2015年01月02日
実はそんなに堅守じゃない。2014年サンフレッチェを斬る!(失点篇)
昨年末に2014年シーズンの振り返りとして【得点篇】をアップいたしましたが、お約束した【失点篇】を年末バタバタしてなかなかアップできずにいました。
【得点篇】おさらい
(得点篇のブログはこちら) https://fanblogs.jp/shishin1/archive/74/0
今シーズンのリーグ戦34試合での時間経過ごとの得点は下記のようになっています。
(ATはアディショナルタイム)
0〜15分 〜30分 〜45分 〜60分 〜75分 〜90分 AT
1点 7点 3点 10点 11点 11点 1点
(合計44得点)
これを見てわかるように、前半はほとんど得点ができない状況です。
前半得点できた試合は、わずか7試合しかありません。
(2014年戦績:13勝 10敗 11引分)
1 先制された試合は34試合中18試合ありました。
この18試合の戦績は4勝9敗5引分でした。
2 10敗の内、先制されてそのまま負けた試合は9試合となっています。
(1敗はマリノス戦の逆転負け)
3 11引分の内、先制されて追いついての引分は5試合となっています。
ゼロゼロの引分が4試合、追いつかれての引分が2試合
(13節清水戦、15節大宮戦)
<結論>先制されると後半ギアを上げても、結局そのまま負けるか、頑張って引分け止まりであったということです。
一方、失点の方はどうかと言うと、34試合の時間経過ごとの失点は下記の通りです。
(ATはアディショナルタイム)
0〜15分 〜30分 〜45分 〜60分 〜75分 〜90分 AT
6点 6点 4点 5点 7点 7点 2点
(合計37失点)
優勝したガンバの場合はと言うと、
0〜15分 〜30分 〜45分 〜60分 〜75分 〜90分 AT
7点 2点 4点 1点 7点 8点 2点
(合計31失点)
試合立ち上がりと後半30分過ぎから失点しやすい感じですが、ATは集中している感じですね。
浦和の場合はと言うと、
0〜15分 〜30分 〜45分 〜60分 〜75分 〜90分 AT
5点 5点 3点 3点 6点 5点 5点
(合計32失点)
こちらは、前半終了間際や後半立ち上がりは集中力がありますが、特にATに熱くなって前掛かりに行く、自分の感情をコントロールできないDFがいるので、あいかわらずやられている感じですね。
結局、どのチームも90分間いずれの時間帯でも、わりとまんべんなく失点してしまうような感じです。
これらのデータからも、今までサンフレッチェはどちらかと言うと堅守のイメージでしたが、2014年シーズンは実はそうでもないことがわかります。
ただ、アディショナルタイムのディフェンス面の集中力は、さすがです。
守備時はファイブバックで堅牢なイメージですが、今シーズンはあっさりどの時間帯でも失点してしまうフォーメーションということでした。
<2014年サンフレッチェ総括>
1 前半はゆっくり試合に入って守備を固めて、後半ギアを上げて攻撃している。
2 その影響で、前半はほとんど得点できない。(34試合中7試合のみ)
3 守備を固めているわりには、どの時間帯でもあっさり失点する。
4 結局、先制されるとそのまま負けるか、頑張って引分けまで。
逆転勝ちは難しい。
5 超攻撃的に行く時(後半)のフォーメーションの可変については、
機能する場合が多く得点も期待できるが、
守備時のファイブバックは前半から固めていても失点するケースが多い。
6 ということは、現在のフォーメーションは前半立ち上がりに
得点しにくい上に、ファイブバックになるのでサイドプレーヤーの
負担が大きい。
7 交代枠の使い方がサイドやトップの交代と固定化されているので、
勝っている試合を勝ち逃げする、引分け試合を勝ち試合にする、
負け試合を引分け試合にするなどの戦略的な選手起用、
フォーメーション変更ができない。
昨日もヤフーニュースで、バイエルンの試合中のシステム可変が現在のトレンドであると言った内容の記事が出ていましたが、いち早く試合中の可変システムを取り入れていたサンフレッチェには、試合中のもっと複雑な可変には柔軟に対応できる素地はあるのではないでしょうか。
現在のシステムは可変と言っても定型化されているので、対戦相手には可変ととられなくなって来ているとしか思えません。
今シーズンはぜひ試合状況によっての試合中のシステム変更、そのシステムにあわせたメンバー交代をして、負け試合を引分けに、引分け試合を勝ち試合にできるようにできないものでしょうか。
2015年サンフレッチェには、試合中に相手チームが困惑するような試合中の状況にあわせた素早いシステム可変と、それに伴う圧倒的な攻撃力、圧倒的な守備力で立ち向かってもらいたいと願ってやみません。
