2018年09月29日
小学校低学年向け読み物『ルルとララのハロウィン』 【小学校低学年向け読み物】
もうすぐハロウィン
街中にもハロウィンの仮装やお菓子作りのための商品が目につくようになってきました
そんな先日、娘が手に取った本がこちら
あんびるやすこさんの『ルルとララのハロウィン』。
今回本屋さんで購入したのですが、ルルとララのイラスト入りのラッピング袋やクリップが付いていました!
あんびるやすこさんは魔女をテーマとした児童向けの読み物を多く執筆されている方です。
女の子向けのファンタジックなお話に加え、かわいらしい挿し絵も全てあんびるさんが描いています
小学1年の娘は今この『ルルとララ』シリーズにハマっていて、毎週のように学校の図書館でこのシリーズを借りて来ています。
主人公はルルとララという名前の小学生の女の子二人組。二人は週末になると森のお菓子屋さんの店長をしています
ルルは茶色の髪の長い、心配性でロマンチストな女の子。いつもピンク系の服を着ています。
ララは黒髪の肩くらいまでの長さで、「なんとかなるわよ!」といつも楽天的な女の子。いつも水色系の服を着ています。
この二人にお菓子作りを教えてくれるのが、お隣のパン屋さんのシュガーおばさんです。
森にはたくさんの食いしん坊の動物たちが住んでいます。
その中でもルルとララ二人に協力してくれるのがノネズミのニッキです。
「なんともじつに!」といった風に、少し風変わりなしゃべり方をしますが、森の動物たちには顔が広く、お店のことをみんなに伝えてくれます
ルルとララはまだまだ駆け出しのお菓子屋さん。初め作れるお菓子はクッキーだけでしたが、お隣のシュガーおばさんにレシピを教えてもらい、色々なお菓子作りに挑戦します
ルルとララが挑戦するお菓子レシピはかわいい絵入りで小学生でも分かりやすく書かれています。
火や包丁など危ないものを使わず、電子レンジで加熱したり、冷やし固めて作るお菓子だったりと子供達がチャレンジしやすく親も安心です。
お話だけでなく、挿し絵も楽しめるこのシリーズ。
全てのページにかわいい縁取りや小さなスイーツが書き込まれています。
個人的に気に入っているのがルルとララの衣装。テーマとなるお菓子のレシピに合わせて毎回違う衣装が描かれているんです
今回のハロウィンの衣装は魔女っぽいワンピースにとんがり帽子でとってもかわいらしいです
「やってみなくちゃ、わからない!」
そんな前向きなメッセージが込められたお話です。
森に秋がやってきたある日のこと。突然お店に白いハンカチのようなオバケが二人現れました。
オバケの子、クローとウーは2年に一度、森にランタンが飛び交うランタンフェスティバルに森のみんなをを招待しようと大はりきり
「おとなのオバケたちからは、『誘ったって誰も来やしないさ』って言われたけれど、やってみなくちゃ、わからないよ!」
と前向きです。
今回お店に現れたのも、パーティーケーキを注文するためだったのです。
オバケたちはさっそくルルとララ、ニッキにパーティーの招待状を差し出しました。
ルルとララは喜んで受け取りましたが、オバケがこわいニッキは嘘をついて断ってしまいます
とても残念そうに姿を消したオバケたちは、その後森のみんなのおうちを回って招待状を渡しに行きました。
さて、ケーキの注文が入ってはりきるルルとララですが、実はまだスポンジケーキを上手に焼けたことがありません。
まだまだパーティーには日があるということで一生懸命練習する二人ですが、相変わらずスポンジケーキは焦げてしまったりうまくふくらまなかったり…
失敗したケーキをどうしたものかと困っている所にシュガーおばさんがやってきて、見た目が悪いスポンジケーキを使ったかわいいお菓子のレシピを教えてくれます
(どんなスイーツかは本を読んでみてね)
パーティーの前日、お店にオバケたちがやって来ました。
二人はしょんぼりして注文したケーキをキャンセルしたいと言ってきました。
森の動物たちに招待状を出したけれども、パーティーには誰も来てくれないと言うのです。
「きっとみんなは、オバケと友達になりたくないんだ」
としくしくと泣きながら帰っていきました
嘘をついて誘いを断ったことを後悔するニッキ。
ルルはそんなニッキを優しく励まし、翌日のハロウィンの日にお店に来たオバケと、オバケに仮装した動物にハロウィンのお菓子をプレゼントするイベントを提案します。
励まされて元気を取り戻したニッキはポスターを抱えて森にかけ出していき、ルルとララはハロウィンのアイシングクッキーを準備しました
いよいよハロウィンの日。お店にはオバケの子、オバケに仮装した動物たちがたくさん集まりました。
同じような格好をしたオバケと動物たちは徐々に打ち解けていきます。
「一度断ってしまったけれど、今夜のランタンフェスティバル、やっぱり行ってもいいかしら?」
という動物たちの声に、とっても嬉しいオバケの子たちですが、
「でもパーティーの準備を何もしていないのです。残念だけれどパーティーはできません…」
すると、ルルとララが言いました。
「あら、できないかどうかは、やってみなくちゃわからないでしょ?
