数万分の1の確率で発生する突然変異で、珍しいようだ。
このノコギリクワガタは、西都市で捕獲され、7月下旬に博物館に持ち込まれたという。
大きさは普通のノコギリクワガタよりやや小さめで、体のちょうど半分で性別が分かれており、左半分は雄の長い大あごが生えているが、右半分は雌の小さなあごが生えているようだ。
脚の長さも雄の方が長く、雌の方が短い。
元気よく、飼育槽の中をガサゴソとはい回っているそうだ。
学芸課の竹下隼人主査は「『雌雄モザイク』という突然変異で、餌場の縄張り争いなどで不利なため、大きくなるまで育ったのは大変珍しい」と説明している。
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