2017年03月10日
【USR】ユニバーサルサービス料は皆さんも払ってます。
不明な付属料金「ユニバーサルサービス料」を解説
携帯の請求書にこんな料金ありますよね?
ユニバーサルサービス料〇円
わたしこんなオプション入ってないのに・・・なんて思った事ありませんか?
1ヶ月、2-3円と微々たる金額ですが、いったい何のサービス料金なのでしょうか?
まずは、ユニバーサルサービス料ってなぁに??ですよね??
国民生活に不可欠な通信サービスである、加入電話(基本料)又は加入電話に相当する光IP電話(2011年に追加)、第一種公衆電話(総務省の基準に基づき設置される公衆電話)、緊急通報(110番、118番、119番)は、日本全国で提供されるべきサービスとして、基礎的電気通信役務(ユニバーサルサービス)に位置づけられています。
簡単にいいますと
皆さんが使っている固定(携帯)電話や公衆電話、緊急通報電話は、日本全国で提供されるべきサービスで、なくてはならないので維持する必要があるとの事です。
これらの電話のユニバーサルサービスは、NTT東日本とNTT西日本(NTT東西)が、法令に基づき、日本全国であまねく提供する義務を負っており、高コスト地域を含む日本全国で提供されています。
なので、ユニバーサルサービスは、NTT東西において、採算地域から不採算地域に地域間の補填を行うことにより、その提供が確保されてきました。ところが、競争事業者の参入により、都市部等の採算地域を中心に競争が進展し、NTT東西の自助努力だけでは、ユニバーサルサービスの提供を維持することが困難になり、不採算地域においては、利用者の利便性を確保できないおそれが生じました。
そおです。利用者が少ないならいらないよね??ってことになりかねない事態です。
当然、田舎の山奥の方が、電話は必要な気がします。
そこで、ユニバーサルサービスの提供の確保に必要なコストの一部(高コスト地域における提供コスト)を、NTT東西以外の事業者も負担する『ユニバーサルサービス制度』が2002年度に創設されました。
2006年度から稼動しています。
具体的には、NTT東西に接続する接続電気通信事業者等(負担事業者)が負担金を拠出し、負担の徴収・交付金の交付等を業務とする基礎的電気通信役務支援機関(支援機関)を通じて、NTT東西に交付金として交付するしくみです。
制度が導入される前年度の、NTT東日本・西日本のユニバーサルサービス収支は、東西合計で518億円の赤字でした。
NTT東日本・西日本や、ドコモ、ソフトバンク、auといった携帯電話会社ほか、約25社が協力して費用を負担しています。
費用を負担するのは利用者で、ユニバーサルサービス料を実際に支払うのは、電話会社と契約している私たちユーザーです。
2012年からは、インターネットの光回線を利用した光IP電話も新たに、ユニバーサルサービスの対象となりました。
負担金額は1年ごとに算定され、総務大臣が認可します。
2016年度は1つの電話番号あたり「2円」の負担金となっています。集まったユニバーサルサービス料は電話会社の収入とはならず、NTT に交付されて、ユニバーサルサービスのために使われます。
ちなみに、ユニバーサルサービス料の年間集金額はいくらぐらいだと思いますか?
総務省の発表によると、2014年度は約68億円でした。
2014年のユニバーサルサービス料は3円/月でしたが、「ちりも積もれば山となる」とはこのことですね。
みなさんは自分たちのちからで電話通信のインフラを支えています。
![](https://www18.a8.net/0.gif?a8mat=2TCGYQ+9WMO4Y+3JY4+60H7L)
![](https://www11.a8.net/0.gif?a8mat=2TCGYQ+9X83QQ+3HGY+5ZU29)
![](https://www14.a8.net/0.gif?a8mat=2NZJ01+34IY42+CW6+C8QC9T)
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/6030454
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。