2019年08月04日
決め付けるな!
色々な意味で子供達の事を決め付けてしまっている事ってあります。
上手いだとか、下手だとか・・・攻撃的だとか、守備的だとか・・・勝手な決め付けをしている事って往々にしてある訳なんです。(^^;
それも低学年の内から・・・。
それが、どんな結果を招くかなんて考えもしないで・・・。
印象と言う物は、確かに誰もが抱くもので・・・その印象に考えが左右されてしまうと言う事も確かにある訳です。
抱いてしまった印象は、正直掻き消す事が中々出来ない物でもあります。
ただ、その印象に振り回されない様に努める事は、誰にでもできる筈なんですね。
そこを怠ってはいけない気もします。
「オレの勘に間違いなんてない!」なんて、自惚れた事を言う人もいますけどね。
確かにその人の言った通りに事が運んで行くように見えている事であっても・・・果たして、その人の勘が正しかったのか・・・この点は、しっかりと見極めて欲しいかなって思うのです。
もっと、別の可能性は無かったのか・・・この部分を考えないで、自惚れ屋さんを賞賛している人も実際には物凄く多いんです。
守備的だ守備的だと言われ続けて来た子が、FWをやらせてみたら・・・見事に化けたなんて話は、枚挙に暇がありません。
低学年の内から、決め撃ちして育てて来た結果・・・それなりになったと言う子は非常に多いと言えます。
例えば、ポジションを固定してしまったり、レギュラーと補欠に分けてしまったり・・・。
他の可能性を模索する事をせず、状況に、環境に、思い込みによって作り上げられたチームと言う物は、実際には少なくありません。
これは、トレセンの現場でも似た様な事が言えますかね。
なぜ、この様な事が横行しているのかと言えば・・・1つには勝利の為・・・これに尽きるのだろうと思います。
そして、その心は・・・その方が楽だから・・・なんです。
もはや、そこに育ててみようと言う、指導する側が挑戦する気持ちは見えませんかね。
それもある程度仕方の無い事なのかも知れません・・・限られた時間で形を作る事を指導する側も強いられてしまう事も少なくないですからね。
実は、子供達自身が自分自身を、又他の子の事を決め付けてしまっていると言う事もあります。
好きなポジションが、得意なポジションだと言う思い込みなんてアルアルですよね。
下手だから守備とか、上手いから攻撃とか・・・そう言う決め付けも普通に行われている訳なんです。
そもそも、上手いとか下手とか・・・それさえも、子供達の勝手な思い込みである事も多いんです。
こう言った大人や子供達の勝手な思い込みが、サッカーをつまらない物にしてしまっていないのでしょうか?
色々な経験を積む事って、とても刺激的な事です。
自分の知らない世界を体験するって、子供達の成長には欠かせない要素でもあります。
でも、その経験を積む機会を勝手な思い込みによる決め付けで奪われてしまっているのだとしたら・・・残念な事なんだろうと思うのです。
高学年となった時に、ある程度固める事って許容される範囲なんだと思うのです。
ただ、低学年の内から決め付けてしまうのでは、ちょっと考え物なきもします。
子供は可能性の塊です。
未だ何者でも無い子達ですから・・・色々な可能性を模索して、どんどん挑戦させてあげて欲しいな〜って思います。
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