うたたねスナック

今年も、横浜DeNAベイスターズのCS進出が決まった。
終盤、巨人に追いつかれたときには、正直、もはやこれまでかとあきらめかけたが
最後の最後で踏ん張ってくれた。とりあえず、よかった。

しかし、ベイスターズがCS争いをするなんて、ちょっと前まではまるで考えられなかったことだ。
万年どべに沈み、スタジアムは閑古鳥。そのあまりの弱小ぶりに、下関における球団創設時からのファンだという我が家の身内の一人はついに音をあげ、ベイスターズがいつまでも弱いのは、私が応援しているからではないだろうか、と、ある日突然「私はひょっとしたら横浜にとっての疫病神かもしれない」宣言をして、カープファンへと鞍替えしていった。（行かないで〜）

そんなわけで、応援する側にも悲喜こもごも、大なり小なり日常のドラマがさまざま起こっていたわけだけども、それにつけても、ここ近年のベイスターズの躍進ぶりはうれしい。
本拠地の横浜スタジアムにはすっかり活気がもどり、平日休日問わずいつも大勢の人で賑わっている。おかげで、少々チケットが取りづらくなってしまったのが玉にキズだが、それもうれしい悲鳴といったところか。

残念ながら、本拠地でのCS開催は今年もかなわなかったが、欲を言い出せばキリがない。
広島、阪神の牙城を崩すのは容易ではないと思うけど、今年も、10月中もしばらく野球が楽しめそうなことに感謝して、最後まで精一杯ベイスターズを応援しよう。

それにしても、もうシーズン終了か。半年経つの早いな。


※ベイスターズのラッキーセブン。2016年、横浜スタジアムにて撮影