【得点篇】おさらい
(得点篇のブログはこちら) https://fanblogs.jp/shishin1/archive/74/0
今シーズンのリーグ戦34試合での時間経過ごとの得点は下記のようになっています。
(ATはアディショナルタイム)
0〜15分 〜30分 〜45分 〜60分 〜75分 〜90分 AT
1点 7点 3点 10点 11点 11点 1点
(合計44得点)
これを見てわかるように、前半はほとんど得点ができない状況です。
前半得点できた試合は、わずか7試合しかありません。
(2014年戦績:13勝 10敗 11引分)
1 先制された試合は34試合中18試合ありました。
この18試合の戦績は4勝9敗5引分でした。
2 10敗の内、先制されてそのまま負けた試合は9試合となっています。
(1敗はマリノス戦の逆転負け)
3 11引分の内、先制されて追いついての引分は5試合となっています。
ゼロゼロの引分が4試合、追いつかれての引分が2試合
(13節清水戦、15節大宮戦)
<結論>先制されると後半ギアを上げても、結局そのまま負けるか、頑張って引分け止まりであったということです。
一方、失点の方はどうかと言うと、34試合の時間経過ごとの失点は下記の通りです。
(ATはアディショナルタイム)
0〜15分 〜30分 〜45分 〜60分 〜75分 〜90分 AT
6点 6点 4点 5点 7点 7点 2点
(合計37失点)
優勝したガンバの場合はと言うと、
0〜15分 〜30分 〜45分 〜60分 〜75分 〜90分 AT
7点 2点 4点 1点 7点 8点 2点
(合計31失点)
試合立ち上がりと後半30分過ぎから失点しやすい感じですが、ATは集中している感じですね。
浦和の場合はと言うと、
0〜15分 〜30分 〜45分 〜60分 〜75分 〜90分 AT
5点 5点 3点 3点 6点 5点 5点
(合計32失点)
こちらは、前半終了間際や後半立ち上がりは集中力がありますが、特にATに熱くなって前掛かりに行く、自分の感情をコントロールできないDFがいるので、あいかわらずやられている感じですね。
結局、どのチームも90分間いずれの時間帯でも、わりとまんべんなく失点してしまうような感じです。
これらのデータからも、今までサンフレッチェはどちらかと言うと堅守のイメージでしたが、2014年シーズンは実はそうでもないことがわかります。
ただ、アディショナルタイムのディフェンス面の集中力は、さすがです。
守備時はファイブバックで堅牢なイメージですが、今シーズンはあっさりどの時間帯でも失点してしまうフォーメーションということでした。
<2014年サンフレッチェ総括>
1 前半はゆっくり試合に入って守備を固めて、後半ギアを上げて攻撃している。
2 その影響で、前半はほとんど得点できない。(34試合中7試合のみ)
3 守備を固めているわりには、どの時間帯でもあっさり失点する。
4 結局、先制されるとそのまま負けるか、頑張って引分けまで。
逆転勝ちは難しい。
5 超攻撃的に行く時(後半)のフォーメーションの可変については、
機能する場合が多く得点も期待できるが、
守備時のファイブバックは前半から固めていても失点するケースが多い。
6 ということは、現在のフォーメーションは前半立ち上がりに
得点しにくい上に、ファイブバックになるのでサイドプレーヤーの
負担が大きい。
7 交代枠の使い方がサイドやトップの交代と固定化されているので、
勝っている試合を勝ち逃げする、引分け試合を勝ち試合にする、
負け試合を引分け試合にするなどの戦略的な選手起用、
フォーメーション変更ができない。
昨日もヤフーニュースで、バイエルンの試合中のシステム可変が現在のトレンドであると言った内容の記事が出ていましたが、いち早く試合中の可変システムを取り入れていたサンフレッチェには、試合中のもっと複雑な可変には柔軟に対応できる素地はあるのではないでしょうか。
現在のシステムは可変と言っても定型化されているので、対戦相手には可変ととられなくなって来ているとしか思えません。
今シーズンはぜひ試合状況によっての試合中のシステム変更、そのシステムにあわせたメンバー交代をして、負け試合を引分けに、引分け試合を勝ち試合にできるようにできないものでしょうか。
2015年サンフレッチェには、試合中に相手チームが困惑するような試合中の状況にあわせた素早いシステム可変と、それに伴う圧倒的な攻撃力、圧倒的な守備力で立ち向かってもらいたいと願ってやみません。
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