2019年01月29日
岩崎宏美コンサート
かなりのんきな私は今さらながら昨年の話題なのだが、
年の瀬も迫った去る12月某日、とある企業のイベントに参加したら
トリのスペシャルライブが岩崎宏美だった。
ちなみに別企画のトークショーでは、デザイナーの高田賢三氏が登場したりして、個人的には盆と正月が一緒に来たような思いだった。
さて、話を少し元に戻すけれども、私は子どもの頃から岩崎宏美の歌が好きなのだが、これまで一度もコンサートを見に行ったことがなかった。なんどかチャンスはあったのだが、ある時はのっぴきならない事情に、またある時は職場のオニババに(無理やり仕事をねじこまれ)とことごとくその機会を阻まれ、一度はチケットを手に入れながら直前で涙をのんだこともあった。
そういうわけで「きっと私は一生岩崎宏美の生の歌声を聴くことはできないのだ」と半ばあきらめていたから、今回思いがけなくライブを観れることになったことは、もの凄くうれしいことだった。
ウン十年越しでの悲願達成。お菊ちゃん(人形)のような髪型で可愛らしかった宏美さまも、いつしか還暦を迎えられていた(MCでご本人談)。どうりで私も歳をとるはずだ。
だけど相変わらずの伸びやかな歌声と歌唱力はさすがだった。
はじめて生で聴く「聖母たちのララバイ」には、リアルタイムで聴いていた子どもの頃を思い出したり、その流れで不覚にも恐怖のオニババの顔までを久々に思い浮かべてみたりしてしまって、こんな私でも大なり小なりいろんなことがあったもんだと、今までの人生が走馬灯のように駆け巡って、鼻の奥の方がきゅるきゅるとなった。
さて、岩崎宏美の代表曲といえば、ぱっと思いつくのが「聖母たちのララバイ」「ロマンス」「思秋期」、コロッケのものまねでおなじみの「シンデレラ・ハネムーン」といったところかもしれないが、個人的には「シンデレラ〜」をはじめ、「万華鏡」「摩天楼」といった、シティポップ系のちょっと大人っぽい路線の曲を連発させていた頃が特に好きだった。
なかでも「女優」という曲が気に入っている。
詞、曲ともにドラマティックでとってもいい。
Prime Music対象曲(2019年1月現在):女優(岩崎宏美)@Amazon
アルバムの中にも隠れた名曲が多い。
たとえば、「パンドラの小箱」というアルバムに収録の「ピラミッド」という曲なんかは、出だしのイメージから全く想像できないような曲の展開をしていくからおもしろい。最初こそアース・ウインド&ファイアーの「宇宙のファンタジー」を思わせるちょっとミステリアスな雰囲気で始まるのだが、それが一転、途中からいきなり可愛らしい70年代アイドル歌謡風の曲調に変わる。思わずズッコケたくなるほどの変わりようだ。ご本人の歌で例えるなら、「シンデレラ・ハネムーン」を聴いてたらいきなりサビから「センチメンタル」になる感じ。全く趣向の異なる曲を組み合わせたような不思議な曲なのだ。歌詞も意味ありげなんだかないんだか、実にわけわからん感じで興味深い。
Prime Music 対象曲(2019年1月現在):ピラミッド(岩崎宏美)@Amazon
今回のライブはイベント内のミニライブということもあって時間は限られていたが、それでもメドレーを含め、終わってみれば20曲近い曲を歌ってくれていた。それに宏美さまは歌のみならずトークも一級品に上手い。こうなれば欲にきりなしだ。いつかはぜひ単独ライブにも行ってみたいと思う。(オニババもいないし)
年の瀬も迫った去る12月某日、とある企業のイベントに参加したら
トリのスペシャルライブが岩崎宏美だった。
ちなみに別企画のトークショーでは、デザイナーの高田賢三氏が登場したりして、個人的には盆と正月が一緒に来たような思いだった。
さて、話を少し元に戻すけれども、私は子どもの頃から岩崎宏美の歌が好きなのだが、これまで一度もコンサートを見に行ったことがなかった。なんどかチャンスはあったのだが、ある時はのっぴきならない事情に、またある時は職場のオニババに(無理やり仕事をねじこまれ)とことごとくその機会を阻まれ、一度はチケットを手に入れながら直前で涙をのんだこともあった。
そういうわけで「きっと私は一生岩崎宏美の生の歌声を聴くことはできないのだ」と半ばあきらめていたから、今回思いがけなくライブを観れることになったことは、もの凄くうれしいことだった。
ウン十年越しでの悲願達成。お菊ちゃん(人形)のような髪型で可愛らしかった宏美さまも、いつしか還暦を迎えられていた(MCでご本人談)。どうりで私も歳をとるはずだ。
だけど相変わらずの伸びやかな歌声と歌唱力はさすがだった。
はじめて生で聴く「聖母たちのララバイ」には、リアルタイムで聴いていた子どもの頃を思い出したり、その流れで不覚にも恐怖のオニババの顔までを久々に思い浮かべてみたりしてしまって、こんな私でも大なり小なりいろんなことがあったもんだと、今までの人生が走馬灯のように駆け巡って、鼻の奥の方がきゅるきゅるとなった。
さて、岩崎宏美の代表曲といえば、ぱっと思いつくのが「聖母たちのララバイ」「ロマンス」「思秋期」、コロッケのものまねでおなじみの「シンデレラ・ハネムーン」といったところかもしれないが、個人的には「シンデレラ〜」をはじめ、「万華鏡」「摩天楼」といった、シティポップ系のちょっと大人っぽい路線の曲を連発させていた頃が特に好きだった。
なかでも「女優」という曲が気に入っている。
詞、曲ともにドラマティックでとってもいい。
Prime Music対象曲(2019年1月現在):女優(岩崎宏美)@Amazon
アルバムの中にも隠れた名曲が多い。
たとえば、「パンドラの小箱」というアルバムに収録の「ピラミッド」という曲なんかは、出だしのイメージから全く想像できないような曲の展開をしていくからおもしろい。最初こそアース・ウインド&ファイアーの「宇宙のファンタジー」を思わせるちょっとミステリアスな雰囲気で始まるのだが、それが一転、途中からいきなり可愛らしい70年代アイドル歌謡風の曲調に変わる。思わずズッコケたくなるほどの変わりようだ。ご本人の歌で例えるなら、「シンデレラ・ハネムーン」を聴いてたらいきなりサビから「センチメンタル」になる感じ。全く趣向の異なる曲を組み合わせたような不思議な曲なのだ。歌詞も意味ありげなんだかないんだか、実にわけわからん感じで興味深い。
Prime Music 対象曲(2019年1月現在):ピラミッド(岩崎宏美)@Amazon
今回のライブはイベント内のミニライブということもあって時間は限られていたが、それでもメドレーを含め、終わってみれば20曲近い曲を歌ってくれていた。それに宏美さまは歌のみならずトークも一級品に上手い。こうなれば欲にきりなしだ。いつかはぜひ単独ライブにも行ってみたいと思う。(オニババもいないし)
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