ほくろがメラノーマじゃないか今すぐ簡単に調べたい!というときは、気になるほくろに毛が生えているかを見ればいいという。
メラノーマの場合、毛が生えることはない、なぜなら皮膚の細胞が悪性化し壊れてしまっているために、毛が生えなくなるようなのだ。
ほくろがメラノーマへ変わる初期症状として、アメリカ皮膚科学会が提唱する「ABCDEの法則」と呼ばれる特徴が見られるというが、この「ABCDEの法則」と何なのか、説明したい。
A(Asymmetry):かたちが左右非対称である
B(border irregularity):はじがギザギザしている。境界がはっきり鮮明な部分と、不鮮明な部分がある。
C(Color variegation):黒褐色が多いが、色にムラがある。青・赤・白色などが混ざることもある。
D(Diameter enlargement):直径が6mm以上ある。
E(Evolving lesion):大きさ、形、色、表面の状態など症状の変化がある。
特に、「E」の、「大きさ、形、色、表面の状態など症状の変化がある」には注意が必要のようだ。
「ほくろの色が変わった。ほくろが急に大きくなった。ほくろが急に盛り上がった。ほくろがジュクジュジュしたり、しこりのようなものができた。」こんなことはないだろうか。
ほくろがメラノーマに変わる初期段階では、基本的に痛みやかゆみはないなのだが、「ホクロが痛い!かゆい!」というときには、ほくろの下に粉瘤(ふんりゅう)ができているか、メラノーマがかなり進行している
などの可能性がある。
ややこしいのですが、メラノーマには4つの種類があり、この4つのなかでも、日本人が特になりやすいのが「末端黒子型(まったんこくしがた)」ただ、日本人がなりやすい「末端黒子型」は、足の裏や手のひら、手足の爪のなかにできやすい、ということはぜひ覚えておいてほしい。
これを覚えておくことで、もしあなたの足の裏や手のひらにホクロができたときに「もしや?」と疑うことができ、早期発見につながるからだ。
特に、「末端黒子型」ができやすい足の裏は、なかなか見ることがないので、見逃されることも多い。
ほくろが良性かそうでないかを、病院(皮膚科)で検査してもらうことができ、メラノーマの検査方法は、
ダーモスコピー検査(拡大鏡で見る)皮膚生検(ひふせいけん:ほくろを切り取って顕微鏡で見る)という検査方法となる。
検査の流れとしては、まずダーモスコピー検査によって、医師の目で「ホクロかメラノーマか」を検査。
ダーモスコピー検査をして、悪性の可能性があるときは、皮膚生検(ほくろを切除して検査)をすることになるだろう。
ダーモスコピー検査とは、患部を10倍〜30倍に拡大して見ることができる「ダーモスコープ」という拡大鏡で、ほくろの色・形・模様などを確認し痛みは全くないそうだ。
病院によって、ダーモスコピー検査をやっていないところもあるので、診察を受ける前に確認してほしい。
ダーモスコピー検査をして、ほくろが悪性の可能性があるときは、皮膚生検(ホクロを切り取って、顕微鏡で詳しく調べる検査)を行う。
ほくろの細胞そのものを検査にかけることで、確実に「ほくろが良性か悪性か」が分かり、ホクロ全部を切り取って調べるものを「全切除生検」、ホクロの一部を切り取ってしらべることを「部分生検」と言う。
局所麻酔をするときの痛みはあるが、ほくろを取るのに痛みないそうだ。
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/10869202
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック