かんぽ生命の不適切販売問題が大きくクローズアップされており、かんぽ生命の加入者の方たちに大きな疑念と怒りを抱かせております。
そんな中で、本日の報道によると
かんぽ生命は、不適切な保険販売だった可能性のある18万件余りの契約者に対し、本日5日から、個別に「保険の契約ごとにどのような不利益の可能性があったかを後日、電話や訪問で状況確認を行う」旨の書面を郵送し始めた
とのことです。
そして、
「今後、コールセンターから電話したり直接訪問したりして契約時の状況や顧客の意向を確認し、必要に応じて、元の契約に戻したり払いすぎた保険料を返したりする」との方針
を表明しました。
また、これとは別に、
およそ3000万件に上るすべての契約についても顧客に不利益がなかったか検証し、来月の終わりまでに書面を送ることにしていることを明らかにしました。
この報道を聞いて、すぐに思い起こすのは、新元号「令和」に便乗して全国で、電話を使った「新元号便乗詐欺」が多発したことです。世の中の騒ぎに便乗して新手の特殊詐欺が横行してきたということです。
かんぽ生命も、そのことを懸念して、「銀行のキャッシュカードを預かったりパスワードを聞いたりすることはないので、詐欺などに注意してほしい」としています。
今回も恐らく、詐欺グループはこの騒ぎに便乗して、あの手この手で詐欺を企てることは間違いないと思います。
かんぽ生命に加入されている方は中高年者の方が大半だろうと考えます。
いつもながら、特殊詐欺は、一人住まいの高齢者の方が狙われるがちです。
このため、どうか、かんぽ生命に関わっていると思われる高齢者の方が身内におられれば、便乗詐欺に遭わないよう是非注意を呼び掛けてください!
唐突に、かんぽ生命の担当者を名乗り電話がかかってきたり、自宅に訪問があれば大抵、便乗詐欺だと考え対応しないよう注意を促してください!
かんぽ生命では、電話あるいは自宅をお訪問する時は、必ず、事前に郵便による書簡で案内し確認した上で行う
としています。(正式な書面が必ず来てからの連絡となることが明記されている)
従って、郵便による事前連絡なしに、電話や直接の戸別訪問はないはずなので、その場合は、便乗詐欺と考え絶対に相手と直接応対しないよう注意しましょう!
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