2013年03月19日
讃岐発でない讃岐うどん
讃岐発でない讃岐うどんといえば大手チェーンの丸亀製麺、四代目横井製麺所というのがある。
自分の居住地の近隣ではこの2件である。
はなまるもあるが、あれはれっきとした讃岐発のチェーンである。創業者がその昔豊田商事という社会的に物議をかもした会社の幹部だったところから上場がらみのスッタモンダで経営から退き、今は吉野家グループになっている。
さて、丸亀製麺は神戸を本拠とする株式会社トリドールの経営する讃岐うどんのチェーン店である。
トリドールのトリから想像できるように元々は焼鳥居酒屋が出発点であり平成12年から讃岐うどんに進出している。
四代目横井製麺所は、いかにも本場讃岐に在りそうであるが、どっこい元々は三重の桑名で『歌行燈』という創業明治10年のうどんそば日本料理の老舗とある。
確かに麺類であるし規模が大きくなって「麺料理・和食料理・食品の製造加工及販売」とあるので製麺工場くらいは持っているだろうから製麺所と名乗るのは別におかしくない。
そして、四代目とは現社長横井敬之氏がまさに四代目であるから、ドンピシャのネーミングである。讃岐うどんチェーンをオープンしたのは平成20年であるから、ついこの間である。
その他讃岐うどんのチェーンは、金比羅製麺(株式会社太鼓亭)、香の川製麺(株式会社フレンドリー)、讃岐製麺(株式会社ライフフーズ)、製麺大学(株式会社サガミチェーン)、穂の川製麺(株式会社ジー・ネットワークス)、讃岐製麺(株式会社ライフフーズ)とあるそうだが、調べてみると本拠地は大阪や愛知で讃岐発ではない。
やっぱり、讃岐うどんのブームに乗っかっているわけだ。
本場讃岐でははなまる以外にチェーン化して全国展開しているのは知らないが、たぶん香川のソウルフードはそう簡単にチェーン化できない、というかそのソウルを受け継いだ人間じゃないとそう簡単に本物を作れないと考えているのかもしれない。
まあ、カレーがそうであるようにインドから出発していろんな国へ伝搬して行ってるので、讃岐発でない讃岐うどんがあってもそれをあながち否定することはできない。
そして、讃岐うどんはカレーと同じように全国に伝搬するに連れて少しづつ変わっていくのだろうと思う。
丸亀はロシアに進出したそうなので、そのうち現地でロシア風讃岐うどんが生まれるに違いない。
で、丸亀と四代目横井製麺所のお味であるが、まずいわけではないが出汁とか本場讃岐と微妙にちがう。四代目横井製麺所は出汁よりも醤油ぽいのが勝っている。
本場はカツオの風味がすごく効いていて滋味に富んで奥深い味がした。
本場讃岐うどんは生醤油で食べれたのも驚きであったが、丸亀や四代目横井製麺所では生醤油で食べる気がしない。
居酒屋の亭主サトちゃんが讃岐うどんツアーに行ったことがあるそうだが、本場の方がはるかにうまいと言っていた。
自分も高松に出張のおりに食しただけだが、美味かったことを記憶している。
まあ、丸亀も四代目横井も関西式、愛知式讃岐うどんと割り切るべしなのだ。
自分の居住地の近隣ではこの2件である。
はなまるもあるが、あれはれっきとした讃岐発のチェーンである。創業者がその昔豊田商事という社会的に物議をかもした会社の幹部だったところから上場がらみのスッタモンダで経営から退き、今は吉野家グループになっている。
さて、丸亀製麺は神戸を本拠とする株式会社トリドールの経営する讃岐うどんのチェーン店である。
トリドールのトリから想像できるように元々は焼鳥居酒屋が出発点であり平成12年から讃岐うどんに進出している。
四代目横井製麺所は、いかにも本場讃岐に在りそうであるが、どっこい元々は三重の桑名で『歌行燈』という創業明治10年のうどんそば日本料理の老舗とある。
確かに麺類であるし規模が大きくなって「麺料理・和食料理・食品の製造加工及販売」とあるので製麺工場くらいは持っているだろうから製麺所と名乗るのは別におかしくない。
そして、四代目とは現社長横井敬之氏がまさに四代目であるから、ドンピシャのネーミングである。讃岐うどんチェーンをオープンしたのは平成20年であるから、ついこの間である。
その他讃岐うどんのチェーンは、金比羅製麺(株式会社太鼓亭)、香の川製麺(株式会社フレンドリー)、讃岐製麺(株式会社ライフフーズ)、製麺大学(株式会社サガミチェーン)、穂の川製麺(株式会社ジー・ネットワークス)、讃岐製麺(株式会社ライフフーズ)とあるそうだが、調べてみると本拠地は大阪や愛知で讃岐発ではない。
やっぱり、讃岐うどんのブームに乗っかっているわけだ。
本場讃岐でははなまる以外にチェーン化して全国展開しているのは知らないが、たぶん香川のソウルフードはそう簡単にチェーン化できない、というかそのソウルを受け継いだ人間じゃないとそう簡単に本物を作れないと考えているのかもしれない。
まあ、カレーがそうであるようにインドから出発していろんな国へ伝搬して行ってるので、讃岐発でない讃岐うどんがあってもそれをあながち否定することはできない。
そして、讃岐うどんはカレーと同じように全国に伝搬するに連れて少しづつ変わっていくのだろうと思う。
丸亀はロシアに進出したそうなので、そのうち現地でロシア風讃岐うどんが生まれるに違いない。
で、丸亀と四代目横井製麺所のお味であるが、まずいわけではないが出汁とか本場讃岐と微妙にちがう。四代目横井製麺所は出汁よりも醤油ぽいのが勝っている。
本場はカツオの風味がすごく効いていて滋味に富んで奥深い味がした。
本場讃岐うどんは生醤油で食べれたのも驚きであったが、丸亀や四代目横井製麺所では生醤油で食べる気がしない。
居酒屋の亭主サトちゃんが讃岐うどんツアーに行ったことがあるそうだが、本場の方がはるかにうまいと言っていた。
自分も高松に出張のおりに食しただけだが、美味かったことを記憶している。
まあ、丸亀も四代目横井も関西式、愛知式讃岐うどんと割り切るべしなのだ。
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