夕方になって、この極度の暑さも収まってきたが、夕方がバラナシの一番暑い時間くらいになる程度だった。宿の中にいても暇なので外に出てみたら、日中の静けさとは違い観光客や地元のインド人が沢山行き交っていた。でも暑いのには変わらないので、またジュースを買って一気に飲み干した。土産屋が近くにあったので覗いてみる事にして店内に入ってみた。店内はクーラーがガンガンに効いており、生き返った気分になった。そんなに広くない店に自分1人しかいない客なので、店主は声を掛けてきた。この店はブッタガヤにある寺院の絵画を売っており、自分には興味がなかったので、説明を聞いたフリをして、ただ涼んでいるだけであった。店主も、それとなく気づいたのか話が日本に切り替わった。バナラシだと、ただ単に涼みに来ているだけの客なら追い返すのが当たり前だが、ここにいるインド人は少し違う。ヒンズー教ではない、仏教徒のインド人であったからかもしれない。店主は、外は暑いから店内で涼んでいくと良い。と話してくれて椅子まで出してくれた。なんと人の良い店主なんだと感激していたら、外で売っているチャイまで買ってきてくれて、こんなに親切なインド人に会ったのは初めてだった。熱いチャイを飲みながら、店内で涼んでいるのは、まさに天国で店主と1時間近くも話こんでしまったが、その間に来た客は1人もいなかった。店も暇だから、話相手が来た自分と時間潰しが出来るのが良かったのかな?とも思いこんだが、お礼を言って店をあとにした。外に出てみたら太陽が沈む所まで来ていたが、気温は35℃近くあるので、また身体から汗が大量に出てきた。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image