日お付き合いいただきありがとうございました。
ここ数日間書いてきた内容は、見聞きし、私が経験してきた狭義の意見です。何かご意見がありましたら、コメントとしていただければ、素直に聞かせていただきます。まっ、思うところはいろいろあるとは思いますが(苦笑)。
明日から、システム開発も少しずつやっていこうと思っています。
では、また!!!
2023年02月11日
評価なんて気にするな!こんな時がんばっても無駄!
こんにちは!
EVE Sunです。
昨日は、日本の評価制度がどのように生まれてきて、どう運用されているのか書かせていただきました。なお、ここに書かれている内容は、今まで聞いたこと、本を読んだ内容をから率直に私の意見として書かせていただいています。むかついている方もいるかと思いますが、こんな意見もあるんだな?っと軽い感じで受け流してください。
さて、昨日は、歴史から評価制度について考察しましたが、今回は、こんな時、状況の時はがんばっても無駄という話をしたいと思います。
[会社が評価したい社員]
これは、私の意見ですが、評価し管理職などに付けたい人は既に入社の時に決まっています。それは、ご想像の通り、東大とか京大出身の優秀な社員です。まっ、創業者が、高卒の叩き上げといった会社なら、事情が違うかもしれませんが、日本においては、そうでないケースが多いように感じます。
そんな社員は、出世コースと言われるコースに配属されます。その出世コースとは、会社において重要なポジション、要は会社のほとんどの収益を生むような部署に配属されます。
多くの会社は、すべての顧客から均等に収益を上げているケースは少なく、どちらかというと一部の部署に集中しています。ある会社だと顧客数が100社としたら、5社から企業の全収益の90%を稼いでいると言ったケースを聞いたことがあります。
当然、出世コースとは、全収益の90%の利益を生む、5社を顧客にもつ部署です。
ただ、不運にも、5社以外の顧客を相手にする部署に入ったらどうなるでしょうか?正直言って会社から言ったら、そんな社員どうでもいいのです。PPMを考えた場合、将来的に利益を生みそうな問題児の部署ならまだしも、負け犬の部署に入ったらがんばるだけ無駄です。もし、そんなところで、がんばって成績を出したとしても、逆に叩かれてしまうかもしれません。
こう考えると、入社の時にどんな体質の会社なのか事前に調べた方が良いかもしれませんね?
ただ、ラッキーにも、出世コースの部署に、入ることができたら、がんばってください!
[業績が不振なとき]
昨日も話しましたが、業績不振時にがんばっても難しいでしょう?どんなにがんばって優秀さを誇っても、叩かれるのがおちです。なぜって・・・?払うお金がないから・・・。特に技術者で技術があると誇っても、払うお金がないのですから・・・。営業だったら、がんばりようがあるかもしれませんが、業績不振の状況の場合は、製品が悪い可能性があります。その場合、どんなに優秀な営業でも難しいかもしれません。
この時期社内では、経費節減のために、無能な社員が増えると想像されます。だから、自分の評価をしっかりもっていないとだめなのです・・・。
[だったらどうする]
今日は、2つの事例を挙げて、がんばっても報われないケースを上げましたが、他にもあるでしょう?今日、上司と言われる人間の問題にも触れようとしたのですが、長くなりそうなので、明日にしたいと想います。
昨日、今日このブログで言いたいのは、どうして評価制度が必要で、会社は、どう使おうとしているかといった状況と、そんな会社の置かれている状況により、無駄なことをしている可能性があるということです。
人生は振り返れば一瞬です。そんな人生を有意義に生きるために、無駄なところで、無駄な努力はやめた方がいいでしょう?
無駄なときに、無駄な場所で、無駄な努力をしている現状を社畜とか表現されていると思います。適材適所と言う言葉がありますが、あなたにピッタリな会社、部署は必ずあります。無駄な努力はやめてください。
明日は、今日書けなかった、こんな上司の時は、努力するだけ無駄という話をしたいと思います。
では、また!
2023年02月10日
人事評価に見ることができるベクトルギャップ
こんにちは!
