1000円未満のプランがあるSSD VPSの一覧
1000円未満のプランがある、SSDが選べるVPSを一覧にまとめています。料金カウント、データ転送量の上限、インターネット[バックボーンの速度]、初期費用無料、仮想化技術、最安プランがわかります。
さくらのVPS | ConoHa VPS | mixhost VPS | ABLENET VPS | WebARENA VPS | WebARENA Indigo | GMOクラウドVPS | KAGOYA CLOUD Open VZ | KAGOYA CLOUD KVM | ||||
料金カウント | 月額 | 1時間単位 or 月額 | 年払い | 料金カウント | 年払い・半年払い | 月額 | 1時間単位 | 料金カウント | 月額 | 月額 | 1日単位 | 料金カウント |
データ転送量 | 無制限 | 無制限 | 1TB(継続的に超過する場合は上位プランへ) | データ転送量 | 無制限 | 制限なし | 制限なし | データ転送量 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | データ転送量 |
インターネット | 100Mbps | 100Mbps | 1Gbps | インターネット | 200Mbps | 100Mbps | 100Mbps | インターネット | 100Mbps | 明記なし | 明記なし | インターネット |
初期費用無料 | ○ | ○ | ◯ | 初期費用無料 | 1500円〜 | ○ | ○ | 初期費用無料 | 4000円〜 | ○ | ○ | 初期費用無料 |
IPv6 | 1個 | 17個 | なし | IPv6 | 65536個 | なし | なし | IPv6 | なし | なし | なし | IPv6 |
仮想化技術 | KVM | OpenStack+KVM | KVM | 仮想化技術 | KVM | KVM(6G SSDのみVZ) | KVM | 仮想化技術 | KVM | Open VZ | KVM | 仮想化技術 |
最安プラン月額 | 512MB SSD25GB585円 | 512MB SSD25GB月額:620円時間:1.0円 | 1GB SSD50GB月額:825円相当 | 最安プラン月額 | 1.5GB SSD40GB月額:934円相当 | 1GB SSD20GB月額:360円 | 1GB SSD20GB月額:349円時間:0.55円 | 最安プラン月額 | 1GB SSD50GB月額:780円 | 1GB(最大2GB) SSD80GB月額:880円 | 1GB SSD20GB月額:660円 | 最安プラン月額 |
*1時間単位 or 月額:実利用時間が低い方で料金が確定します。*明記なし:公式サイトの機能ページ等で該当情報を見つけることができませんでした。ひょっとしたら別ページで明記されているかもしれません。*IPv6:契約で配布されるIPv6アドレスの個数です。このアドレスがあれば外部からIPv6でアクセス可能です。
VPSに求める条件
今回はWebサーバー等の利用目的ではありません。データの収集、集計、加工処理を目的としています。使ってみて満足できなかった場合はやめようと思っているのでスケールアップは必要ないです。
スケールアップはサーバーのスペックが足りなくなったとき上位プラン等へ切り替える・変更できる機能です。
【条件1】月額は最大1,000円程度
電気代換算すると6000円でもいいんです。300W電源のデスクトップPCだと1時間あたり約8.1円の電気代です。
1ヶ月(30日)連続運転で5,832円かかる計算になります。
さらに24時間動かしていても熱暴走の心配がありません。
PCやノートPCでできる処理なのですが、やっぱり24時間運用となると排熱の問題、電気代の問題、特に心配なのがほこり+熱暴走等による発火ですね。
でも安いプランでコスパの良いVPSを選びたいので最大1,000円程度(Xserverと同額)にしています。
【条件2】ストレージはSSD採用
処理する際、HDDより、SSDの方が圧倒的に高速です。HDDには戻れません。
【条件3】仮想コア数は2以上
レンタルサーバーは高性能なコアを共用して利用しています。VPSは割り当てられた仮想的なコアでOS、Database、処理、全てをまかなう必要があります。仮想的に占有できるメリットはありますがレンタルサーバーと比べてしまうとパフォーマンスはだだ下がりと思っています。
1つのコアでは時間がかかりすぎるかもしれない、2つでも足りない、でもコア数増えると高くなるので妥協しています(笑顔)。
専用で使えるメモリはあればあるだけ速いのは明確な事実です。でもこれもコスト見合いです。1GB〜2GBあたりを狙いたいです。
【条件4】初期費用無料
初期費用は0円、無料がいいです。
ABLENET VPS、GMOクラウドVPSはこの条件にマッチしませんでした。
【条件5】出来ればIPv6対応
VPSを契約すると1つのIPv4アドレスがついてきます。IPv6アドレスも一緒に付与してくれるところもあるようなので、これまでの条件に合えば、IPv6対応のポイントは高いです。
【条件6】データ転送量 200GB/月 以上
データ転送量は無制限?それとも上限ありを選ぶ?
