何気に北京には一週間ほどいた。そして、毎日天安門広場に行っていた。意味はないけど行くところがなかったからだった。外資系アメリカのチェーン店も多いんだなーと思いピザハットに入ってみた。メニューでは、やっぱりアメリカのチェーン店だと思ったが、出てきたピザは厚みのあるパンに不味いチーズが乗っているだけ!またパクリか。大きく「ピザハット」と書いてあり、どう見ても本場の看板なのだが。。。結局、北京には興味あるものがあったが、街としては面白くなかった。西安へ向かう為、駅に向かった。電車にも慣れて、電車を使う事が多かった。東京みたいに複雑に入り組んでいるのではないので、覚えるのは二日もかからなかった。電車の出発まで時間があったので、駅前にあるデパートを覗いてみた。ショーケースは立派だが、中身が粗悪品ばかり。路上で売っている物に毛が生えた感じの物ばかり。店員も売る気がないんだろうか座って、店員同士で話しているだけ。共産主義の欠点、働いても働らなくても給料が同じだから販売サービスも出来ないんだろう。特に北京では、この光景が良く見えた。欲しい人が買えばいい。と言うルールだった。隣の国とは言え、こんなに違うもんなのかな?と考えたが、ここは中国。日本のモラルでは通用しない事を自分に言いきかせるしかなかった。そろそろ時間だ、電車に乗ろう。駅では長距離電車で長旅になる為に移動キオスクみたいな人がたくさんいる。車内から手を伸ばして買う人や乗る前に買う人が多い。自分はカップラーメンを持っていたから、そのまま乗り込んだ。三段ベッドの一番上に寝そべって、リュックを枕にした。服務員が切符の検査にきた。中国語が分からないから、みんなの真似をして、チケットを渡したが質問されてしまった。全く分からないので英語で返したら、服務員が、まっいいや。って感じでチケットを返してくれた。何の事やらさっぱり分からなかったが、あとになって知ったのだが、中国では行ってはいけない町があり、公安から服務員までの人が聞いてくると言う話だった。西安までの途中で外人が訪問出来ない町があったから、その事を聞かれたのかもしれなかった。実際に、そういう町には軍事施設や宇宙開発などがあったりしてスパイ容疑にされると聞いたが、冒険好きな日本人が入りこんで捕まったケースが多いらしい。自分の目的とは全く違うので、そんな町には行かないから特に気にしなかった。電車の硬いベッドを選んだが、一応はクッションが入っているので楽に過ごせた。しかし、都市からの移動だと誰も声を掛けてこない。日本人嫌いなのか分からないが、誰も感心を持たない。後になって、色んな国を旅した時に分かったのだが、中国人は基本的に自己中心的で、日本人よりも冷たい人種と言える。自分にはインド人のしつこいのより、中国の無関心の方がありたがった。電車が出発してから数時間後には寝てしまった。
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