EVE Sunです。
本日は、評価制度についてお話ししましょう。
話は、1980年台に遡ります。
[1980年代の給与体系]
1980年代は、高度成長期からバブルに入り、急激に給与が上昇した時期でした。それは、管理職も同様で、その給与水準はアメリカに迫るモノがありました。
余談を話すと、アメリカの経営者は1980年代当時、現在の給与水準と比較するとかなり低く、日本の経営者でも実現できるレベルでした。その後、「無理だろう?」と言われるような責任を伴うようになり、現在の給与水準、何十億と言った水準になったと記憶しています。
その一方で、日本は、1980年代後半からほぼ横ばいの水準だと言うことは、多くのサラリーマンは実感していると思います。
[終身雇用制度]
若者は、ピンとこないかもしれませんが、1980年代には、終身雇用制度という制度がありました。まっ、それは、約束されていたわけではなく、一般的にいう、心理的契約と言われるモノです。その終身雇用制は、年功序列の給与制度と定年制度により支えられていました。それが、1990年を契機に失われつつあるというのは確かのようです。
[終身雇用の終わりの果てに]
日本のサラリーマンは、終身雇用という制度のおかげで、安心して仕事ができたのですが、それが1990年代になると社会的になくなってきました。それは、年功序列の給与体系や終身雇用を維持できなくなってきたという事情があります。
高度成長期を経て、バブルを経験した後、そのバブルがはじけた日本経済はそのような制度を維持できなくなってしまったのです。
安心して仕事ができてきたのに、年功序列の給与体系や終身雇用がなくなったサラリーマンは、以前のように働かなくなる可能性があります。その可能性を少なくするためにでてきたのが、人事評価制度です。1980年代以前にもあったのですが、現在より厳しいモノではなかったといろいろな情報から想像できます。
[人事評価の使い方]
評価制度が導入された職場では、一所懸命働けば、給与や昇進があるということを社員に思い込ませなければなりません。
会社が急成長をして、多くの社員に思い込ませた状況を実現できえばいいのですが、そうでない会社は、そのような幻想を社員に与えなければなりません。
例えば、仕事ができないと思われている社員を昇進させるなどといった方法です。今までできない、または、自分と同じレベルだと思った社員が、昇進されている状況を見れば、もしかしたら、自分も昇進すると思うかもしれません。
[職場におけるベクトル]
今まで何回かベクトルの話をしていますが、一般の会社でもベクトルギャップ(*1)といったような状況が発生していると言うことが分かります。
このようなベクトルギャップが生まれている会社を、一般にブラック企業とか、社畜と言われる会社なのだと思います。ただ、このような状況は、その差は大なり小なりどの企業でも、あると思います。それは、会社として向けたい方向があるのですから・・・。
[ベクトルギャップとのつきあい方]
サラリーマンにならないというのが一番なのですが、もし、サラリーマンになってしまったと言う人がいたら、自分自身の評価を信じてください。年を取れば取るほど、その評価が正しいことが分かります。それは、技術者ならなおさらです。
今まで、いくつもの職場を見てきましたが、本当にひどいシステムがありました。その職場の人々は、かなり上から目線で威圧的だったと記憶しています。そんな人から、いろいろ言われたとしても、自分の確固たる評価があれば、そのときに正しい決断ができます。
では、また!
*1)ベクトルギャップ
実際に行きたい方向と、向かっている方向にギャップがあること。
例えば、会社がつぶれる方向にあり、今すぐにでも転職先を見つけなければいけないのに、会社側では、まだまだ大丈夫で、がんばれば、給与を上げることができるといった発言している状況を指します。
なお、この用語は、本サイト以外でみたことはありません。
《参考サイト》
■サラリーマン年収
https://nenji-toukei.com/n/kiji/10022
■テレビという媒体〜その後〜 [Coffee Time](2022年12月13日)
https://fanblogs.jp/bahamuteve/archive/164/0
2022年11月04日
自民党と世界平和統一家庭連合 〜時事〜
こんにちは!
EVE Sunです。
今日は、久しぶりに、時事ネタについてお話ししましょう。世界平和統一家庭連合の続報です。
[自民党と世界平和統一家庭連合]
自民党の瀬戸際議員、あっ間違えました、山際議員が経済再生担当大臣を辞任しました。理由は、世界平和統一家庭連合との関係があったからなのですが、第2次岸田改造内閣改造において、世界平和統一家庭連合との関係を点検、公表するよう全閣僚に指示し、接点を認めた防衛大臣の岸信夫議員ら7人は閣外に去ったにもかかわらず、なんで、瀬戸際議員、あっ間違えました、山際議員は閣内に残っていたのでしょうか?その点については話の流れ的に疑問が残ります。世界平和統一家庭連合との関係の点検を岸田首相が指示した理由は、閣内から世界平和統一家庭連合と関係があった議員を排除したかったからだと思うのですが、結果的に、何のための点検だったのか分からなくなっています。
点検の結果、国会議員のうち、200人弱の方が関係があったことを認めているのも驚きですが・・・?