最大で必要となるデータ転送量を想定しています。
・WebAPIでデータを収集する部分があります。1分間に必要な転送容量:2Mbyteと想定しました。
=>2.8Gbyte/日
・加工したデータを別サーバへ配信する必要があります。1時間に100Mbyteを転送する想定にしています。
=>2.4Gbyte/日
161.2Gbyteの転送量が必要です。200GB以上のデータ転送量が可能なVPSを選びたいと思います。
今回ほぼ全てのVPSで転送量無制限が明記されていました。
1000円程度、SSD、仮想コア数2以上、メモリ1GB以上のVPSプランの比較
さくらのVPS、ConoHa VPS、mixhost VPS、WebARENA VPS、WebARENA IndigoのVPSから上記条件にマッチするプランを一覧にしています。
さくらのVPS | ConoHa VPS | mixhost VPS | WebARENA VPS | WebARENA Indigo | KAGOYA CLOUD Open VZ | KAGOYA CLOUD KVM | ||
月額 | 800円〜 | 880円 or 時間x1.5円 | 825円 | 720円 | 699円 or 時間x1.1円 | 880円 | 979円 | 月額 |
仮想コア数 | 2Core | 2Core | 2Core | 2Core | 2Core | 3Core | 2Core | 仮想コア数 |
メモリ | 1GB | 1GB | 1GB | 2GB | 2GB | 1GB(最大2GB) | 2GB | メモリ |
SSD容量 | 50GB | 100GB | 50GB | 30GB | 40GB | 80GB | 30GB | SSD容量 |
ポイント | IPv6対応お試し2週間 | IPv6対応 | 1Gbpsの高速回線10日間返金補償 | ポイント | ||||
注意点 | お試しなし | 年払い、IPv6非対応 | お試しなし、IPv6非対応 | お試しなし、IPv6非対応 | お試しなし、IPv6非対応、インターネット速度非公開 | 注意点 |
KAGOYA CLOUDのOpen VZが飛び抜けている感じです。KAGOYA:Open VZとKVMの比較をみて、VPS初心者はKVMを選んだ方が良さそうだと感じています。
どれもいい感じで、比べてみると決定打にかける感じでした。1000円未満で契約できるSSD採用VPSは選択肢多いということがわかりました。
深堀して候補をさらに絞り込みました。データセンターは近め?
BCPを考慮している訳ではありません。ネットワークの距離が物理的に近いところのデータセンターなのか?という視点でチェックしました。
さくらのVPSは北海道(石狩)、大阪、東京から選べます。ただ月額が石狩:800円、大阪:850円、東京:900円と異なります。
ConoHa VPSは、東京、シンガポールが選べます。mixhost VPSは東京のみ。WebARENA VPS/Indigo、KAGOYA CLOUDはよくわかりませんでした。
私は関東圏ですので「東京」と明記してある「さくらのVPS」、「ConoHa VPS」、「mixhost VPS」から選ぶことにしました。
「さくらのVPS」、「ConoHa VPS」、「mixhost VPS」 プランの比較
さくらのVPS | ConoHa VPS | mixhost VPS | ||
月額 | 900円 | 880円 or 時間x1.5円 | 825円 | 月額 |
仮想コア数 | 2Core | 2Core | 2Core | 仮想コア数 |
メモリ | 1GB | 1GB | 1GB | メモリ |
SSD容量 | 50GB | 100GB | 50GB | SSD容量 |
リージョン | 東京、大阪、石狩 | 東京、シンガポール | 東京 | リージョン |
ポイント | IPv6対応お試し2週間 | IPv6対応 | 1Gbpsの高速回線10日間返金補償 | ポイント |
注意点 | お試しなし | 年払い、IPv6非対応 | 注意点 |
月額が一番安いのはmmixhost VPSでした。SSDの容量がもっとも多いのは100GBのConoHa VPSです。
性能評価を短期間でする場合、さくらのVPSは「2週間」(無料)、ConoHa VPSは時間単価の実費確定、mixhost VPSは「10日間」(契約を停止した上でサポートに電話連絡後、返金)と言った感じです。さくら以外はクレジット支払いが発生しますね。
