さて、前回アイルランドの首都・ダブリンにやって来た
今回も引き続きダブリンの街を巡って行く
いつものように観光MAPを添付して置くので参考にしてね
今回最初にやって来たのはアイルランド総督府として使用されてたダブリン城だ外観のみは無料
ダブリン城は9世紀にダブリンを占領破壊したノルマン人(ヴァイキング)が10世紀にこの場所に砦を築いたことに始まる
現在の建物は18世紀から19世紀にかけて建てられたものだがこの城は中世になってアイルランドがイギリスの連合王国の1つになって約700年間のイギリス統治の象徴であり1922年のアイルランド自由国の誕生までイギリスのアイルランド総督府が置かれていたがアイルランドの独立後はアイルランドの国家的な祝典の際に使用されている☆
城内はかつてのアイルランド総督府らしく貴族の宮殿のように豪華で城内にある教会ロイヤル・チャペル(写真下)もアイリッシュ・ゴシック様式で厳かな雰囲気を醸し出している
ここからは有料なので入場料を払って内部に入ってみよう
入場料:7ユーロ(約880円)
オーディオガイド:10ユーロ(約1250円)
宮殿内に入るとクリスタルのシャンデリアやエリザベス(1世)女王やヴィクリア女王の肖像や他にも調度品が飾られた豪華な部屋などがある(´・∀・`)
このひと際大きな部屋はセント・パトリックス・ホールでアイルランドでも最も重要な式典などに使用されている
天井にはイタリア人芸術家のヴィンツェンツォ・ヴァルドレの壮大な天井画が描かれている
これは城内備え付けの教会であるロイヤル・チャペルの内部で3廊式のバシリカでピンク色が上品でオシャレ
これは地下にあるヴァイキング達が築いた砦の遺構で現在の城はこの遺構の上に建てらている
ダブリン城の南側は公園になっているので公園から眺めるダブリン城はなかなか色鮮やかで可愛らしい(〃▽〃)
ダブリン城を観て今度は西に向かう
この辺は緑が多く歩道にはダブリン市の紋章入りのマンホールの蓋がオシャレで日本でも近年個性的なデザインのマンホールの蓋が流行ってるよね
そうしてやって来たのはアイルランド国教会のカテドラルであるクライストチャーチ大聖堂(三位一体大聖堂)でダブリンにある中世の2つの大聖堂の1つでである
入場料:6ユーロ(約750円)
クライストチャーチ大聖堂は1038年にカトリックの大聖堂として創建されたがイングランドのカトリックとの手切れそしてイングランド国教会の設立に習いカトリックを撤廃したがアイルランドの大半を占めるカトリック信者との対立を恐れ表向きは中道的な立場とされていたが中身はやはりプロテスタントなのでカトリックのダブリン司教座は撤廃されダブリン大主教の主教座のみが置かれた
(キリスト教の教区の統括官をカトリックは司教、プロテスタントや正教は主教と言う)
が、その後アイルランドがイギリスから独立すると多数派のカトリック信者に押されてアイルランド国教はカトリック的な立場を取るようになる☆
それでは大聖堂に入って行こうと歩いて行くとベンチにルンペンが寝てる・・・と思ったらこれ修道士の銅像だ
内部に入ってみると3廊式のバシリカでシックで上品だな
クライストチャーチ内で注目すべきはストロングボウの墓でストロングボウは中世ノルマン(バイキング)の貴族でこのダブリンを占領し現在のダブリンを造った指導者であったそうな
決して壮大ではないがレトロ感たっぷりの木製のパイプオルガンもなかなか見物でどんな音がするのか聞いてみたかったなぁ〜(((uдu*)))
クライストチャーチにはなかなか大きな地下室があって歴史的調度品がいくつかあるが中でも面白いのは追いかけっこをしていてそのままミイラになってしまったネコとネズミw
何でもにゃんことネズミが上の写真のパイプオルガンの裏から出られなくなってそのままミイラ化してしまったと言う
あはははwwなんかドジだな〜
笑っちゃダメかも知れないけど、これ完璧にトムとジェリーのミイラと言っていいよね
こんな見事なトムジェリ型ミイラは世界唯一じゃないかな
