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2014年09月10日

中国の旅11

西安ー2sk38k.JPG
北京を出発して一日が過ぎた。今日の夕方には西安に着く。事前の情報によれば、西安駅で外人のバックパックが後ろから切られて中身を盗まれる事があると聞いていたので、バックパックは前にお腹で持つようにしようと決めていた。無事、電車でのトラブルもなく時間通りに西安に着いた。夕方なのに、まだ明るく感じたが駅構内は陰気臭く暗い。駅から出ると安宿の呼び込みが英語で話掛けてきたが無視をして、バックパッカーが集まる人気宿に向かって歩いた。それを察したのか、その宿は改装中で、今は営業してないぞ!と言ってきた。西安は昔からの町なので敵から攻められた時に町を守るための塀が町を囲んでいる。高さは20mほどはあるだろうか。かなり高い塀。その塀の下を歩いている時に聞かされた、安宿の改装中の話であった。嘘だろうと思い、簡単な礼を言いながら確認の為に改装中の宿に向かったが、シツコく付いてくる。恐らく宿に1人連れてきたらリベートが貰える仕組みになっているんだろう。駅から自分の目指している宿を実際に歩いたら30分以上はかかりそうだ。地図では縮小されているので近くに感じたが、これでは本当に改装中だったら、また宿探しに時間が掛かってしまう。その男に一泊いくらだ?と聞いてみた。30元(約500円)だと言う。部屋を見てから決めると半分心が折れて、その男の宿に向かった。歩いて5分も掛からなかったが、宿は地下にあり、ツインの部屋に通された。窓はあるが地下なので、ほとんど光は入って来ない。ベッドは比較的綺麗でテレビも付いている。シャワーとトイレが共同で古くて汚なかった。高いな、20元しか出せない。と言うと、2泊してくれるなら一日20元でいいと言う。このやりとりで時間を無駄にしてしまったので、外は暗くなる一本なので、オッケー!と返答した。
チェックインを済ませて部屋に入ると、急にお腹が空いて来たので、外に出て見た。西安駅に着いた時に感じたのだが、結構寒い。夜になると更に寒くなっていた。防寒着を取り出して、外に出たが全く分からないので、宿の場所を覚えて近くの屋台と店で、買い物をした。肉まん、水とビール。
これで今夜は過ごそう。部屋に戻り、肉まんを食べるが不味い。青菜の肉無しまんだった。ビールも相変わらず冷えてない常温ビールで、水っぽい。店の人が冷たいビールなんて飲んだらお腹を壊すよ!と言っていたが、この国ではビールを冷やして飲む習慣がないからだ。
ちょっと酔ってきたので、今夜はそのまま寝てしまおうと、その夜は淋しく寝た。


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15年前のアジア放浪記をまとめております。 世界は広いです。一歩踏み出せば、そこは日本では通じない モラルが待っています。
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