ケーキなら用意するわ!
お皿もテーブルも必要のない、見たこともないケーキをね。」
さあ、ルルとララはどんなケーキを準備するのでしょうか
絵柄:4(細かい縁取り、お菓子のイラスト、キャラの衣装まで丁寧に描き込まれています。)
ストーリー:4.5(小学校低学年にも分かりやすいストーリーに、伝えたいメッセージがしっかり込められています。)
子供の反応:3.5(次々読んでいくので気に入ってる様子。)
オススメ度:4(漢字は全てフリガナがふってあるので1年生でも一人で読めます。少し漢字が使われているので自然と勉強にもなりそう。)
総合得点:4
小学1,2年生の女の子に特にオススメしたいシリーズです
初め「名前がサンリオの双子のキャラクターや、くまの学校シリーズの双子のキャラクターに似てるなぁ」とか、「昔からよくあるお菓子レシピ系のお話かぁ」と良い印象を持っていませんでした
しかし読んでみたら良い意味で期待を裏切られました
低学年にも分かりやすいストーリーの中に、きちんと伝えたいメッセージが込められています。
ハロウィンのお話では、
『やってみなくちゃわからない!』
が冒頭から繰り返し出てきます。
大人が読み返しても「良くできたお話だなぁ」と感心します
個人的には、もっとも〜っと人気が出て有名になっても良い作品だと思っています
たくさんの母娘に読んでほしい!
図書館でも比較的借りやすいのでぜひ読んでほしいシリーズです
街中にもハロウィンの仮装やお菓子作りのための商品が目につくようになってきました
そんな先日、娘が手に取った本がこちら
あんびるやすこさんの『ルルとララのハロウィン』。
新品価格 |
今回本屋さんで購入したのですが、ルルとララのイラスト入りのラッピング袋やクリップが付いていました!
あんびるやすこさんは魔女をテーマとした児童向けの読み物を多く執筆されている方です。
女の子向けのファンタジックなお話に加え、かわいらしい挿し絵も全てあんびるさんが描いています
小学1年の娘は今この『ルルとララ』シリーズにハマっていて、毎週のように学校の図書館でこのシリーズを借りて来ています。
『ルルとララ』シリーズについて
主人公はルルとララという名前の小学生の女の子二人組。二人は週末になると森のお菓子屋さんの店長をしています
ルルは茶色の髪の長い、心配性でロマンチストな女の子。いつもピンク系の服を着ています。
ララは黒髪の肩くらいまでの長さで、「なんとかなるわよ!」といつも楽天的な女の子。いつも水色系の服を着ています。
この二人にお菓子作りを教えてくれるのが、お隣のパン屋さんのシュガーおばさんです。
森にはたくさんの食いしん坊の動物たちが住んでいます。
その中でもルルとララ二人に協力してくれるのがノネズミのニッキです。
「なんともじつに!」といった風に、少し風変わりなしゃべり方をしますが、森の動物たちには顔が広く、お店のことをみんなに伝えてくれます
ルルとララはまだまだ駆け出しのお菓子屋さん。初め作れるお菓子はクッキーだけでしたが、お隣のシュガーおばさんにレシピを教えてもらい、色々なお菓子作りに挑戦します
ルルとララが挑戦するお菓子レシピはかわいい絵入りで小学生でも分かりやすく書かれています。
火や包丁など危ないものを使わず、電子レンジで加熱したり、冷やし固めて作るお菓子だったりと子供達がチャレンジしやすく親も安心です。
お話だけでなく、挿し絵も楽しめるこのシリーズ。
全てのページにかわいい縁取りや小さなスイーツが書き込まれています。
個人的に気に入っているのがルルとララの衣装。テーマとなるお菓子のレシピに合わせて毎回違う衣装が描かれているんです
今回のハロウィンの衣装は魔女っぽいワンピースにとんがり帽子でとってもかわいらしいです
『ルルとララのハロウィン』あらすじ
「やってみなくちゃ、わからない!」
そんな前向きなメッセージが込められたお話です。
森に秋がやってきたある日のこと。突然お店に白いハンカチのようなオバケが二人現れました。
