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2018年06月01日

工作好きな女の子に『ももいろのきりん』(児童書)

おしり探偵で児童書デビューした小学1年の我が娘。

母はさっそく、次の児童書を読ませたくて図書館で借りてきました

それが中川李枝子さんの『ももいろのきりん』

ももいろのきりん (福音館創作童話シリーズ)

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作者の中川李枝子さん、かの有名な絵本『ぐりとぐら』の原作の方です

恥ずかしながら、作者紹介を見るまで気づきませんでした

娘が自主的に選んだわけではありませんでしたが、工作・折り紙・塗り絵好きの我が子には興味をそそる所があったようで、借りてきて2日で読みきってしまいました。

 あらすじ


主人公は「るるこ」という女の子。
お母さんから部屋いっぱいになるぐらい大きな桃色の紙をもらいます。

るるこちゃんは喜んでのりとはさみとクレヨンを使って大きなきりんを作り始めました。

途中、足やしっぽが足りなくなるアクシデントを乗り越え、完成したももいろのきりん。

クレヨンで目と口を描き入れると、大きなきりんは突然喋り始めました。

驚くるるこちゃんですが、きりんに『キリカ』という名前を付けて仲良くなりました。


大きすぎて部屋に入りきらなかったキリカは窓から首を出したまま一夜を過ごしました。

すると、夜のうちに降った雨のせいで首が濡れてフニャフニャに、色もはげてしまいました

慌てて洗濯物よろしくキリカの首を物干し竿に留めて乾かす るるこちゃん。
そのうちすっかり乾き、色は はげたままですがキリカはもとの元気を取り戻しました。


キリカは『世界一のきりん』と自称するだけあって、とっても足が早く、遠くまで見渡せる目を持っています。

るるこちゃんにはとても見えない、遠くの山にある、クレヨンの木を目指して、風のようにビュンビュンと走っていきます。

クレヨン山には色々な動物たちがいました。
色がはげて、自信まで無くしてしまった動物たちに、クレヨンの木を独り占めしている意地悪なオレンジグマ。

クレヨンの木を独り占めしているクマと、首の色がはげてしまったので桃色のクレヨンを分けてもらいたいキリカ。
二人はとうとうケンカになってしまいます。

キリカとオレンジグマの対決、さぁどうなるのでしょうか…


ここまでですでに全体の半分以上ネタバレですが(笑)、
続きが気になる方は是非読んでみてください


総評(5点満点)

絵柄(挿絵):2(女の子がリアルっぽい絵柄で好みが別れるかも )
ストーリー:4(夢いっぱいのステキなお話)
子供の反応:3(工作好きな子向け)
オススメ度:3(ストーリーの起伏はあまりないが、読みやすくどんどんページをめくってしまいます)
総合得点:3

ほぼ全ページに挿絵が入っていますので、ページ数の多い絵本のような感じです。

うちの娘は体を動かすよりも、部屋の中で折り紙をしたり工作をしたりするのが好きなので、共感できる所があったのか、本を開くとひとりで黙々と読み進めていました。

「大きな紙があったら、○○ちゃんは何を作る?」と色々と想像して親子の会話も弾みそうです

どちらかというと女の子におすすめかな?
読み聞かせするとしても1日1章程度(約20ページ、10分前後) 読むと、4,5日で1冊読みきれるボリュームです。

一度読み始めると、どんどん本の世界に引き込まれて、あっという間に読み終わってしまう魅力的なお話です










タグ:児童書
posted by しぃのみ at 00:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本
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