薄暗い宿の窓から朝日が入って来たので起きてみたら、まだ6時だった。昨夜は早く寝たせいか起床が早かった。シャワーを浴びて8時頃にレストランに行ってみた。すでにレストランはオープンしており、トーマスもそこにはいた。トーマスにメニューを見せてもらいサンドイッチとジュースを注文した。アンジュナ・ビーチの海を眺めながらの朝が格別に良い。崖下のビーチを覗いてみると欧米人が数名泳いでいるのが見えた。サンドイッチが運ばれてきたのと同時にバイクに乗った日本人が到着した。昨日の日本人男性だった。食事を一緒に取り、ビーチに行ってみる事にしたのだが、彼はアンジュナ・ビーチ周辺の事も知り尽くしているのでガイドをしてくれた。ビーチを散歩していると一軒の白くて大きい家が見えてきた。彼は、あそこの家の持ち主は欧米系のインド人で知り合いになったから行ってみようと話出した。玄関でチャイムを鳴らしても出て来ないので、彼は家の中に入って行ってしまった。これは不法侵入じゃないのかな?と思って自分は恐る恐る入ってみた。誰もいないみたいだ。と思った瞬間、金髪で肌の浅黒いジャンキーみたいな男が現れた。日本人の彼は、機嫌良く挨拶をしたのだが、インド人は内気な性格なのか二言三言話して家の奥に入って行った。自分は、あの体格のいいインド人に気を使おうと家を離れるように促した。日本人の彼も、そうしようとビーチに戻った。彼がいなかったら、あのインド人に殺されていたかもしれないと思うと体がゾーッとした。
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