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2016年11月28日

後ろからコツン!

  通勤途上でした。

 川に掛かる人道橋。そう、いわゆる人や自転車などが通る橋。その橋を最寄り駅まで足早に歩いていました。すると突然右手に軽い衝撃を感じました。

  一瞬何が起こったのかなっと思うと、私の右後方からゆっくりと自転車が追い越していきました。年の頃では70歳半ば位のおじいさんが運転する自転車。そのおじいさんが運転する自転車が、私の右手に当たってきたのです。

  状況を把握した私は、「痛いなー。危ないじゃないか」とそのおじいさんを思わず睨みつけました。しかし、おじいさんは何事も無かったかの様に、すいませーんと言いながら、私の方を振り返ることなく、ゆっくりと走り去っていきました。


 もう少し若いおじさんや若者なら、とっ捕まえて問いただすとこでしたが、このおじいさんなら仕方ないかと、モヤモヤした気持ちを抑えつつ、駅に向かいました。

 私は歩きながら、しばらくこの一連のことを考えてみました。

 もし、この自転車が猛スピードで当たってきたら、私は大怪我をしたかもしれない。尚且つ、おじいさんも転倒して大怪我をしたかもしれない。

 そう思うと、私の右手が少し痛い思いをしただけだから、私はツイてる。そしておじいさんも怪我しなかったからツイてると思い返しました。

 脳天気な奴だと思われても構いません。でも、いつまでもモヤモヤした気持ちを引きずりたくはなく、右手の痛みを引きずりたくはなかったから。

 例え、嫌なことが起きても、それよりもっと嫌なことが起きることよりはマシだ、ツイてると思い返す方が、何百倍も精神衛生上は良い。

 それにしても、最近、年配者の交通事故が増えているという。これもある意味、これも交通事故かもしれない。

 もし、多くの年配者の方たちが、このおじいさんのように交通事故を起こすことの重大さを感じることなく、車のハンドルを握ることの方が、どれだけ怖いことかも知れないと、一方で感じた次第です。いや、おじいさんだけだはない、私も含め全てのドライバーに共通する事だ。


 長々とした文章、今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。


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2018年、会社の健康診断で腎臓の難病が発覚。2ヶ月の入院生活を経て退院したものの、復職することなく会社を退職。現在は自分らしい生き方模索中です。
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