[国会議員が求められるもの]
そもそもなんで、世界平和統一家庭連合と関係があった議員が閣外に去ったのでしょうか?まずは、国会議員として何が求められているのか検証してみましょう。
一般の人はどんなことを求めているのでしょうか?以下の掲げる項目は、項番が若いほど要求度が強くなります。
1)清潔さ・誠実さ
2)政策立案能力
3)リーダーシップ
4)人権感覚
5)愛国心
6)学歴・実社会での実績
7)年代
8)地縁
などだそうです。瀬戸際議員、あっ間違えました山際議員は、大臣を辞するに際し「国会の審議へ影響がでるから大臣は辞するが、犯罪はしていないから議員を辞職する必要性を感じていません」といった内容の話をしていましたが、項番1)の清潔さ・誠実さという部分で、大臣だけでなく、議員としての資質があるのかどうか非常に疑問が残ります。
[ここまで非難される理由]
では、瀬戸際議員、あっ間違えました山際議員は何をし、なんでここまで叩かれているのでしょうか?
それについては、2022年8月23日に私のブログで話したベクトルで説明をすることができます。世界平和統一家庭連合が普通に布教活動をした場合の被害者との関係は以下のような感じになります。
世界平和統一家庭連合 → 布教活動 → 被害者
では、ここに政治家が関わるとどうなるでしょうか?
世界平和統一家庭連合 → (政治家) → 布教活動 → 被害者
布教活動も情報発信という意味では特定方向に向けられたベクトルであり、政治家が世界平和統一家庭連合に関わることにより、本来なら世界平和統一家庭連合を信じることがなく、被害者になることもなかった人が被害者になった可能性があります。今回の件、非常にまずい点は、数十年前から何回も問題視されていた団体に対して力を貸しているという点です。
猿は木から落ちても猿だが、国会議員は落選すれば、国会議員ではなくなる。だから、どんな手を使っても国会議員としての身分は維持したいという意志をこの件から感じ取ることができます。
[最後に]
他の政党を見ると、国会運営できる能力がある政党がありません。そういう意味で話すと、決して自民党をつぶしたいという事ではないのですが、以上の考察から、現在国会にいる200人弱の人は、国会議員としての活動はアウトです。
以前から考えているのですが、議員数を減らした上で、能力があり清潔さ・誠実さのある人に国会議員になっていただいた方がいいのでは?っと強く感じています。
では、また!
【関連情報】
■衆院議員に必要な資質は何ですか 1位「潔白さ、誠実さ」、では最下位は(京都新聞)
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/660922
■17歳の帝国
https://www.nhk.jp/p/ts/VNXRGXV8Q3/
■政治と宗教について〜内閣改造の報道を聞いて〜(2022年8月11日)
https://fanblogs.jp/bahamuteve/archive/46/0
■「8月15日」という日(2022年8月16日)
https://fanblogs.jp/bahamuteve/daily/202208/16
■世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係が報道されてからの自民党について・・・(2022年8月17日)
https://fanblogs.jp/bahamuteve/archive/56/0
■新型コロナウイルスの報道姿勢について(2022年8月21日)
https://fanblogs.jp/bahamuteve/daily/202208/21
■ロシア・ウクライナ戦争(2022年8月22日)
https://fanblogs.jp/bahamuteve/daily/202208/22
■テレビという媒体(2022年8月23日)
https://fanblogs.jp/bahamuteve/archive/62/0
2022年07月30日
Recession [時事]
こんにちは!
EVE Sunです。
一昨日になりますが、アメリカのGDPが二期連続マイナスになったというニュースが話題になっていました。
■四季報
https://shikiho.toyokeizai.net/news/0/607692
これについては、各社の動向から既に織り込み済みと思われ、株価も変動が余りありませんでした。しかし、Recession(景気後退)になったのではないのかと騒がれています。バイデン大統領は、Recessionにはならないと発言し、あるところでは、この結果は実質的ではなく、テクニカルなRecessionだという言い方をしています。
まっ、ともあれなんでこんなことにアメリカがなっているのかというと、利上げです。今まで、金利ゼロでやってきて、そこに加えて量的緩和、更にそこに国民へヘリコプターマネーをバラまきました。
聞くところによると、アメリカ人は、お金をもらうと無くなるまで働かないようです。そのため、アメリカのサラリーマンは、給与は二週間に1回支払われるとか・・・。しかも、コロナですし、市中に出たくはないでしょう?
