ロリポップのsshで出来ること ※スタンダードプラン
この記事では、スタンダードプランのsshで何ができるのか、出来ることをまとめています。
ロリポップ!スタンダード SSHで出来ること
ロリポップ!スタンダードプランで契約したサーバにSSHログインし、確認してみました。
bashのバージョンは、「GNU bash, version 4.1.2(1)-release (x86_64-redhat-linux-gnu)」、バージョンから察するにlinux redhatの64ビット版のサーバーのようです。
本来であれば、uname等の結果でわかる情報ですが、ロリポップ!のサーバーはかなり厳格にコマンドを選定しています。
また、通常たくさんのライブラリが見える/usr/lib /libなどアクセス権が適切に設定され、ほとんど一般ユーザーから見えなくなっています。
SSHログインでできることは、アップロードしたファイルの展開、ファイル移動、ファイル編集等のファイル操作、phpコマンドの動作確認、gitコマンド、subversionコマンド、sqlite3データベースのメンテナンスなどです。emacsやnanoといったエディタがデフォルトで利用可能です。
wgetコマンドも使えます。
コマンドは厳選されていますが、フォルダに対する操作はある程度自由が与えられています。
~/.sshフォルダを自分で作って、SSHパスワードなしログイン可能です。
できることより、出来ないことを見た方が分かりやすいかもしれません、
- gccコマンドを使ったコンパイルはできません
- unameコマンド、pingコマンドは使えません、見つかりませんでした
ロリポップ!のスタンダードプランで使えるSSHは、
普通にWEBサイト、PHPなサイト、rubyなサイトを構築する用途に最適です!
bashを使ったスクリプト、PHP/Ruby/Python/Perlを使ったスクリプトをクーロンで動かせます
SSHログインで使えるコマンド
- /usr/bin
b2m dig emacs expr gem grep-changelog id mysql od pr python2.7 sabcmd sqlite3 svnadmin tac tty vim xsltproc
clear dir emacs-23.1 find git groups install mysqldump paste printenv rcs-checkin scp ssh svndumpfilter tail unexpand wc yes
comm dircolors emacsclient fmt git-receive-pack gunzip join nano perl printf readlink seq ssh-keygen svnlook tee uniq wget zip
convert dirname env fold git-shell head less nkf perldoc ptx rsync sftp stat svnserve test unzip which
csplit du etags.emacs ftp git-upload-archive htdigest make nl php python ruby sha1sum sum svnsync tr urlgrabber whoami
diff ebrowse expand gctags git-upload-pack htpasswd md5sum nslookup php5 python2 ruby-1.9.3 split svn svnversion tsort vdir xargs - /bin
awk bash chmod csh date egrep false find grep gzip link ls mailx more nano pwd rm sed sleep stty tcsh traceroute uname vi zsh
basename cat cp cut echo env fgrep gawk gunzip hostname ln mail mkdir mv nice readlink rmdir sh sort tar touch true unlink zcat
/usr/local/binにはphp/ruby/python/perlがあります。
ロリポップ!スタンダード SSHログイン有効からログインするまでの方法
ロリポップ!スタンダード SSHログインはデフォルトで無効です。
管理画面からSSHを有効にする手順を踏みます。(と言っても公式のマニュアルを見なくても、ボタンひとつで有効にできます)
sshのポート番号は、デフォルトではありませんでした、そのため、sshコマンドの引数を追加してポートを指定する必要があります。
スタンダードプラン ユーザー専用ページ、WEBツール=>SSHでSSHを有効にします。
SSHログインするSSHコマンド引数はコレです
ローカルPC(ここではMacという前提で説明しています。)
$ ssh -p ポート番号 アカウント@サーバー
パスワードが聞かれます。ユーザー専用ページに表示されているパスワードをコピペしてください。
これでロリポップ!スタンダード SSHログインできます。
ロリポップ!スタンダード SSHパスワードなしでログインする方法
ローカルPC(ここではMacという前提で説明しています。)でid_dsa.pubが存在するか確認します。
$ ls ~/.ssh/
id_dsa.pubがない場合は作ります。
$ ssh-keygen -t dsa
これで、~/.ssh/id_dsa.pubファイルが作られています。
サーバー名、アカウントが長いので省略名でログインする設定をします
ローカルPCでの作業です。
$ vi ~/.ssh/config
以下を追記します。
Host 省略名(半角で入力)
HostName ロリポップ!ユーザー専用ページ SSHのサーバー
User ロリポップ!ユーザー専用ページ SSHのアカウント
Port 接続ポート
ここでは、以下で設定した仮定で進めます。
Host lolipop
HostName sshxxx.xxxx.jp
User xxx.jp-yyy
Port 9999
id_dsa.pubをロリポップ!スタンダードサーバーに転送します。
ローカルPCのid_dsa.pubをロリポップ!スタンダードサーバーに仮転送します。
$ scp ~/.ssh/id_dsa_pub lolipop:~/.
(パスワードを入力します)
仮転送したid_dsa.pubを確定させます
ロリポップ!スタンダードサーバーにsshログインしてください。
(ローカルPC) $ ssh lolipop
(パスワード入力します)
(ロリポップ!)$ mkdir ~/.ssh
(ロリポップ!)$ chmod 700 ~/.ssh
(ロリポップ!)$ mv ~/id_dsa.pub ~/.ssh/authorized_keys
(ロリポップ!)$ chmod 600 ~/.ssh/authorized_keys
シェルは省略ワードなど使えますが、ここではフルで書いています。知っている方は!$とか使ってください。
この状態で、ローカルPC側で新たにterminal(Shell)を起動して、パスワードなしで入力できることを確認します。
$ ssh lolipop
設定ミスがなければ、パスワードなしでそのままロリポップ!にログインできます。
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