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2015年02月10日

インドの旅21

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暑くてたまらないが、バナラシから出発してブッタガヤに着くまでロクな食べ物を口にしていないのでお腹が空いてきた。ブッタガヤの地理も分からないので適当な店を探そうとしていた所、自転車に乗ったインド人少年が話掛けてきた。昼間から外を歩く外人が少ないのか、少年が何か探しているのかと聞いてきたので、レストランを探していると質問してみた。それなら「Ginza」がいいんじゃないか?と言って来たので、銀座?と不思議に思ったが、自転車の後ろに乗るように言われたので素直に乗って連れて行ってもらう事にした。自転車で3分ほど走ったら「Ginza」と書かれた日本食レストランに到着。日本食レストランの事だったのか・・・。と分かった所で、少年にお礼を言って中に入ってみた。昼時なのに、店の中は客がいない。インド人の店主らしき人がメニューを持ってきてくれて、メニューを見た瞬間に、かつ丼に目が止まり「かつ丼」を注文。店自体は決して綺麗とは言えないが、バラナシでも日本食レストランが多くあったので、味にも期待していた。客がいないので、すぐに「かつ丼」が出てきた。見た目は、ん〜!かつ丼!だが、一口食べて見ると、ちょっとかつ丼の味ではなかったが、お腹が限界に近いほど空いていたせいもあったのか一気に完食!一緒に頼んだコーラも飲み干して、満足感に浸っていると、日本人バックパッカーらしき男性が店に入ってきた。店主と仲良く話始めたので、ここに長くいる人かな?と思いつつ、お金を払い店を後にした。店内も暑かったが外は地獄のような暑さであった。店から宿に戻ろうとしたら、また自転車に乗った少年に出くわした。猛スピードで「Ginza!」と叫びながら走り去っていってしまった。あの自転車少年は、自転車に乗る事が楽しいのか良く分からなかったが、自分は宿へと戻った。部屋の中は天井にファンがあるのだが回しても熱風が舞っているだけで暑さしのぎにはならなく、この暑さには我慢出来ずに1日目にしてブッタガヤに飽きてしまっていた。


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15年前のアジア放浪記をまとめております。 世界は広いです。一歩踏み出せば、そこは日本では通じない モラルが待っています。
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