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2014年09月10日

中国の旅12

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西安の朝がきた。昨夜は常温ビールで酔って寝てしまった。地下の部屋なのに、一応は太陽の光が入る。
とりあえず、歯を磨いて顔を洗いに行こうと部屋を出た時に、従業員が椅子に座っていた。昨夜もチェックインした時も、買い物行く時も誰か1人は座っている。セキュリティーの為にいるのか、出掛けた隙を見て部屋の物を盗むのか分からない。荷物の中には貴重品は置いて行かない方がいいな。と感じた。しかし、汚いトイレ、洗面、シャワーだ。シャワー浴びても体が、より汚なくなりそうだ。早く西安の町を見たいので、朝早く出掛けた。
意外と道幅や車線が多くて整備された町だと感じた。町は変われど、やはり中国。車のクラクションや人の話し声の大きさや、ゴミが散乱。とりあえず、本当にバックパッカーが集まる安宿が工事で休みなのか確かめるため、歩いて向かってみた。高い塀に囲まれた西安の町は予想よりも大きかった。
ここがシルクロードの出発点でもあり、終着点でもあるのか?と思うと何かパッと来ない。仕事が少ないのか、自転車を置いて前かごに『電機』などを掲げた人達がたくさんいる。工事関係の仕事で仕事があれば、雇用されやすいように書いてあるのだろう。その日暮らしの人達が多く見受けられた。
それは、上海や北京よりも人数が桁違いに多かった。30分は歩いただろうか、地図を見る限りでは、この辺のはず。。。あっ、看板発見!と近づいてみたら、本当に工事中だった。
あの英語使いの言う通りだった。そこから、ぐるっと塀の中を周る形で歩いてみた。中心部が近づくにつれ近代的なビルも見えてきた。しかし日中でも冷える。デパートの中に入ってみたが、誰も売る気がないのか店員は座って話しているだけ。サービスなんて言葉を知らない国なんだな。とつくづく感じる。特に欲しい物もないし、100円ショップみたいな商品ばかりだ。近くの市場に行った方が面白そうだと思い市場へ向かった。市場は活気があり、臭いはきついが色んな物が売っている。欲しい物はないが、ちょっと除くと話し掛けられる。やはり生活がかかっているのだから必死に売ってくる。ふとお茶屋に目がいった。中国ではお湯は手に入りやすい。寒くなってきたし、お茶の葉でも買ってみるかと思い色々見てみたが何が何だか分からない。言われた物を買ってみるかと思い、おばちゃんに声を掛けて仕草で、どれがいいか聞いてみた。おばちゃんのチョイスで何個かピックアップしてくれた。値段を聞いて決めようと思ったが、どれも200円程度との事。結構な量が入っているのに安いなー。と思って迷っていたら、150円でいいよ!と言われた。こいつは見ているだけだと思われたのかもしれない。パッケージで決めるしかないので、一つ買ってみた。市場をぐるっと見渡したあとに市場を出たら、お腹が空いてきたので適当な店に入ってみた。
ちょうど良さそうな食堂があったので入ってみたら、若い女性が何にするか聞いてきた。メニューは漢字で書いてあるので慣れてきた。
この時、中国で初めてと言っていいほどのサービスを受けたのだった!


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