晴れの日ばかりじゃつまらない

今日紹介する絵本は、寺村輝夫さん作、和歌山静子さん絵の王さまシリーズ絵本
『ぞうのたまごのたまごやき』。

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※こちらは「ぞうのたまごのたまごやき」の他にも数話収録されている読み物でした。
私が借りた絵本はどうやら限定復刻版だったようで、残念ながらAmazon・楽天では見つけられませんでした

王さまシリーズは、私が子供の頃からあるシリーズで、私はファンクラブに入るほど大好きな本でした。

今でも実家には「王さまクラブ」の会員証があります

今でも人気は健在のようで、娘の小学校ではひらがなの練習プリントが「王さまプリント」なのです

わがままで子供みたいだけれど、何だか憎めない王さまのキャラクターは秀逸

私が子供の頃に読んでいたのは、文庫本タイプで3〜4話お話が入った物だったのですが、今回は小学1年の娘にも好きになってほしいと思い、絵本版のものを借りてきました。


ちなみに文庫本バージョンはこんな感じです。
字が小さく、ページ数も200ページほどあるので一人で読めるのは小学校3年生くらいでしょうか。

しかし値段がお手頃で場所を取らないので手に取りやすいですね

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たまごやきが大好きな王さま。
朝も、昼も、夜も、いつもたまごやきを食べていたんだそうです。

そんな王さまのうちに、赤ちゃんが生まれました。

王さまはすっかり喜んで、3人の大臣を呼んで言いました。
「おいわいをしよう。国中の人たちをお城に集めて、うんとごちそうをしてあげよう。」

「ごちそうは何にしましょうか、王さま。」

「ごちそうはたまごやきに決まってるさ。
集まった人たちみんなに、たまごやきをごちそうするんだ。」

大臣たちは言いました。

「王さま、国にはそんなにたくさんたまごがありません。」

「にわとりは一度に何十もたまごを産めません。」

「ほかのごちそうで間に合わせましょう。」


王さまはそれを聞いて怒ってしまいました。

「絶対にたまごやきだ。
たまごやきでなかったら、おいわいはやめだ。」

さすが、王さま。わがままで大臣の言うことなんて聞きません(笑)

大臣が困っていると、王さまはこんなことを言い出しました。

「じゃあ ぞうのたまごを持ってくればいいではないか」

そこで、大臣たちは手分けして「ぞうのたまごのたまごやき」を作るための準備を始めたのでした。

ぞうのたまごを見つけてくる係、大きなフライパンを作る係、フライパンをのせる大きなかまどを作る係。


さっそく、ぞうのたまごを探しに、担当大臣の部隊が出発することになりました。



お約束のラッパが鳴って、出発です！

はたして、大臣はぞうのたまごを見つけることができるのでしょうか。


絵柄：5(長新太さんバージョンもありますが、私は和歌山静子さんの絵が大好きです)
ストーリー：4(卵を探しにサバンナに行く所が一番の見所です)
子供の反応：3(「ぞうのたまご」がよくわかっていなくて、オチの反応がイマイチでした…)
オススメ度：3.5(王さまのキャラクターが秀逸。)
総合得点：4

個人的に大好きなので満点付けたい
…ですが、オチの「ぞうはたまごを産まないよ」という事実、小学校1年生の娘にはピンと来なかったようです

その辺がよく理解できている年になってからの方が面白いのかな？？


王さまシリーズ、私も「懐かしいな〜」と楽しみながら読むことができました(忘れている部分がほとんどでしたが)






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