さて、今度はクライストチャート大聖堂から南に行くとあるのがもう一つのアイルランド国教の大聖堂である聖パトリック大聖堂(カレッジ・チャーチ)だ
入場料:6ユーロ(約750円)
聖パトリック大聖堂はアイルランド島全体で最大の規模を誇る大聖堂で1191年に創建されて現在の物は1713年に大改修したものだ
しかし同じアイルランド国教のカテドラルが同じ教区に2つ存在するのは不思議な話だがかつてアイルランド教区の派遣を巡ってアイルランド国教会が2つの派閥に割れた時代が続いていたからだと言うが現在、大聖堂とは名ばかりで権限の多くはクライストチャーチにあり准カテドラルと言った方が良いのかもしれない
聖パトリック大聖堂の内部もやはり3廊式のバシリカで荘厳な雰囲気が漂っている
主祭壇の上部である内陣部分にある大きなステンドグラスも聖書の名場面が描かれていて目を見張るものだった
すると聖歌隊の合唱が始まった
聖歌隊の美声に心が洗われるような思いであった(´ー`*)
では、皆さんにもオリジナル動画で聖歌隊の美声をお聴き頂こうではないか
どう心が洗われたでしょう
今度はダブリン市内を東に向かってゆくとダブリンのほぼ中心に大きな緑地公園であるグリーン・パーク(セント・スティーブンス・グリーン)がありここはダブリン市民の憩いの場となっている(入場無料)
公園内には紅葉・・・には一足遅いもう枯れる寸前の木々が落ち葉を散らして冬の訪れを告げていた
グリーン・パークを抜けて更に東に行くとアイルランド国立考古学博物館がある(入場無料)
この国立博物館は400万点にも及ぶ収蔵品が保管されてる巨大博物館でアイルランドの歴史が凝縮されている
博物館にはアイルランド島の石器時代から青銅器時代、古代の物も多く収蔵されており青銅器の剣や金細工、古代の船や古代人の遺骨などその展示品は多様に渡る
が、この博物館の目玉は何と言っても中世ケルト時代の金属性の調度品でその中の3つほどそ抜粋して紹介しよう☆
まず、これはコングの十字架で金属で出来た十字架型の聖骨箱の一部であるケルト様式の美術工芸品だそうな(´・∀・`)
これはタラのブローチと、言う西暦700年前後に造られた物でピンの長さは32センチ、リングの直径が9センチで当時の加工技術においてはかなり高度なものであることやその大きさから上流階級者がオブジェとして特別発注したものではないかと言われている
これはアーダの聖杯で1868年にアーダと言う街から出土したのでアーダの聖杯と呼ばれており8世紀頃のもので金、ブロンズ、エナメルなどで装飾されておりケルトを代表する組ひも模様もありラテン語でキリストの使徒の名が刻まれているがはっきり読み取れないようだ
紹介出来たのはほんの一部だが古より金属加工技術に優れていたケルト民族らしい品々がずらりと並びさすがは国立博物館と言うだけあってここの調度品の充実ぶりは世界に誇れるものだろう
さて、こうして今回はダブリンの文化材を巡ったが近代までイギリスの連合王国の中の1つであったアイルランドだがその深い歴史が織り成す多様文化の深さを知ったな(´ー`*)
では今回はここまで
続きは次回のお楽しみと言う事で
さて、クライストチャーチにあるまるで追いかけっこしてるのまんまミイラ化したネコとネズミのミイラだがこれを見ていたらトムとジェリーの最終回って一体どうなるんだろうって、めっちゃ気になってきた
では、今回は昭和世代なら誰でも知っているトムとジェリーの最後がこのミイラのようになるのかどうか観てみよう
↓ ↓ ↓
な、なんと
トムジェリの最終回ってこんな風だったのかΣ( ̄ロ ̄lll)
これはあくまで都市伝説と言われてるがサザエさんの最終回に比べ、トムジェリは亡くなる時だけその辺のネコのように亡くなるトムといきなり普通のネズミになって簡単にネコに狩られてしまうジェリーにバイタリティが足らないのではないか
と、思えてしまうが逆に普通のネコとネズミのように死んでゆく事が衝撃となってる事がこのアニメの凄さなのかも
ちなみにトムと呼ばれてるのは日本語版だけでアメリカ版ではトムはトーマスだよね
其の661終り