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2012年06月13日
LTEとWiMAX
高速モバイル通信の利用者が伸びているようだ。
特にスマフォの利用者が増えていると思う。

せっかくスマフォを購入したのに、回線の混雑により繋がりにくい、表示が遅いとか不満が多い。

スマフォは、従来の携帯電話に比べて何倍ものデータ量通信を行う。
このため、3Gの回線は簡単に使いきってしまう。

そこで、より高速な通信回線が求められている。

携帯電話と言いながら、実は音声通信よりデーター通信のほうが多いのだ。


現状でサービスされている高速モバイル通信の方式は、大別すると
・DC-HSDPA,HSDPA イーモバイル、ソフトバンクモバイル
・WiMAX       UQコミュニケーションズ
・LTE        Docomo、イーモバイル、AU(予定)、ソフトバンクモバイル
・AXGP       ソフトバンクモバイル

このうち、DC-HSDPA,HSDPAは現在の携帯電話の通信方式であるW-CDMAをベースにした通信方式であり、いわば次世代高速モバイル通信が普及するまでのツナギに過ぎない。
WiMAXもWiMAX2と次世代通信方式の展開を控えている。

現状高速モバイル通信として最も普及しているのがWiMAXとDC-HSDPAで、回線速度はほぼ同じ速度である。

現状の携帯電話の通信方式であるW-CDMAはDocomoが開発し、国内ではDocomo、イーモバイル、ソフトバンクが採用している。

AUはCDMAである。

W-CDMAは国際的に普及することを狙ったが、特許料が高いのなんのということで、欧米ではそれほど普及しておらず、いまだにGSMが使われている。

世界的にもスマフォの普及が今後の主流なので、世界の携帯電話は次世代の通信方式に切り替える時期になっている。

そこで、少なくとも中国を除く国際的には、本命はLTEである。
理由は、次世代携帯電話の通信方式として欧米が参加して推進しているからである。

AXGPは中国が採用している次世代携帯電話の通信方式である。中国は自国の人口が多いので数にモノを言わせて自国の市場は自分たちの方式を使うであろう。

そして、アフリカとか途上国に資源獲得で海外援助や進出しているので、援助を受けている国にも中国の方式を普及させるに違いない。

WiMAXはもともと無線通信の方式として発展してきたものである。
つまり、データ通信が本命である。ただし、この方式の携帯電話もある。

一方、携帯電話でもデータ通信が多くなっているので、どちらも目指すところは同じであるが、LTEは世界の携帯電話の方式になり、WimAXは多分ならない。


LTEは圧倒的にユーザーが多い携帯で使われるため、電波資源の平等な割り当てからヘビーユーザーには帯域制限を行う。これが、AXGPもそのようである。

WiMAXはデータ通信を本命としているので、帯域制限はしないと思う。してしまったら、LTEに対する差別化ができない。


ということで、スマフォの利用が主体ならLTEを、スマフォ以外にタブレットやPCのデータ通信に使うならWiMAXというところであろうか。

自宅で固定回線の代わりに使えるのは、帯域制限をしないWiMAXである。
LTEは帯域制限するので固定回線が割りには使えない。もちろん、ライトユーザーなら使えるが。

料金の安いのはWiMAXである。

AXGPはたぶんどれほど普及しないと思う。


自分の利用の仕方で選ぶと良い。








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