５月のゴールデンウィーク「羽田空港～新千歳空港間」飛行機深夜臨時便運航: 北海道へようこそ！

2015年04月30日

５月のゴールデンウィーク「羽田空港～新千歳空港間」飛行機深夜臨時便運航

５月のゴールデンウィーク時期に「羽田空港～新千歳空港間」の

飛行機（AIRDO）深夜臨時便が１往復運航されます。

こんばんは、りゅうです。

いつもご覧いただきありがとうございます。

標題の通り、羽田空港～新千歳空港間にAIRDOが

深夜帯の臨時便を１往復運航するそうです。

新千歳空港の運用時間と深夜時間帯

現在、新千歳空港の旅客便は、

出発便＝７：３０～２１：４５
到着便＝７：５５～２２：３５

上記の時間帯で運航しています。

東京羽田空港や大阪関西空港などの運用時間が、
（離発着可能な時間）

２４時間であることは皆様ご存知のことと思います。

実は新千歳空港も同様に２４時間運用可能な空港なんです。

ここでいう２４時間運用における深夜･早朝時間帯とは、

２２：００～翌７：００の時間帯を指すんですが、
（出発に関してはもう少し早い）

ただ、東京羽田空港や大阪関西空港のように、

周辺に人家が無いわけではなく、

空港の北側には千歳市街が、何もなさそうな南側にも

苫小牧市の植苗地区の人家があり、

上記の深夜時間帯は普通に離発着できるわけではなく、

現在、上限として「６便」という縛りがあります。

つまり２２：００～翌７：００の間は６便しか離発着できません。

新千歳空港離発着の深夜時間帯枠の拡大

最近、国内線・国際線ともLCCの普及や

外国人観光客の急激な増加で新千歳空港の

離発着が増えており、

実は数年前から新千歳空港周辺の地元の方々との

「新千歳空港離発着の深夜時間帯枠の拡大」についての

協議が行われてきました。

これについては現在進行中で、

現在の６便を１８～２２便（３０便という話も・・・）に増やそうという

計画があります。

≪参考≫
北海道のホームページ
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/

新千歳空港の24時間運用について

北海道では、新千歳空港の24時間運用に関し、
千歳市・苫小牧市や空港周辺地域にお住まいの方々の
ご理解とご協力のもとに、
深夜・早朝時間帯における航空機の発着枠拡大の検討を
進めています。
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/kkk/newchitose24_unyou.htm

新千歳空港離発着深夜時間帯枠の現状

深夜運航便・・・と聞くと、

とてつもなく真夜中に飛んでいる印象を受けますが、

現行の６便のうち４便はこんな感じです。

≪到着便≫
JAL531便（羽田発）２２：００着
SKY729便（羽田発）２２：０５着
ANA81便（羽田発）２２：１５着
ADO39便（羽田発）２２：３５着
≪出発便≫
現在のところ該当なし

上記の４便は到着予定時刻が２２：００以降なことから、

「新千歳空港離発着深夜時間帯枠」なんです。

どの便も各社の羽田発の最終便ですが、

「深夜帯」という印象はないんじゃないかと思います。

新千歳空港離発着の深夜時間帯枠の残りの２便は？

それじゃあ・・・、

新千歳空港離発着の深夜時間帯枠の

残りの２便は「どこいったのよ！」って話ですが、

実は「真の深夜帯」に２便飛んでいます。

ただ、航空会社の時刻表を見てもどこにも載ってません。

なぜなら・・・「貨物便」なんです。

≪出発便≫
ANA８５５２便（羽田行）１：２０発
≪到着便≫
ANA８５５１便（羽田発）２：４５着

この「貨物便」は通常の旅客機を使い、

旅客は載せず貨物室内に貨物を載せて飛んできます。
（ボーイング７７７-３００）

かなり前にANAは確かお盆時期だったと思います、

この便の座席を旅客に売った時が

あったように記憶しているんですが、

その後やらなくなったので「需要無」だったんですかね。

この貨物便は年末年始やゴールデンウィーク、

お盆時期と貨物の少ない日曜日、月曜日は

運休します。

深夜枠６便はすでに埋まっているのに・・・
なぜAIRDOが深夜枠帯で臨時便を？

AIRDOが今回臨時便を出すことができるのは、

このANAの貨物便が運休する＝２便の枠が空く

タイミングで設定しているため、

運航が可能になります。

また、この臨時便は「実証実験」的な要素も含んでいます。

5月のゴールデンウィーク期間中の4日間、
東京-札幌線で深夜便を運航いたします。
http://www.airdo.jp/information/midnight_flight.html

