2019年10月09日
「子どもの地頭を良くするには??A(幼児教育編)」
幼児教育編(子どもの地頭を良くする)
今回は幼児教育編「子どもの地頭を良くするには??」の2回目です。
以前の記事はこちらからどうぞ!
「子どもの地頭を良くするには??@」
前回の記事で、
子どもの地頭を良くするには、
@子ども自身が心から好きで楽しく取り組める何かを見つけるための環境を整える。
できるようになったことを大人は心からほめる。認める。
というまとめにたどり着いたのですが、
今回はその後の考察についてまとめます。
私は以前の記事で、
自分の子どもに色々なスキルや知識を身に着けてほしいと願うなら、
親である私たちにできることはただ一つ、
子ども自身が心から
「これならずーっとやってても楽しい!!」とか「これは自分にとって大事だ!」とか
思える環境を、ただ整えてあげるだけだと書きました。
実はもう一つあるんです。
ただ、こちらのほうが若干ハードルが高いです。
それは、「子どもに自分で考えさせる」ということです。
もっと言うなら、「自分で考える習慣をつけさせる」という所までやらなければいけません。
うちの教室の子どもたちや、以前の教育関係の職場の子どもたちを見ていると、
実はほとんどの子どもが「自分で考える習慣」が身についていません。
もう一度言います。
ほとんどの子が、です。
以前の職場では高校生の子どもたちに日々接していたのですが、そこでも全く同じ状況でした。
今の子どもたちは(昔もそうだったのかもしれませんが)
自分で考える、ということに慣れていないのです。
一方、彼らが得意なのは、「正解の検索」です。
自分の頭で考えた答えではない、一般的に「正しい」とされる答えを
探して持ってくる、ということが得意な子はたくさんいます。
それすらできない子も、います。
彼らは答えを与えられるまで「おりこうさん」に待ち続けます。
例をあげましょう。
AさんがBさんの部屋に遊びに来ています。
Aさん:「今日ってなんか寒くない?」
ここで問題です!
あなたがBさんなら何て答えますか??
自分で考える習慣のない、正解を検索するのが得意な子どもはこう答えます。
「そうだね。寒いね。」あるいは「そう?別に寒くないけど。」
また、自分で考える習慣もなく、正解を検索するのも苦手な子どもはこう答えます。
「うん。次、Bちゃんの番だよ!(早く遊ぼう!)」
一方、自分で考えられる子どもならこう答えるでしょう。
「そう?寒い?部屋の温度上げようか?」
あるいは
「私のお母さんに温かいココア作ってもらおうか?」
もしくは
「私のカーディガン着てもいいよ!」
正解は一つではないのです。
Aさんのこの発言の意図を「自分で」考えなければいけないのです。
こうした習慣の積み重ねが、やがては
テスト問題で見落としがないか自主的に見直し確認ができ、
ある計算方法を覚えたらそれを文章題でも使いこなせ、
明日の朝慌てないように、前もって持ち物をそろえることができ、
「作者の意図」や「面接官の意図」に沿った回答を述べることができる子どもになっていくのです。
そうでない子どもと学習面や生活面でどんどん差がついていくのは当たり前ですよね?
幼児教育編(子どもの地頭を良くする)
まとめ:
子どもの地頭を良くするには、
A子ども自身が自分の頭で考える習慣をつける。
「そのために親ができること」についてはBへ続く…
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