そんな現状が終わり、コロナの規制が緩和され、ヘリコプターマネーで得たお金を持って市中に人々がでて品物を買いまくります。しかも、そのお金がなくなるまで人々は働く気がなく、労働市場は労働力不足となっていました。そのため、労働不足により労働者の賃金は上がり、スターバックスの従業員の時給が5,000円という話も聞きました(この真偽のほどは分かりません)。
■米NYスターバックス時給5000円️なぜこんなに米国が高いのか️
https://www.youtube.com/watch?v=jU8Sf-CIqTA
その流れで物価は上がり、ニューヨークではハンバーガーが5,000円になったとか・・・?久保純子さんの記事は、7月12日の記事ですがその前からこのような話はYahoo掲示板でささやかれていました。
■久保純子がニューヨークの超絶物価*セかす「ひとりでハンバーガー5000円」
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5a4cb58a6e08ea4315a24ab18af29d3637cbe32
そこに追い打ちで、ロシアにおるウクライナ進行です。これにより、世界の穀倉地帯といわれるウクライナから輸出が止まり、加えて、ロシアへの制裁により、麦類、木材、原油、ガス、金属類(ニッケル、アルミニウム、パラジウムなど)を輸入禁止するようになり、物価高は天井知らずです。
そのような状況の中で、一番困っているのが、住宅価格及び家賃の高騰です。特に家賃は一生懸命働いている人も家を借りることができないぐらい高騰しているという状況です。リーマンショックの時にも聞いたような気もしますが・・・?
そのようなアメリカ国民の生活なのですが、大きく二極化しているようです。プライムまたはサブプライムクラスの人々は、コロナも治まり、規制なく世界のどこにでもいけるようになったから、これからバカンス等を楽しもうとしている人たちと、物価高により生活が困窮している人たちです。これについては、流れ作業しながら聞いていたので、情報源は現在は見付かりません。ただ、赤い彗星かのように、金利を通常の3倍の速さで釣り上げようとしている現状を見ると、困窮している人たちがいて、その人たちを助けるという目的のために利上げをしていると想像できます。しかも、バイデンさんは民主党です。
以上の状況から、アメリカの金利の引き上げは仕方がないと理解しています。ただ、それにより、実質的なRecessionになるのは困ります。多分ですが、バイデン大統領は、中間選挙をひかえ、しかも、前大統領のトランプさんが次回大統領選に立候補を表明しています。そのような状況から、バイデンさんは意地でもアメリカをRecessionにするようなことはしないと考えてます。
ただ気になるのは、通貨の交換レートは、円高ドル安に大きくふれています。株価はほとんど値動きがないのにです。このようなGDP二期連続マイナスというニュースは容易に想像できたはずなのに、通貨はなぜこんな値動きをしているのでしょうか?予想していて現状のような値動きをしているのでしょうか? なんかいやな予感がします。最初に話した通り、織り込み済みで、値動きがあまりないと考えたいのですが・・・?
野村証券からのニュースでは、10月〜12月期に、日本でも、景気後退に入るという話はしていました。ただ、株ってそれなりに経験を積んでも値動きを予想するのは難しいのです・・・。できることは値動きを見ながら予想すること・・・。長期的には、目先の値動きを見ないで材料で判断することもできますが、主に短期取引を行っている私としては、難しい対応を迫られています。
と色々書いているうちに深夜になってしまいました。今日はこのぐらいにします。
では、また!!!
2022年07月28日
フェイクニュース! [時事]
こんにちは!
EVE Sunです。
フェイクニュースとよく騒いでいたおじさんが、また大統領選に出るそうです。彼が大統領になったら、アメリカだけでなく、世界がもうモタナイって感じているのは私だけでしょうか?