運行日：５月２・３・６・１０日各１往復
ADO１３９便≪羽田２１：３０⇒新千歳２３：０５≫
ADO１４０便≪新千歳２３：００⇒羽田翌０：４０≫

共にボーイング７３７－７００、座席数：１４４席

エア・ドゥ、大型連休に深夜便

Aviation Wire 3月19日(木)19時51分配信

エア・ドゥ（ADO/HD）は
5月のゴールデンウィーク期間中に、
羽田－札幌線の深夜便を運航する。

大型連休中に空きが出来た、
新千歳空港の深夜発着枠を活用する。

（一部抜粋：記事全文は下記よりどうぞ）
Yahoo！ニュースより
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150319-00000006-awire-ind

到着地の交通機関は？

新千歳空港からの交通機関ですが、

札幌都心行の空港連絡バスがこの便に接続して、

臨時運行される予定です。

但し、札幌市内から先は恐らく「タクシー」になると思います。

AIRDOの5月GW深夜便運航に伴う、北都交通と北海道中央バスの新千歳空港→札幌都心行きの空港連絡バス臨時便ですが、AIRDOさんのホームページでのバス臨時便に対する案内が修正されておりましたので、改めてご案内致します(^^♪... http://t.co/k5fstaCQDZ
— 北都交通【高速都市間バス・空港連絡バス】 (@HOKUTOKOTSU) 2015, 4月 30

一方、東京羽田空港側では、

時間が時間なため公共交通機関はありません。

ただ、上記AIRDOのインフォメーションによると、

この便利用者のための宿泊プランなどが

用意されているようです。

東京-札幌線の深夜便、GWだけ？

先ほども書いた通り、

この便運航は「実証実験」的な面もあるためか、

新千歳空港の深夜・早朝時間帯運航計画
（平成27年3月29日～平成27年10月24日）（PDF）
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/kkk/syuhen/6wakuunnkoukeikaku.pdf

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によると、GW以降も下記の日に運航が予定されています。

６月：７・１４・２１・２８日
７月：５・１２・２０・２６日
８月：２・９・１４・１５・１６・２３日
９月：６・１３・１９・２２・２３・２７日
１０月：４・１１・１２・１８日
※予定が変更になることもあります。
ご利用を検討される方は最新の情報をお確かめ下さい。

平成２７年１月８日
北海道総合政策部航空局
新千歳空港の深夜・早朝時間帯を活用した実証運航について
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/kkk/syuhen/H26jissyounko.pdf

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昨年も実はやってます

昨年も７月~９月にかけて７日間にわたり、

この深夜便の運航をしており、

機材は小型ではありましたが搭乗率は８~９割となっています。

実証実験でしたので旅客動向などの調査をしており、

おおむね深夜便は歓迎だが、到着地での先の交通の確保が

「課題」となっています。

最近では、

コンサートなどの大規模イベントのために

来道される方も増えています。

もし深夜便があれば、

イベントの終了と飛行機の時間にやきもきせず、

楽しむことができますし、

札幌や千歳に一晩泊まって翌朝の一番機で帰路に着き、

その足で学校や会社に行くよりは、

深夜便を使って自宅へ戻るか羽田空港周辺に宿泊して、

翌朝出席・出勤した方が確実性がありますから…。

成田空港では深夜早朝のLCC利用者のために、

ターミナルの環境を整備し、

ターミナルロビー内で一晩明かせる環境となりました。

こんな動きもいずれ新千歳空港でも始まるかもしれません。

大変長くなりましたが、AIRDOの深夜臨時便運航の話題でした。

ご覧いただきありがとうございました。