中へ入ると、さっきは巨大なディスコだったのに比べて、天井が低くなり一回り小さくなった感じだった。でも雰囲気は悪くないが、全員上海人なんだよな。色々考えていたら、レオが、こっちこっちとテーブルを指刺した。
テーブルに着いたら、偉い大きいテーブルだなあ。酒もあちこちに置いてあり、誰かの席じゃないのか?と思っていたらダンスで踊った人達が戻ってきた。そうすると、レオは俺を紹介し始めた。全部で20人はいる。これから踊るのか?飲むのか?そしたら、日本人が珍しいらしく、ピッチャーでビールを回し始めた。カンペー!で始まった3軒目。レオは鼻高々に、俺の日本人の友達と飲もうぜ!と、みんなが次いでくる。さすがにビールは腹に溜まるなー。と思いながらも、みんなカンペー!とか言いながら、俺のグラスについでくる。レオとガンナン以外は上海語しか話せないから、筆談しか出来ない。それでも彼らは面白かったみたいだった。上海、日本友達 と書いて見せたら、○をもらった。中国、日本友達と書いたら、中国の所に斜線を引いた。やはり、上海人はプライドが高い。北京を嫌い、北京語は話さない。
俺にすれば、その場しのぎで、どっちかについていればいいのだ。上海万歳!とか、とにかく酔った。珍しい客がきたから、みんなも飲む気が満々!
そこで2時間は経っただろうか。もう夜中の2時だ。なんだか気分が悪い。トイレで思いっきり吐いてしまった。さすがに身体がもたない。レオに帰っていいか?と聞いたら、もう遅いし帰った方がいい。と言われ、彼らとサヨナラをする。ビルの前までレオとガンナンが来てくれて、タクシーを呼んだ。最高の夜だ!デッシュ、また遊ぼうぜ!俺にはそうだね。としか返せなかった。タクシーのドライバーに何やら文句みたいな口調で話して、車は走りだした。レオとガンナンに手を振って車のシートに深く座り半分眠ってしまった。
車が止まり、外灘の橋まで来ていた。指で、そこそこと言うと、宿の前まで車を付けてくれた。お金を払おうとしたが、メーターが回ってない!!騙されたか?思ったら、レオが払ってくれていたのだ。感謝だ。お金に感謝じゃなくて、レオの気持ちに感謝!そしたら、俺が連れて行った日本人がタイミングよく帰ってきた。しかも苛立っている。おう!遅かったんだな!と言うと、ディスコで飲んでたらよー、私が飲み物買ってくる!とか言ってて、最初はお釣り返してもらったんだけど、酔ってきたらお釣り返してくれないから、この女達の飲み代を出しているのかと思ったら、ネコババしてやがった!たいした額じゃないから別にいいんだが、さっきまでレストランにいたんだけど、お腹空いたとかで、こんな時間やってないぜ!と言ったら、ネオンとビルがピカピカの町があって、そこのレストランで上海ガニだのいっぱい注文しやがって、美味かったけど、すんげー高かった!この宿の道向こうは安いラブホテルみたいなビルがあるんだが、そこまで2人は頑張って引きずりこもうとしてたらしい。(笑)
あいつら、俺たちの金だけを目当てにして、更に美味しい物をタダで食いやがって!だから、一発やらせろ!と言ったのさ。こっちも強引にホテルに誘ったが拒否された。
最初にレオに言われただろ。お金目的の田舎の女達と。諦めた方がいいよ。部屋に帰ろう。と、諦めきれない2人と部屋に帰り、ようやく就寝した。
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