カルカッタを出発する朝がきた。部屋のみんなが宿の外まで見送ってくれて、みんなに挨拶をして、タクシーに乗り込んだ。昨日、カルカッタに着いた日本人男性は「プリーに行くので、プリーで待っていて欲しい。」と最後の別れを言っていた。自分は急いでいないので、恐らく会う事になるだろうと思い、駅を目指した。駅に向かう途中の大きい橋を走っている時に何故かカルカッタに来たばかりの時を思い出し懐かしくも思えた。駅に到着して、自分の電車を探したが未だインドの電車が定刻通りに来ないと思い信用出来なかったので案内所で電車の確認をして、自分の電車が何番線か聞いてみた。カルカッタが始発だったので電車は、すでに待機していた。地図上ではカルカッタからプリーまで近く感じたので一番安い椅子席にしたのだが、どうやら8時間近くは掛かるらしく、水とバナナを買って出発を待った。定刻を30分過ぎたあたりでカルカッタを出発した。電車の速度が上がるにつれて熱風が外から入ってきて、その風が心地よく感じ、大都市のカルカッタを出ると田園風景が目に入ってきた。電車を乗って分かった事があったのだが、未婚男性はインド人女性の真隣に座る事は出来ないらしく、隣には男性が座る事になっている。これも宗教の違いなんだな。と感じていると、隣の男性から声を掛けられて談笑になる。インド人は、どの他の国の人よりもフレンドリーである反面、面倒くさいと感じる事もある。面倒な時は寝てしまうのが一番なので早速寝る事にした。適当に起きて、今どこを走っているのか聞けば必然とプリーに着くだろうと8時間の旅を寝て楽しむ事にした。
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