まっ、その点は、アメリカ国民が決めるので、触れませんが、問題は、彼が発言しているフェイクニュースです。
これも、動画にする予定なのですが、断片的に報道するその内容は視聴者の判断を鈍らせます。
今日気になったのは、ISS、国際宇宙ステーションの話。2024年にロシアが2030年まで延長し運用するISSの運用事業から撤退するという報道で、ロシアとその他の先進国が険悪な雰囲気だと伝えている一方で、宇宙飛行士がISSから地球へ帰還するに際し、ロシア人宇宙飛行士とその他の国の人との心温まる友情のシーンを頻繁に使って、不思議さを装っていますが、実は他のニュースを聞いている人は当然だなと感じています。
実は、他の情報源では、ロシア人以外の飛行士が地球に帰還するに際し、ロシアの宇宙船を利用しようとすると、ロシアのNASAに相当するところから「そんなもの乗せるな!」っていう発言があり、ロシアによるウクライナ進行が始まって以来かなり険悪な雰囲気がありました。これは、公式なルートではなく、Twitterからだったと思うのですが、このようなやり取りを聞いていれば、今回の2024年にロシアがISSを脱退するというのは不思議なことではありません。
ロシアによるウクライナ進行においても同様で、実は、この地域での紛争は、2014年のロシアによるクリミア半島進行以来、親ロシア派と言われる人たちが東ウクライナで頻繁に戦闘を行っていたそうです。ウクライナ人である親ロシア派の人たちがやっていることとはいえ、他人の領地であるクリミア半島に暴力をもって進行している状況から、東ウクライナでもロシアが親ロシア派のバックで何かやっていたのは容易に想像ができます。それを、あたかも2022年にいきなり進行したという報道の仕方をするのはいかがなものかと思います。
こちらも、後日動画にしようと思いますが、株式市場の情報を集めるにおいて、非常にテレビという媒体には問題があると考えています。
7月26日の「株式市場研究室からの近況報告」では、「1人の意見をずっと聞き続けるのではなく、ランダムに、断片的に、いろいろな人の意見を幅広く聞く方がいいと考えています」という発言をしていますが、その通りです。
1日、1回のブログの更新を目指していますが、短いなら複数回もありかなという、今日の更新でした。
ではまた!
2022年07月26日
専門家の声よりも多様な意見に耳を傾けて
こんにちは!
EVE Sunです。
近頃株式取引がうまくいっているという話をしていますが、そのため他が手につきません。ついつい、取引の画面を見てしまいます。
去年11月に岸田ショックがあり、それがトリガーとなって、日経平均株価が、3万円代から、2万4千円まで下がり、その後、2万8千円まで戻すような動きもあったのですが、私の持っていた株は常に低空飛行で、ほとんどボラティリティがない状況でした。そのため確認するのは朝だけで、この半年以上の間、ほとんど見ることはなかったのですが、持株が上昇してくると話は別です。
実際に取引をしているということもあるのですが、今まで本当に我慢したこともあり、うれしくて値動きをついつい見てしまいます。
日本の株式市場において、以前と現在何か違うのかというとあまり変わりはないというか、どちらかというと悪い材料が多いのですが、多分ですが、見通しがたったからというのが大きいと思っています。当然、持株にいい材料はあったのは確かなのですが、その材料が今年の1、2、3月に出たとしても多分ここまで上昇することはなかったと思います。現在保有している株式ですが、それなりに上昇する材料があったのにもかかわらず、上昇することなく、ひたすら下がり、そして低迷していた銘柄です。市場の見通しがよくなり、その材料をその見通しの上にのっけて検討し、現在の値動きになったのでは?っと考えています。
専門家の人はまた違ったことをいうのかもしれませんが、その専門家の予想も分析も度々違っているため、近頃は専門家のいっていることはあまり聞かないことにしています。正確に言うと、1人の意見をずっと聞き続けるのではなく、ランダムに、断片的に、いろいろな人の意見を幅広く聞く方がいいと考えています。
そのことについては、現在動画として製造中ですが、株式取引の状況が以上の通りですべてが滞っている状況です。
ちょっと、行動修正して、もとの生活に戻れるように努力する予定です。
ただ、株式の取引を始めてから、本当に初めてといっていいぐらい、我慢する期間が長かったです。そういうこともあり、現在の値動きはうれしく、他が手につかないという状況になってしまいます。まっ、これがいつまで続くのかという話もありますので、動画製造も引き続き頑張っていきたいと思います。
まだ、2021年11月の資産を100%としたら60%までしか回復しておらず、気が抜けない状況が続いています。
では、また!