セキちゃんと一緒

セキちゃんの知能を発達させるために、おもちゃを設置することにした。

夏の終わりごろの話。

なんとなくセキちゃんが退屈そうな気がしたので、おもちゃをプレゼントすることにした。


インコ用のおもちゃを調べると、鈴がついたものがあった。

鈴が好きなことは初めて知った。

買うのもいいけど、家にあるので自作でいないかしらと家探し開始。

結果、小さい鈴がいくつか出てきた。

おもちゃの写真の鈴は大きいものだった。

小さいと間違って食べてしまいそうでちょっとこわい。

どうしたものかと思っていたら、なんか良さげなものを発見。

小型の風鈴である。



風鈴といっても、ガラスじゃなくて金属製。

何年か前に雑誌についてきたもので、キャラクターのプリントが描いてあったりするもの。

小さくて、軽いからちょうどいいかも。

音が鳴るのは一緒だし、いけるんじゃないかということで設置。



カゴの上に、梯子をつけていたのでその先から吊るすことにした。

梯子は斜めになっているので、そこから垂らすといい感じに吊るすことができる。

そのまま結びつけると、何となく具合がよくなかったので、ポール用の洗濯ばさみを間に使ったら成功した。




セキちゃんの反応。

風鈴の紐の部分に、飾りでビーズがついているのだが、それが気に入ったみたい。

紐を片足で抑えながら、ビーズをしゃぶって遊んでいる。

外そうとしてるのか、ずらすことが楽しいのかは分からないが夢中で遊んでいる。

それでリィン、リィンと音がなったりしている。

夏も終わりで、季節外れの風鈴の音がなんとなく変な感じだけど、まあいいか。



後日、音が鳴る鐘の中の金属にも興味を示していじっていた。

それから、音が出ることも面白くなったみたいで、鐘の部分をつついて遊ぶようになった。

高速でつつくのでリンリンリンリン、とあまり風情が感じられなくなってしまったが、まあ本人（鳥）？が楽しそうなのでいいだろう。


意外だったのが、紐の先についている紙には興味を示さなかったことだ。

シールとか新聞紙とかペラペラしたものをしゃぶるのが好きなので、てっきりぼろぼろにされてしまうのではと思っていた。

結構好きなキャラクターだったので、そうなるのも覚悟であげたつもりだったのだが今のところ無事。

１２月に入った現在でも、設置すると気が向いたら鳴らして遊んでいる。