2015年01月28日
インドの旅12
夜になる前に、もう一発バングラッシーを飲みに行こうと3人で、同じ店に行く事にした。3日もいるとバナラシにも慣れてきて、インドに入る前の不安はどこかにすっ飛んでしまっていた。バングラッシーの店に辿り着いた時には、店は大繁盛しており待ち時間が10分ほどあった。違う隣の店も繁盛しており、やはり欧米人がかなりの人数で来ていた。待っている間は、ミディアムにするか、ストロングにするか、それともスーパーストロングにするか迷っているのも楽しかった。みんな、ストロングで決めて注文し、空いた席に座って出来上がるのを待つ事にした。アルコールを買った彼に、アルコールは何時飲むのか聞いた所、アルコールよりバングラッシーの方が楽しいのでバナラシを出た後の街で飲むと言っていた。バングラッシーが出来上がったと同時に一気に飲みほぐして、彼は自分の宿へと帰って行った。自分達も宿に帰り、シャワーを浴びる事にした。部屋に戻り、シャワーを浴びる準備をしていたら、チェックインをした時から気になっていた事があったのだが、友人が先に口を開いた。部屋に入って3番目のベッドに寝ている日本人はピクリとも動かないが生きているのか?と言ってきたので、自分も不思議に思っていた。と返答。実は、体調が悪いなら少しは動くはずだが、うつ伏せになったまま動いている姿を見た事がないのだ。見た感じは、まだ旅慣れていないような真新しいTシャツとチノパン姿でバックパックも新しく綺麗な状態で置いてある。とにかくシャワーを浴びて、その話はあとにしようとシャワー室へ入った。シャワー室は薄暗くて水しか出ないので、最初に浴びた瞬間がヒヤリとする。一日の汗を洗い流して部屋に戻ったらバングラッシーが効いてきた。シャワーから友人も戻ってきたのでテラスへと向かった。外は暗くなっており、満月の夜だった。