2016年07月20日
「むかし男ありけり」で有名な歌物語は何?
源氏物語
伊勢物語
竹取物語
大和物語
定家本によれば全125段からなり、ある男の元服から死にいたるまでを数行程度(長くて数十行、短くて2〜3行)の仮名の文と歌で作った章段を連ねることによって描く。
章段の冒頭表現にちなんで、この主人公の男を「昔男」と呼ぶことも古くから行われてきたが、歌人在原業平の和歌を多く採録し、主人公を業平の異名で呼んだりしている(第63段)ところから、主人公には業平の面影がある。
ただし主人公が業平とあらわに呼ばれることはなく(各章段は「昔、男…」と始まることが多い)、王統の貴公子であった業平とは関わらないような田舎人を主人公とする話(23段いわゆる「筒井筒」など)も含まれている。
中には業平没後の史実に取材した話もあるため、作品の最終的な成立もそれ以降ということになる。
答え 伊勢物語
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