タイで「日本円を見せて」と道ばたで声をかけられ、会話しているうちに現金を抜き取られるといった新手の詐欺が横行しているようだ。
日本人旅行者がこうした詐欺被害に遭う事件が急増している。
夏休みの旅行シーズンに被害がさらに広がる恐れがあり、在タイ日本大使館は「お金見せて詐欺」として、注意を呼びかけている。
大使館によると、被害男性の一人は6月、首都バンコク中心部にある高架鉄道BTSナナ駅近くの繁華街で、男女2人組に写真撮影を頼まれ、撮影に応じると、詐欺の男は「ドバイのお金」とするお札を見せて、君の持っている「日本のお札を見たい」と言ってくるという。
被害者の男性は財布を出して中身を見せ、2人と別れた後、4万円と1万3千バーツ(約5万7千円)がなくなっているのに気づいたという。
犯人は中東系の男女2人組のケースが多く、英語や片言の日本語を話すようだ。
そして「マジシャンのような手つき」で巧みにお札を盗み取るのが特徴らしい。
中には子連れで「この子に日本円を見せてあげたい」と声をかけてきた例もある。
大使館は「把握できている数は氷山の一角で、声をかけられても相手にせず、速やかに立ち去ってください」と呼びかけている。
私も先週、タイのバンコクにいた。
幸いこうした詐欺被害は合っていないが、情報を得るというのは重要なことだ。
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2024年07月09日
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