2018年09月13日
旅の醍醐味ー沖縄編
世界数カ国旅してきた自分にとって、ものすごく記憶に残る場所がある。
空気、匂い、人、音、心境。
視覚的なものだけじゃなくいろんなものがリンクしたとき猛烈に記憶に残る。
個人的な話しだが、中でも国内だが沖縄での旅は忘れられない、忘れたくない思い出がある。
自分は野宿するため海岸沿いの公園やビーチで寝ていた。
「変な奴がビーチで寝ている」と近所で少し有名になった。
仲良くなった現地の人たちが
「今日はここにいたのか」と僕を探して遊びにきてくれていた。
中でも1番仲良くなったkさんとはほぼ毎夜飲みはしゃいだ。
僕が本島をはなれ離島を目指して動き出したときも、今まで沖縄に住んでて一度も離島に行ったことがないkさんも
ついて行く!っと一緒についてきたりもした。
kさんとは久米島で別れたけど(仕事のため)
僕が与那国や波照間をみてまわって二ヶ月後、また本島で再開した。
最後に僕が沖縄を離れるそのときまでいろんな話しをし、たくさんの時間を過ごした。
別れ際、僕が沖縄を離れるときに
「日本、世界を見て回ったら沖縄に帰ってきてまた一緒に飲みに行こう」と
何度も言っていたのを今でも思い出す。
シーサーと僕の名前が彫られたジッポライターをくれた。
そのあとしばらく日本を周り海外へでて、五年後に帰国。
何度も沖縄やkさんたちの事を思い出した。
そしてそのときから丁度10年後。
去年の話だが、
サラリーマンになった僕は少しお金と時間ができたので約束を果たすため沖縄に向かうことに決めた。
急に行って驚かせてやろうとワクワクしながら飛行機に乗った。
久々の沖縄は10年前と比べると建物が増えたりしてたけど、目的地までの道ははっきり覚えていた。
彼はこの世を去っていた。
僕が帰国して少し後だったようだ。
今まで何度も沖縄へ行きかけた。
何度も思い出していたし、
旅中も、帰国してからも、
いろんな人に「沖縄には友達がいる」と自慢していたのに。
再開はできなかった。約束もはたせなかった。
長期休暇をとっていた僕は弔う様に彼と行った場所を飲み歩いた。
会うべきときは会いたい時。
彼からの学びを心にきざんだ。
沖縄は海は綺麗だし、人は明るくて優しいし、ぼくには掛け替えのない思い入れがある。
行きたいと思ったらそれがタイミング。
旅にはドラマがある。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/8091566
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック