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2022年10月14日

選らんで捨てて、もう何もない

計9篇。




「選んで捨てて、」

択って択って選りすぐりの時間を遺すのなら
きっと過ぎた時間の大半は捨ててしまうべきなのに
どうしてだろう
拾って集めた思い出が
宝箱から次々溢れ出して
もう
どうやってもしまいきれない
ねぇ
ねぇ
選んで択って、拾って捨てて
僕の生きた欠片は君の心に残ってますか?




「優しい嘘だけ残っていればいい」

いつか壊した世界の思い出が
今壊れた世界で途方に暮れてる僕を支えてる
ねぇ
君の心に傷を落とした僕の優しい嘘は
まだ君の心を抉り続けているかな?




「取捨選択」

耳障りのいい言葉だけを選んで
心地好い愛の声だけ別けて宝物にしまったら
捨ててしまった伝えたい気持ちなんて
全部なかったことにできるのにね




「硝子片」

隙間があったことは気付いてた
埋められないことも気付いてた
だけどどうして
一緒にいる楽しいに負けて
隙間を見て見ぬふりをしてしまったんだ
どうせ割れてしまうなら
なるべく綺麗なままの方がいいに決まってるのに
あぁ、また、
綺麗に作ってきたはずが、粉々だ




「どうでもいい」

どうでもいいと切り捨てて
それでも目を話せなくて
要らないものが増えていく
どうでもいいなら捨てればいい
それなのに
大切な人の大切だから
どうでもいいのに捨ててしまえない
そしてまた
今日も僕は毒を吐く
自分の毒に
自分で侵されながら





「それでも生きていればそれでいい」

生きていればいい
君の笑顔がそこになくても
生きていればそれでいい
平行線が交わることがなくても
生きていれば、それでいいんだ
その感情の名前を
僕は知らないふりをして
愛に飢えていると嘯いた




「なくなったところで」

僕の世界がなくなったところで
誰かの世界が壊れたりなんてしないんだ
僕の世界がなくなったところで
どうせ皆
後味が悪いだけで
悲しいなんてないんだろう?





「その事象に名前を付けたけれど」

恋とか愛とか
ただ君に生きていてほしい
ただ君を生かしたい
そんな傲慢な感情と
それに基づく僕の行動に名前を付けてみたけれど
恋なんて淡いものでもなくて
愛なんて深いものでもなくて
付けた名前にそぐわない自分を傷付けた
本当は
その事象に名前なんてなくて
ただ
目の前に君がいればよかったのに
もう
言葉の傷だけが残って目の前には何にもないや
僕を支配した傲慢な感情は
今も僕を傷付けています
君を支配した傲慢な感情は
もう
君の中から消え去って
君は笑顔で生きていられるのかな
そうだといいな
そう願うことが
最後に残った君へのアイなのかもしれない




「もう、何もない」

それでも壊れた硝子の破片は
僕にとっては大事な時間の集まりで
きらきら光って
君の心に何もなくなったその後も
ずっと大事なまんまだよ
例えそれが
心を刺すだけの光だとしても











それでもずっと大切だったことは消えないし、大切だった人を傷付けて終わった事実も消えないし、あぁ、僕はいつも、皆が簡単に捨ててしまえるものを、捨ててしまえないままだなぁ。
さまにゃんこでした。
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posted by samanyanko at 13:00| Comment(0) | TrackBack(0) | うた
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