ポイント活動をしよう

その日、私は休みだった。
１月だったと思う

お昼にペペロンチーノを作っていた。
鷹の爪を炒めて、その香を吸い込んだと思う。

頭がクッラとしたかは覚えていないが、
茹でるためにお湯を沸かしていた鍋の蓋を掴んでいた右手がプルプル震え出した。
ドキドキして、落ち着かせようと、沸騰した鍋にパスタを投入し、
蓋を洗い始めたら、両足がガタガタと振るえた。

脳梗塞だ

家に居た母に助けに求めた。
「お母さん、脳梗塞！！救急車呼んで！！」
母は、電話の子機を掴んで「いいのね、呼ぶよ、救急車、呼ぶよ」
そして母は１１０番に電話をした

「警察へ電話しちゃった」　母は動揺していたんだと思う。
後から聞いたら　それは１１９番です。と、言われたらしい。

今にして思うが、冷静だったと思う。
この人じゃ、何時までも救急車呼べない、と思ったと思う。
「貸して！！」
子機を母がら奪い、１１９番へ電話。
名前と住所、症状を言っている内にまともに喋れなくなった。

指示は、覚えているがぎりでは、
動かないで、保険証を用意しておいて　だと思う。
母に保険証を言いながら、立っていられなくなり、そのまま崩れた。