オバケの子、クローとウーは2年に一度、森にランタンが飛び交うランタンフェスティバルに森のみんなをを招待しようと大はりきり
「おとなのオバケたちからは、『誘ったって誰も来やしないさ』って言われたけれど、やってみなくちゃ、わからないよ!」
と前向きです。
今回お店に現れたのも、パーティーケーキを注文するためだったのです。
オバケたちはさっそくルルとララ、ニッキにパーティーの招待状を差し出しました。
ルルとララは喜んで受け取りましたが、オバケがこわいニッキは嘘をついて断ってしまいます
とても残念そうに姿を消したオバケたちは、その後森のみんなのおうちを回って招待状を渡しに行きました。
さて、ケーキの注文が入ってはりきるルルとララですが、実はまだスポンジケーキを上手に焼けたことがありません。
まだまだパーティーには日があるということで一生懸命練習する二人ですが、相変わらずスポンジケーキは焦げてしまったりうまくふくらまなかったり…
失敗したケーキをどうしたものかと困っている所にシュガーおばさんがやってきて、見た目が悪いスポンジケーキを使ったかわいいお菓子のレシピを教えてくれます
(どんなスイーツかは本を読んでみてね)
パーティーの前日、お店にオバケたちがやって来ました。
二人はしょんぼりして注文したケーキをキャンセルしたいと言ってきました。
森の動物たちに招待状を出したけれども、パーティーには誰も来てくれないと言うのです。
「きっとみんなは、オバケと友達になりたくないんだ」
としくしくと泣きながら帰っていきました
嘘をついて誘いを断ったことを後悔するニッキ。
ルルはそんなニッキを優しく励まし、翌日のハロウィンの日にお店に来たオバケと、オバケに仮装した動物にハロウィンのお菓子をプレゼントするイベントを提案します。
励まされて元気を取り戻したニッキはポスターを抱えて森にかけ出していき、ルルとララはハロウィンのアイシングクッキーを準備しました
いよいよハロウィンの日。お店にはオバケの子、オバケに仮装した動物たちがたくさん集まりました。
同じような格好をしたオバケと動物たちは徐々に打ち解けていきます。
「一度断ってしまったけれど、今夜のランタンフェスティバル、やっぱり行ってもいいかしら?」
という動物たちの声に、とっても嬉しいオバケの子たちですが、
「でもパーティーの準備を何もしていないのです。残念だけれどパーティーはできません…」
すると、ルルとララが言いました。
「あら、できないかどうかは、やってみなくちゃわからないでしょ?
ケーキなら用意するわ!
お皿もテーブルも必要のない、見たこともないケーキをね。」
さあ、ルルとララはどんなケーキを準備するのでしょうか
総評(5点満点)
絵柄:4(細かい縁取り、お菓子のイラスト、キャラの衣装まで丁寧に描き込まれています。)
ストーリー:4.5(小学校低学年にも分かりやすいストーリーに、伝えたいメッセージがしっかり込められています。)
子供の反応:3.5(次々読んでいくので気に入ってる様子。)
オススメ度:4(漢字は全てフリガナがふってあるので1年生でも一人で読めます。少し漢字が使われているので自然と勉強にもなりそう。)
総合得点:4
小学1,2年生の女の子に特にオススメしたいシリーズです
初め「名前がサンリオの双子のキャラクターや、くまの学校シリーズの双子のキャラクターに似てるなぁ」とか、「昔からよくあるお菓子レシピ系のお話かぁ」と良い印象を持っていませんでした
しかし読んでみたら良い意味で期待を裏切られました
低学年にも分かりやすいストーリーの中に、きちんと伝えたいメッセージが込められています。
ハロウィンのお話では、
『やってみなくちゃわからない!』
が冒頭から繰り返し出てきます。
大人が読み返しても「良くできたお話だなぁ」と感心します
個人的には、もっとも〜っと人気が出て有名になっても良い作品だと思っています
たくさんの母娘に読んでほしい!
図書館でも比較的借りやすいのでぜひ読んでほしいシリーズです
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