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2014年09月19日

中国の旅33

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なぜか久しぶりの1人の電車は寂しかった。中国語が分からない自分と、英語が通じない中国人とでは会話が難しい。物を買う為に数字を覚えたくらいの中国語は、ほぼ役に立たない。いきなり1人になってしまった自分がホームシックになっていたとは気づかなかった。そういえば、18才でアメリカに渡った時も1年経ったくらいでホームシックになった。それが分からずに単にシアトルと言う街に飽きてしまったのだと勘違いして、サンフランシスコに移った。サンフランシスコに引っ越ししてから新天地というのもあり、ホームシックは治っていた。でも、サンフランシスコは自分には合わなかった。それは、日本人が多くて日系も多くいたので新鮮味がなかった。その時に受けたホームシックのような気分に似ている。桂林に昼に着くはずが予定が遅れて夜に到着した。桂林では船で漓江(りこう)下りをするのが有名だが、かなり高いので金銭的に貧乏旅行している自分には、船の終着点の街の陽朔まで行く予定だったが外は暗くバスが走っているか分からない。とりあえず、駅を出るとあっさりと陽朔行きのバスを発見。外人価格なのか分からないが400円ほど払い陽朔へ向かった。2時間ほどは走っているだろうか、やたら長く感じた。夜10時半頃に到着。安宿の客引きなどいない。バスを降りると同じバスに乗っていた幼い中国人の子供が英語で話し掛けてきた。宿を探しているのか?予算は?と聞いて来た。なるべく安い宿がいいと伝えると、陽朔の小さいけどメインストリートにきた。その子は宿に入り値段の交渉をしてくれた。しかも、二泊で500円でいいと言う。一緒に部屋を見たらツインでそれなりに綺麗だ。ここに決めたと伝えると前金を払うように言われてチェックインをした。子供にお礼を言おうとしたら、その子はすでにいなくなっていた。チェックインした後に、外に出れば欧米系のカフェばかり。よほど欧米系のバックパッカーが来るんだな。と思いながら開いてるレストランに入った。メニューも英語で分かりやすい。困った時の炒飯を頼んだ。かなり美味しく、よく周りを見たら欧米系のバックパッカーがあちらこちらにいるではないか。その日は、ぐっすりと宿で寝る事が出来た。


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15年前のアジア放浪記をまとめております。 世界は広いです。一歩踏み出せば、そこは日本では通じない モラルが待っています。
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