スマブラのブログ

　漫画が原作のアニメ、ワンピース。知らない人は日本にいないんじゃないでしょうか。僕も子供のころからファンでずっと見ています。今日は僕が一番好きと言っても過言ではないキャラクター、セニョールピンクについて紹介したいと思います。

セニョールピンクとは
　 セニョールピンクはドフラミンゴファミリーの一員です。




上のは昔の姿です。昔は高級スーツの似合うダンディな男性でした。



　こっちは今の姿です。今は常に赤ちゃん服を着ている太ったおじさんになってしまいましたが、こうなった理由は後々わかります。ドフラミンゴファミリーとして活動していたある日、のちの最愛の恋人ルシアンと出会います。

ルシアンの紹介
　　　　ルシアンは海賊が大嫌いで、セニョールピンクは自分の身分を銀行員と偽り、二人で会っていました。デートを重ねるうちに二人は恋に落ち、結婚し、子供（ギムレット）をさずかり、家族三人で幸せな日々を過ごしていました。

二人の間に悲劇が起きる
　　　そんなある日、幸せな家族を悲劇が襲います。セニョールピンクの留守中、ギムレットが病気になり死亡してしまうのです。ルシアンはセニョールピンクの勤務先ということになっていた銀行に電話をかけますが、そんな社員はいないと言われ、セニョールピンクのウソに気付きますセニョールピンクが帰宅した時にルシアンが彼を問い詰め、何も言わないセニョールピンクにルシアンは激怒し、家を飛び出します。
　悲劇はさらに続きます。 家を飛び出したルシアンは、事故に巻き込まれ植物状態になってしまうのです。笑うことも、話をすることもできなくなってしまったルシアンを前に、セニョールピンクは悲嘆にくれるのです。

彼女の笑顔を見るために頑張るも・・・
　　　セニョールピンクは彼女を元気にしたくて、彼女の笑顔をもう一度見たくて毎日のようにお見舞いに行きます。 花束をもっていったり、話しかけたりと、あらゆる手段を使って彼女を元気づけようとします。でもやはりルシアンは表情一つ変えることも、返事をすることもありません。

そんなある日、奇跡が起きる
　　　それでもセニョールピンクはあきらめません。セニョールピンクは意を決して、
亡くなった子供ギムレットの赤ちゃん服を着てルシアンのお見舞いに行き、話しかけるのです。「ギムレットと同じボンネットを見つけたんだ、どうだ？似てないか？あいつは俺似だったから。」 セニョールピンクは精一杯おどけてみせました。少しの沈黙の後、やはりダメかとあきらめかけたその時、これまで何をしても表情を変えなかったルシアンがわずかな笑みを浮かべたのです。セニョールピンクは大感激します。大好きな人の笑顔をやっと見ることができたのです。その後セニョールピンクはギムレットの赤ちゃん服を着てお見舞いに行くようになり、いつもその恰好をしているようになるのです。

好奇の目でみられても赤ちゃん服を脱がない
　　　　もちろん常に赤ちゃん服を着て過ごすことで周りからは変な目で見られます。 大人たちからは、罵声を浴びせられ、子供たちからは嘲笑されます。 それでもそんなことを気にも留めず、毎日赤ちゃん服を着てルシアンのいる病室に足を運ぶのです。ルシアンのベットに腰掛け、彼女の手を握りながら、セニョールピンクは言います。「おれにとっては、どんな高価なスーツよりこの服は、値打があるんだよ。この服を着てる間だけ、君が微笑んでくれるから。」

セニョールピンクから学ぶ、自分の価値観を貫く勇気
　　　彼の姿から何を学べるか、それは自分の価値観を貫く勇気だと思うんです。 彼にとってはルシアンの笑顔こそがすべてなのです。最も価値あるものなのです。 彼女の笑顔のためなら周りからどれだけ馬鹿にされても、苦ではないのです。 自分のこれまでのプライドも、世間からの評価も、すべてをなげうってでも自分にとって一番大切なものを追求する、そんな自分の価値観を貫く勇気を、僕は感じました。カッコいいと思いました。

一番言いたかったこと
　　　この記事を通して僕が言いたかったことは、価値観を貫く勇気を持つことの大切さです。 なぜそれが大事か、理由は単純です。自分の価値観を強く持ち、それに従って生きる人はカッコいいからです。そういう人こそ魅力的だからです。自分にとってはこれがすべてだというものがあるからこそ、その人の行動や言動には一貫性がうまれます。その姿はとても一途で情熱的で、それゆえ魅力的なものとなるでしょう。 しかし、自分の価値観を貫こうとると、壁にぶつかることもあります。セニョールピンクの話で言えば、周りからの罵声や嘲笑といったものがそれです。こういったものにぶつかってもなお自分の価値観を貫くためには、勇気が必要になります。 皆さんも本当は自分の価値観を貫きたいのに、勇気がなくてあきらめてしまう、そんな経験をしたことがあると思います。それでもなお、自分の価値観を貫くからこそ、その人はカッコいいのです、魅力的なのです。周りに自分の価値観を押しつぶされてしまいそうなときは、ぜひ、セニョールピンクの姿を思い出していただけると、励みになるんじゃないでしょうか。