各プランのスケールアップ(ワンランク上のプラン)は以下のようになります。個人的にはスケールアップの予定はありません。
さくらのVPS
月額900円2コアメモリ1GBSSD50GB | → | 月額1780円3コアメモリ2GBSSD100GB |
ConoHa VPS
月額880円 or 時間x1.5円2コアメモリ1GBSSD100GB | → | 月額1680円 or 時間x3.0円3コアメモリ2GBSSD100GB |
mixhost VPS
月額825円2コアメモリ1GBSSD50GB転送量目安1TB | → | 月額1632円3コアメモリ2GBSSD80GB転送量目安2TB |
「さくらのVPS」、「ConoHa VPS」、「mixhost VPS」 特徴の比較
「さくらのVPS」、「ConoHa VPS」、「mixhost VPS」 各公式に記載されている特徴を比較しています。
さくらのVPS | ConoHa VPS | mixhost VPS | ||
特徴 | コントロールパネルローカルネットワークOSラインナップスタートアップスクリプトパケットフィルタ機能豊富なSSDプラン安心の運用体制ハイブリッド接続スケールアップ追加ストレージ(NFS) | 簡単に使える超高速VPS直感的に使えるコントロールパネル種類豊富なテンプレートKUSANAGI簡単導入ゲームのマルチプレイがすぐに楽しめるSSD標準、超高速VPS迅速なスケールスマホアプリでより簡単に | 最高のパフォーマンス高速ネットワークDDoS攻撃保護コントロールパネル隠れた料金なし豊富なOSラインナップ稼働率99.99%保証簡単スケールアップ | 特徴 |
さくらのVPSとConoHa VPSはKUSANAGI環境のテンプレートが用意されています。最速Wordpress基準の場合、さくらのVPSとConoHa VPSから選ぶのが良さそうです。
「高速」であることを特徴に入れ込んでいるのは「ConoHa VPS」、「mixhost VPS」です。今回この2つに絞り込みました。
「ConoHa VPS」はIPv6アドレスを利用することができます。SSD容量100GBですが、ネットワークは100Mbpsです。
「mixhost VPS」は2020年1月に開始した比較的新しいサービスで、Intel Xeon採用、高速なピュアSSD RAID10構成と言ったハードウェア面の充実が伺えます。
SSD容量50GBです。ネットワークは1Gbpsです。
「ConoHa VPS」と「mixhost VPS」どっちがいい?ピュアSSDのmixhost VPSに決めました。
メモリはどちらも1GBプランで考えています。通常スワップファイルと呼ばれるストレージ上の領域をメモリとして扱う機能があります。ストレージ性能が重要になってくることからmixhost VPSを選びました。
まとめ
初めはAWSデビュー、Google Cloudも検討しましたが、VPSの方が断然お得でした。
2020年7月2日時点でレンタルしているレンタルサーバーはさくらとXserverです。どちらもSSD容量がたっぷり+速いので満足しています。
さらにVPSを契約するかと思い立ったのは、計画的な移行のためです。
スケジュールでWeb APIでデータを集め、集計、加工というような処理を行なっています。現在この処理がレンタルサーバーに密接しすぎているため、新しいサーバーへ簡単に移行できない要因の一つになっています。またスケジュール[Cron]で実行する関係で実行する間隔が空いてしまいます。
VPS側で24時間365日処理を行いつつ、加工済みデータを各レンタルサーバーへ配信すればいいのでは?と考えました。
さくらInternetのレンタルサーバーで動作させるCronは登録できるスケジュールに制限があります。実行時間の制限はありません。
Xserverのレンタルサーバーで動作させるCronは登録できるスケジュールの制限はありません。実行時間の制限(CPU利用時間30秒/回)があります。CPU利用時間が30秒なので例えば、Web APIへ要求して、応答が返ってくるまでの間はCPUを使っていないので秒数は増えません。集計や加工がない状態ならCPU利用時間30秒は結構余裕がある数値です。
- 初期費用0円(2022年8月4日に撤廃)
- 安定したサイト運営が可能(CPU/メモリ リソース保証 6コア/8GB〜)
- 契約中は独自ドメインつき 独自ドメイン永久無料特典があります
- 最大10日間無料で、サーバーのお試し利用ができます
- ディスクキャッシュも高速 NVMe SSDを採用(300GB〜)
- 大量アクセスでも安心 転送量は無制限